■上級モデル並みの運転支援システムと新開発の対話システム「MBUX」を搭載
メルセデス・ベンツは2018年10月18日に新型「Aクラス」の受注を開始、12月以降に納車を予定していると発表しました。
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この新型モデルは、Aクラス、Bクラス、CLA、CLAシューティングブレーク、GLAの5モデルで構成される新世代のメルセデス・ベンツを牽引する戦略車種を代表するラインナップとして、新たに生まれ変わりました。
新型「Aクラス」最大の特徴といえるのが、メルセデス・ベンツとしては初となる対話型インフォテインメント・システム「メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス(以下:MBUX)」(情報を得ることそのものが楽しみとなるようなサービス)の搭載です。このシステムは、自然言語認識機能の搭載により、 事実上ほとんどの命令に従うものとなっています。
これまでの音声認識システムでは、人間が機械に合わせ言葉を選ぶことがほとんどでしたが、「MBUX」では室内の温度を下げる場合に「温度 24 度」という明確な命令ではなく、「暑い」とだけば言えば理解します。
人工知能を利用した「MBUX」は、クラウド上のソフトウェアモデルによって新しい流行語を覚え、時代による言葉の用法の変化を学習。対話時には、これまでのように定型文言ではなく、受け答えがさまざまに変化するようです。
安全運転支援システム面でも前モデルから大きく向上が図られた新型「Aクラス」では、現行の「Sクラス」や「Eクラス」にも採用される最新の技術を搭載。
高速道路などの走行時に先行車を認識して、速度に応じて車間距離を調節する「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック (自動再発進機能付)」や、ドライバーがウインカーを点滅させると3秒後に車両周囲を監視しているセンサーが他の車両などとの衝突の危険が無いことを確認し、自動で車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」など、前モデルにはない機能を含む11種類のシステムが採用されています。
エクステリア面においても、2015年のモデルチェンジでより精鋭になった「Aクラス」からさらに改良が重ねられており、ヘッドライト回りのデザインや、前後のホイールスポイラーの採用で空力性能とスポーティさを向上。サイドビューは、先代モデルよりホイールベースを伸長することで全長を長く見せています。
インテリアでは、室内空間も広がり後席への乗降性を高めています。また、先代より29L大きい370Lのラゲッジルームも実現し、家族での外出時における利便性も向上。全方位視認性も大きく改善されているため、安全性や解放感が高まりました。
パワートレインは、革新的技術を採用した1.4リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。前モデルよりもダウンサイジングされているものの、出力を14PS向上。強化されたシャシーと相まって静寂性が大きく向上しています。
ワイヤレス充電器など、室内の装備もさらに充実された新型「Aクラス」は、価格(消費税込み)322万円から362万円で、「A180/A180スタイル」のほか、限定車「A180エディション1」も同時発売されます。
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