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ポルシェ911 GT3を6速MTで、しかもオープンで楽しめる新モデル「911 GT3 S/C」が登場!【新車ニュース】

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ポルシェ911 GT3を6速MTで、しかもオープンで楽しめる新モデル「911 GT3 S/C」が登場!【新車ニュース】

車速50km/h未満なら走行中でも約12秒でオープンに

911 GT3に初のオープンモデル「911 GT3 S/C」が登場した。911 GT3として、初めてフルオートマチックコンバーチブルルーフが装備されたモデルだ。
911 GT3 S/Cは、最高回転数が9000rpmにおよぶ高回転型水平対向エンジン独特の自然吸気サウンドを、オープンエアで楽しめる。これまで限定車として発売された「911スピードスター」や「911 S/T」と同様に、ドライバーズカーとしてのさまざまな資質を兼ね備えている。ただし、911 GT3 S/Cは限定車ではなく、通常のラインナップモデルとして販売される。
祖先にあたる911スピードスターとは異なり、ダブルバブル型のリヤカバーを備えていないため、マニュアルソフトトップの代わりに現行911モデルシリーズに用いられているフルオートマチック軽量ルーフを採用。革新的なマグネシウムリブの使用により、ファブリックルーフを閉めた状態でもクーペのようなルーフラインを実現する。
ファブリックルーフはフロントウインドウフレームからルーフ収納コンパートメントリッドまでエレガントな弧を描く。ファブリックの下には構造部材は見えず、911の特徴的なフライラインの流れるようなデザインを妨げる部分もない。これにより空力性能も向上する。特に軽量な油圧式ルーフアクチュエーターによって、車速50km/h未満なら走行中でも約12秒でソフトトップを開閉できる。
2本のフラットリブに加えてフロントルーフフレームとリヤウインドウフレームもマグネシウム製。一体型の電動式ウインドディフレクターにより、高速走行時や気温が低い場合でも爽快なオープンエアのドライビングが楽しめる。ウインドディフレクターはセンターコンソールのボタンを押すとわずか2秒で開き、120km/hまでの速度で開閉可能だ。
ブラックルーフに合わせてフロントウインドウフレームはブラックフィルムで仕上げられており、911 GT3 S/C独特のルックスを実現。サイドパネルの飛び石防止フィルムもマットブラック仕上げだ。
マトリックスLEDヘッドライトはフロント照明のすべての機能を統合しているため、従来フロントバンパーに搭載されていた補助ライトユニットは不要となった。これによりエアインテークの面積が大幅に拡大し、見た目もよりすっきりとなった。
コンバーチブルルーフを備えた911としては、初めて911 S/Tとツーリングパッケージ付911 GT3に見られるようなガーニーフラップが、リトラクタブルリヤスポイラーに装備されたのも特色。フロントスポイラーリップとリヤディフューザーは現行911 GT3から引き継がれている。
「911スピードスターと718スパイダーRSにおいて、高回転自然吸気エンジン、特にダイナミックなシャシーセットアップと徹底した軽量設計がオープンルーフの真のドライバーズカーを生み出すためにいかに優れているかをすでに学びました」と、GTカー部門責任者のアンドレアス・プロイニンガー氏は述べる。
「911 GT3 S/Cは初めてオープントップの911にダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションを採用しています。特にグリップ力の高いスポーツタイヤと軽量ボディとの組み合わせにより、この車はこれまでのオープンカーではほとんど考えられなかったようなワインディングロードでのドライビングプレジャーを提供します」と続ける。

