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レクサスUXが、ボディ剛性強化や静粛性向上など大幅改良を受けて発売。特別仕様車2モデルも設定

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レクサスUXが、ボディ剛性強化や静粛性向上など大幅改良を受けて発売。特別仕様車2モデルも設定

2022年7月7日、レクサスはコンパクトSUV「UX」のマイナーチェンジモデルを発表、日本仕様を発売した。同時にふたつの特別仕様車「Fスポーツ エモーショナルエクスプローラー」および「グレースフルエクスプローラー」の設定も行われた。

さらに磨きがかけられた走行性能
2018年にレクサスの都会派コンパクトSUVとしてブランニューデビューしたレクサスUX。去る2022年5月13日にマイナーチェンジモデルが世界公開されたが、いよいよ日本での販売が開始された。

新型RX開発者が語った「素性の良さを鍛える」の言葉の意味、そしてチームワークで引き上げたレクサスの魅力とは

新たに生まれ変わったレクサスUXのポイントは、「上質ですっきりと奥深い走り味の深化」と「予防安全技術の機能拡充」、そして「最新のマルチメディアシステム採用の先進装備」だ。

「上質ですっきりと奥深い走り味の深化」には、人間でいうところの体幹の強化が重要となる。具体的にはサイドドアとバックドアの開口部周辺にスポット溶接打点を20点追加して、ボディ剛性の向上が図られている。そのうえでEPSやショックアブソーバーなどを調整しつつ、愛知県豊田市にある「下山テストコース」で走りを鍛えぬいたという。

「上質さ」と言う意味で静粛性の向上も図られた。その手段が、タイヤのトレッドパターン改良で、新開発の18インチランフラットタイヤを装着される。なおバージョンLでは乗り心地と静粛性の両立を図るため、ランフラットではなくノーマルタイヤへと変更されている。

走り味を楽しめるFスポーツには、パフォーマンスダンパーとAVS(アダプティブ バリアブル サスペンションシステム)が標準で設定される。パフォーマンスダンパーはハンドリング特性をよりシャープなものとし、AVSは応答性の良い減衰力切り替えによりウネリやオウトツの複合した路面でもフラットで快適な乗り心地を提供するという。この他にも、ステアリングギアにブレースを追加することで操縦応答性を向上させている。

先進安全技術は緊急操舵アシストなどの機能が充実
予防安全技術の機能拡充においては、「レクサス セーフティシステム+(Lexus Safety System+)」の機能拡充があげられる。

まずは、単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により「プリクラッシュセーフティ」の対応領域の拡大、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能になった。また交差点右折時の対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者の検知、ドライバーの操舵をきっかけにした緊急操舵支援などの機能が使えるようになった。

同一車線内中央を走行できるよう操舵支援する高度運転支援機能「レーントレーシング(LAT)」の車線認識技術にAIを活用、支援範囲の拡大も行われている。

高速道路をはじめとする自動車専用道路で、前走車と一定距離をとって加減速制御する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」には、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を追加。

「ドライバー異常時対応システム」の追加も行われた。これは、LTA制御中にドライバーの無操作状態や警告への無反応などの条件下で、ハザードやホーンにより車外へ異常を知らせつつ自車線内で減速停車することで、事故の低減・回避を支援するものだ。停車後は、ドア解錠やヘルプネット自動接続による救命要請も行い、早期のドライバー救命・救護に寄与する。

デジタルキーも使用できる。専用のスマートフォンアプリをインストールすることで、ドアの解錠/施錠やエンジンスタートなどが可能となる。また、スマートフォン間でのデジタルキーの受け渡しも可能だ。

直感的に使える最新インターフェイスを採用
ポイント3つめの「最新のマルチメディアシステム採用の先進装備」は、コックピットの使い勝手の向上がメインだ。

大型化/高解像度化した12.3インチタッチディスプレイが全車に標準設定されるとともに、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムが搭載される。加えてG-Linkの機能も大幅に拡充されている。ディスプレイのタッチスクリーン化にともない、インパネ・コンソール周辺の形状やスイッチレイアウトの最適化も行われ、充電用USB(タイプC)がコンソール前方にふたつ新設された。

ボディカラーの新色としては、強い陰影により造形を際立たせるソニックイリジウムを設定するとともに、2021年8月発売の特別仕様車「Fスポーツ スタイルブルー」に専用設定されたソニッククロムが全車設定となった。

