2020年F1プレシーズンテスト2日目、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)を搭載するレッドブルからはアレクサンダー・アルボン、アルファタウリからはピエール・ガスリーが起用され、この日の走行を担当した。
2月20日、ドライコンディションの下、10チーム13人のドライバーが走行した。レッドブルのアルボンはRB16を初めてドライブ、134周を走行し、1分17秒912(C2タイヤ)で全体の4番手となった。
【第1回F1バルセロナテスト2日目・タイム結果】ライコネンが最速。ホンダ勢はハード寄りのC2タイヤで4&5番手
ガスリーはシェイクダウンでAT01の感触はすでにつかんでいたものの、本格的に走行するのはこの日が初めてだった。路面温度が低かった序盤に9コーナーでスピンを喫する場面もあったが、マシンへのダメージはなく、走行を続行。ドライバー別周回数では2番目に多い147周を走りこみ、1分18秒121(C2タイヤ)の自己ベストタイムで5番手となった。
ホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治氏によると、ファクトリーで行っているベンチテストでパワーユニットに関する懸念点が生じたことから、念のためアルボン車のパワーユニットを交換したという。確認したところ、特に問題はなかったため、降ろしたパワーユニットは今後も使用するということだ。
「バルセロナテスト2日目となる今日も、昨日同様に基本的な機能確認のプログラムを進めるとともに、昨晩の走行データを解析した結果をフィードバックしてパワーユニットのセッティングの最適化を進めました」と田辺テクニカルディレクター。
「なお、ランチタイム前にSakuraのベンチテストにてPUに関する懸念点が発生したことから、万全を期す目的でアルボン選手のPUをマシンから切り離し、別のPUに乗せ換えました。確認の結果、特に問題は見られなかったため、今日の午前に使用したPUは明日のセッションから使用を再開します。この作業によりいくらかの走行時間を失ったものの、最終的にはアルボン選手が134周、ガスリー選手が147周を走行し、今日も多くのデータを得られた一日になりました」
第1回テストの最終日は、レッドブル、アルファタウリともにレースドライバーふたりを起用して作業に当たる。
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