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コンバーチブルながら車重は1497kgに抑えた

911および718モデルシリーズの責任者であるフランク・モーザー氏によると、新型911 GT3 S/Cは特にドライビングプレジャーを重視したスポーツカーを求めるユーザーの要望に応えるモデルだという。氏はこのように付け加える。
「911 GT3のエモーショナルなパワートレインは、ルーフを開いて曲がりくねったワインディングを走るとき、さらにその真価を発揮します。これは特にフルオートマチックのソフトトップを備えながらも911 GT3 S/Cの重量を、991世代の911スピードスターをわずか30kg上回る1497kg(欧州仕様)に抑えたことによります」
特に軽量で高品質な素材の組み合わせにより、911 GT3 S/CはポルシェGTモデル特有の俊敏性を発揮。911 S/Tから受け継がれた軽量ボディコンポーネントはひと目でそれとわかる。
ボンネット、フェンダー、ドアはカーボンファイバー製だ。カーボンファイバー製のスタビライザーとシアプレートも固定ヘッドの911 S/Tから受け継がれている。
ブレーキとホイールもS/Tの軽量化の原則に従っており、鋳鉄製ブレーキより20kg以上軽いPCCB(ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ)システムを標準装備している。911 S/Tにも採用されたフロント20インチ、リヤ21インチのセンターロックホイールは軽量マグネシウム製で、これにより約9kgのバネ下重量が削減される。マグネシウムは911 GT3 S/Cのフルオートマチックカブリオレルーフにも用いられている。軽量でコンパクトな40Ahのリチウムイオンバッテリーは、従来のバッテリーに比べて約4kgの軽量化を実現した。


インテリアには、911 S/Tから受け継がれたデザイン装備として、軽量カーペットとカーボンファイバー製プルハンドルを備えた軽量ドアパネルが採用されている。キャビンは2シーター仕様で、4ウェイ調整機能付スポーツシートプラスを標準装備。オプションで可倒式バックレストとカーボンファイバー製シートシェルを備えた軽量スポーツバケットシートが選べる。可倒式バケットシートには胸部エアバッグが内蔵されており、電動の高さ調整機能と手動の前後調整機能が備わる。3段階調整式のシートヒーターもオプション設定された。
インテリアトリムは、サンバイザーとAピラートリムを含めたブラックレザートリムが標準装備され、リヤバルクヘッドトリムの中央にはGT3 S/Cロゴを刺繍。シートセンターパネルはパンチングレザー仕上げで、911 S/Tと同様にステアリングホイールもパンチングレザーで覆われている。


0-100km/h加速は3.9秒、最高速は313km/h

911 GT3 S/Cは現行の911 GT3と同様に、ボタンではなくステアリングホイールの運転席ドア側にあるロータリーイグニッションスイッチで始動する。
デジタルメーターパネルは分かりやすい表示と操作コンセプトでドライバーをサポート。「トラックスクリーン」表示モードは、レブカウンターの左右にあるデジタル表示を、タイヤ、オイル、冷却水、燃料に関する必要なデータのみに絞り込める。
レブカウンターの左右にあるシフトランプはシフトチェンジの最適なタイミングを示す。必要に応じて、ディスプレイを回転させてレブリミットの9000rpmを12時の位置に表示することも可能だ。
911 S/Tの軽量設計と911 GT3と同じ4.0リッター水平対向6気筒自然吸気エンジンを採用しており、最高出力375kW(510ps)、最大トルク450Nm(45.9kgf-m)を発生。ドライバーズカーとしての位置づけに基づき、このスペシャルモデルにはショートレシオの軽量6速MTのみが組み合わされる。
この水平対向6気筒エンジンは最新の排ガス規制に適合するよう設計されており、2つのパティキュレートフィルターと4つの触媒コンバーターを装備。この極めて効率的な排ガス浄化システムを搭載しながらも、ポルシェはルーフを開けたときにエモーショナルで魅力的なサウンドを提供する。
シリンダーヘッドは先代の911 GT3と比較して改良されており、911 GT3 RSから引き継がれたよりアグレッシブなカムシャフトは高回転域でさらにレスポンスの良いパワーデリバリーを実現。パワートレインには、流量を最適化した個別のスロットルボディと、さらに最適化されたオイルクーラーも装備されている。
6速GTマニュアルトランスミッションは911 S/Tや911 GT3に匹敵するスポーティなショートファイナルドライブレシオを採用。0-100km/h加速タイムは3.9秒で、最高速度は313km/hに達する。
911 GT3 S/Cのシャシー構成は、ツーリングパッケージ仕様の911 GT3と同じ。すべての911 GT3モデルと同様に、タイヤサイズはフロント255/35 ZR 20、リヤ315/30 ZR 21が標準装備された。


