2021年のMotoGPは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けつつも全19レースを開催予定。4月序盤の時点では、アジア・オセアニア地域でのレースも予定されている。
当初の予定なら2021年には、そのアジア・オセアニア戦にインドネシアGPが加わることになっていた。ロンボク島マンダリカ地区に特設されるストリートサーキットを舞台にレースを開催することで合意に達していたのだ。しかし新型コロナウイルスの拡大もあり、初開催は2022年3月へと後ろ倒しされることになった。
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このストリートサーキットでのレースは、2021年シーズンの暫定カレンダー発表時点では、リザーブサーキットとしてリストに含まれていた。しかし正式に開催カレンダー入りすることはなかった。
このストリートサーキットは現在完成に向けて作業が進められているが、走行が可能な状態が整えば、2021年末に事前テストが実施されることになりそうだ。
なおスーパーバイク世界選手権は、今年11月14日に同サーキットでのレースを行なう予定で、それに先駆けてFIM(国際モーターサイクリズム連盟)セーフティオフィサーのフランコ・ウンチーニやレースディレクションを代表するロリス・カピロッシらがコースを視察する予定だ。
「我々はMotoGPイベントを2022年3月に開催することを全面的に支持している」
インドネシア国営企業省のエリック・トヒル大臣はそう語っている。
「これはインドネシア政府が加速させているワクチン接種プログラムに沿ったものだ」
「我々は国内、そして国外からの観客、その両方の安全を保証したいと考えている」
またサーキット予定地を視察したMotoGPのプロモーターであるドルナ・スポーツCEOのカルメロ・エスペレータは次のようにコメントしている。
「ロンボクへの訪問は非常に良いものとなった。我々はマンダリカ・インターナショナル・ストリートサーキットが将来の開催地として最も重要なモノのひとつとなることを確認することができた」
「インドネシアのファンの大勢が参加してくれるだろうことも理解している。グランプリはシーズンを通じて最も象徴的なものとなるだろう」
「インドネシアはドルナにとってのみならず、このチャンピオンシップ全てのステークホルダーにとって鍵となる市場なのだ」
なおMotoGPがインドネシアで最後に開催されたのは1997年で、その際はセントゥール・インターナショナル・サーキットが舞台だった。そして同年の最高峰クラスでは、岡田忠之が優勝を果たしている。
ちなみに現役のライダーでは、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)が唯一インドネシアGP参加経験を持つライダーであり、1996年に125ccクラスで優勝を飾っている。
その他MotoGPが新規開催を予定している舞台としては、フィンランドのキュミリングが挙げられる。また今年に入りハンガリーが10年契約で開催合意に至っており、2023年から新設のサーキットでレースを開催する予定だ。
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