レクサス UX ラインナップ
■2L直4エンジン仕様モデル
 UX200(FF):400万3000円
 UX200“バージョンC”(FF):424万7000円
 UX200“Fスポーツ”(FF):468万5000円
 UX200“バージョンL”(FF):483万6000円
■2L直4+モーターのハイブリッド仕様モデル
 UX250h(FF):435万9000円
 UX250h(4WD):462万4000円
 UX250h“バージョンC”(FF):460万3000円
 UX250h“バージョンC”(4WD):486万8000円
 UX250h“Fスポーツ”(FF):504万1000円
 UX250h“Fスポーツ”(4WD):530万6000円
 UX250h“バージョンL”(FF):519万2000円
 UX250h“バージョンL”(4WD):545万7000円

個性相反する2タイプの特別仕様車
レクサス UXのマイナーチェンジにともない、ふたつの特別仕様車「Fスポーツ エモーショナルエクスプローラー」と「グレースエクススプローラー」の設定も行われた。

Fスポーツ エモーショナルエクスプローラーは、UX250h/UX200“Fスポーツ”をベースに、走りのイメージを際立たせた精悍なスタイルが特長のモデルとなる。

エクステリアにブラックルーフを組み合わせたツートンカラーと、切削光輝+ブラック塗装のアルミホイールやブラック塗装のドアミラーでアグレッシブさを演出。インテリアも、ブラック基調のスポーティなムード漂うものとなっている。

一方のグレースエクススプローラーは、UX250h/UX200“バージョンC”をベースに、エレガントと洗練さを強調するモデルに仕上げられている。

エクステリアは、スピンドルグリルをはじめヘッドランプ、アルミホイールにシルバーのアクセントが施されるほか、ボディカラー同色のフェンダーアーチモールも設定される。インテリアは、専用色のモーヴがエレガントな上品なムードを漂わせている。

■“Fスポーツ エモーショナルエクスプローラー”特別装備
特別仕様車専用ツートーンボディカラー
225/50RF18ランフラットタイヤ&アルミホイール(特別仕様車専用切削光輝+ブラック塗装+ブラックナット)
フェンダーアーチモール(カラード)ボディカラー同色
ドアミラー(特別仕様車専用ブラック塗装)
ルーフレール(特別仕様車専用ブラック塗装)*メーカーオプション
特別仕様車専用L texスポーツシート(運転席・助手席ベンチレーション機能&ヒーター付)
シート(特別仕様車専用ブラック&フレアレッドアクセント・フレアレッドステッチ)
ステアリング(特別仕様車専用フレアレッドアクセント・フレアレッドステッチ)
シートベルト(特別仕様車専用フレアレッド)
パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)
ブラインドスポットモニター<BSM>
パーキングサポートブレーキ(前後方静止物+後方接近車両)<PKSB>

レクサス UX特別仕様車“Fスポーツ エモーショナルエクスプローラー”ラインナップ
UX200“Fスポーツ エモーショナルエクスプローラー”(FF):491万2000円
UX250h“Fスポーツ エモーショナルエクスプローラー”(FF):526万8000円
UX250h“Fスポーツ エモーショナルエクスプローラー”(4WD):553万3000円

■特別仕様車“グレースエクススプローラー”特別装備
スピンドルグリル(特別仕様車専用シルバー塗装)
LEDヘッドランプ(特別仕様車専用アルミ蒸着<エクステンション・サイドマーカー>
225/50RF18ランフラットタイヤ&アルミホイール(特別仕様車専用プレミアムメタリック塗装)
特別仕様車専用L texスポーツシート(運転席・助手席ベンチレーション機能&ヒーター付)
シート(特別仕様車専用モーヴ&ブラックアクセント・モーヴステッチ)
アームレスト・ドアトリム(特別仕様車専用モーヴ)
インストルメントパネル(特別仕様車専用モーヴステッチ)
パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)
ブラインドスポットモニター<BSM>
パーキングサポートブレーキ(前後方静止物+後方接近車両)<PKSB>
ハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付)

レクサス UX特別仕様車“グレースエクススプローラー”ラインナップ
UX200“グレースエクススプローラー”(FF):453万2000円
UX250h“グレースエクススプローラー”(FF):488万8000円
UX250h“グレースエクススプローラー”(4WD):515万3000円

[ アルバム : レクサスUXマイナーチェンジ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

6件
  • これってC-HRベースだから、車体は現行プリウスと同じ世代ってことだよね。
    もうプリウスはモデルチェンジが迫ってるけど、UXは変更せずに使い続けるのか。

    トヨタって、トヨタブランド車から新しい車体技術を導入してくから、どうしてもトヨタ車の豪華版感が拭えない。
    レクサスを先にモデルチェンジするサイクルにした方が、実態は同じでも、ユーザー印象は良いんじゃないのかな。

    それとも、トヨタ車で諸々実績積まないとレクサスに採用したくないとかなのかな。
  • すでに受注中止ですよ。
    ちゃんと調べて下さい
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