「ストリートスタイルパッケージ」をオプション設定

パーソナライゼーションプログラム「ポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチャー」では、911 GT3 S/Cにオプションとしてストリートスタイルパッケージを提供している。
フロントフェンダーの目を引くデコレーティブグラフィックと車両側面の“PORSCHE”ロゴはパイロレッドで、ホイールはエクステリアのアクセントカラーと調和するスレートグレーネオで塗装されている。ヴィクトリーゴールドで仕上げられたブレーキキャリパーにはブラックの“PORSCHE”ロゴがあしらわれており、ホイールリムにはパイロレッドのアクセントストリップが塗装。フロントでは、ティンテッドHDマトリックスヘッドライトとボディカラーのエアブレードが印象的なアクセントになっている。
インテリアでは、ポルシェクレストの刺繍が施されたアダプティブスポーツシートプラスが目をひく。シートセンターパネルはスレートグレー、ガーズレッド、マグネシウムグレー、カラハリの4色の編み込みレザーで、この手の込んだ素材はグローブボックスにも用いられる。
さらに、インテリアのほぼ全体がスレートグレーとガーズレッドの2トーンカラーレザーで覆われている。コントラストの効いたデコレーティブステッチ、ドアハンドルループ、シートハンドル、シートベルトはすべてガーズレッド仕上げだ。ステアリングコラムトリム、シートコンソール、インナーシルトリム、ヒューズボックスカバーはスラットを含むエア吹き出し口とともにレザー仕上げで、フロアマットにもレザーの縁取りが施されている。サンバイザー、ルームミラーコンソール、フロントウインドウフレーム、コンバーチブルルーフヘッドライナーはスレートグレーのパンチング加工Race-Texとなる。
視覚的にも触覚的にも特別な魅力を放つのは、オープンポアラミネートウッドのギヤノブと、パイロレッドで彩られたシフトパターンを備えたダークカラーのシフトレバー。シフトレバー下の「GT3 S/C」ロゴ、ダッシュパネルのアクセントストリップ、助手席側の「911」ロゴもパイロレッド仕上げだ。
さらに、ポルシェデザインはストリートスタイルパッケージを補完するアクセサリーも提供。911 GT3 S/Cのアクセサリーとして車両後部に追加の収納スペースを提供する軽量収納ボックスを用意。重量はわずか10kg、容量は80Lで、外側はレザーで仕上げられており、上部の2つのロック可能なリッドには布製のループハンドルが備わっている。ボディ構造に固定されたピンに取り付けるため、非常に簡単かつ迅速に取り付けられる。
トリムストリップ、デコレーティブステッチ、ファブリックループハンドルの色は選択したインテリア構成に合わせて個別にカスタマイズ可能だ。ストリートスタイルパッケージに合わせた収納ボックスも用意されている。
SPECIFICATIONS
ポルシェ911 GT3 S/C|Porsche 911 GT3 S/C
ボディサイズ:全長4570×全幅1852×全高1279mm
ホイールベース:2457mm
乗車定員:2人
車両重量:1497kg
総排気量:3996cc
エンジン:水平対向6気筒
最高出力:375kW(510ps)
最大トルク:450Nm(45.9kgf-m)
トランスミッション:6速MT
駆動方式:RR
0-100km/h加速:3.9秒
最高速度:313km/h
WLTPモード燃費:7.3km/L(暫定値)
税込車両価格:3843万円
※諸元は一部欧州仕様を含む

文:くるくら
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