トリスタン・ボーティエは、今週末のモチュール・プチ・ル・マンへの招集の一環として、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権におけるアキュラのGTPマニュファクチャラーズタイトル獲得を支援することが自身の優先事項であると述べている。
このフランス人ドライバーは、この北米シリーズにフル参戦しているニック・イエローリーとレンガー・バン・デル・ザンデのデュオに加わり、93号車アキュラARX-06のサードドライバーとして、今シーズン3度目のウェザーテック選手権出場を果たす予定だ。
人気の“恐竜”と“ドラゴン”がスケルトンに。AOレーシング、プチ・ル・マンで特別リバリーを採用
ボーティエは、当初アレックス・パロウが務めると予想されていたシートを引き継いでいる。このスペイン人ドライバーは今週、マクラーレンとの契約紛争をめぐり、イギリス高等裁判所に出廷している。
一方、ミシュラン・エンデュランス・カップの前回大会であるインディアナポリスでのシーズン第10戦で93号車アキュラをドライブ太田格之進も、全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦&第10戦富士と日程が重複したためロード・アトランタにその姿はない。
ボーティエはSportscar365に対し、バン・デル・ザンデと姉妹車60号車アキュラARX-06をドライブするトム・ブロンクビストとの「既存の関係」が、彼がこのシートを獲得するうえで一役買ったと語った。
「ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのスパラウンドを終えてアメリカに戻る途中で、レンガー(・バン・デル・ザンデ)とマイク・シャンクの両方からメッセージを受け取った。そこで、何か起こっていると気づいた」とボーティエは述べた。
「僕はこのチームと仕事をしたことはなく、このクルマを運転したこともないが、一部のチームメンバー、とくにドライバーたちとは既存の関係があった」
「レンガーと僕はメルセデスAMGでチームメイトだったんだ。2016年にはスパ24時間で一緒に2位入賞を果たした。トム(・ブロンクビスト)はELMSでのチームメイトであり、この組織の重要な一部であるため、それらがすべて今回の話の実現に役立ったのだと思う」
「僕をこのポジションに置いてくれた関係者全員に感謝しているよ。レースを本当に楽しみにしているんだ」
アキュラは、GTPマニュファクチャラーズタイトルをめぐって依然として重要な争いの渦中にあり、チャンピオンシップリーダーのポルシェとわずか7ポイント差のランキング2位でウェザーテック選手権の最終戦に臨む。
ボーティエは、ミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタでの10時間耐久レースに臨むにあたり、自身の責任を充分に認識していると指摘し、アキュラがタイトル獲得の可能性を最大限に高めるために、93号車を良好な状態に保つことが「自分の仕事になるだろう」と付け加えた。
「それが電話で言われたことのひとつだった」と彼は述べた。「マイク(・シャンク)は、『おい、我々はマニュファクチャラーズタイトルを目指しているんだ。多くのものが懸かっているぞ』と伝えてきた」
「基本的に僕の役割は、クルマをフィールドに残し続け、トラブルを避け、そして肝心な時にニックとレンガーが良いチャンスを得るのに充分なポジションにクルマがあることを確実にすることになる」
「そうだろう? なぜなら、これはIMSAだ。とにかくそこに留まらなければならない。特にこのトラックでは多くのことが起こるだろう。それだけにトラブルに巻き込まれやすい」
「すべてをクリーンに保つのは、言うは易く行うは難しだ。だから、それが僕の仕事になる。言うまでもなく僕はそれを楽しみにしているよ」
今週末までにARX-06でわずかなテスト経験があったことを明らかにしたボーティエは、過去に他の2台のLMDhカーを運転した経験を持つ。
彼は今年の初めにデイトナ24時間レースとセブリング12時間レースでプロトン・コンペティションのポルシェ963を運転した一方、昨年はチップ・ガナッシ・レーシングの公式リザーブドライバーを務め、その役割の一環としてキャデラックVシリーズ.Rをテストした。
「これらのクルマは、GTとプロトタイプの中間のような感じがするが、ARX-06についてはDPiカー(LMDhの先代にあたるプロトタイプカー)にもっとも近いフィーリングを持っているように思う」とボーティエは説明した。
「明らかに重量は重く、ダウンフォースは少なく、パワーが増加しているなど異なる部分はあるが、これはもっともプロトタイプらしい感触のクルマだと言える」
[オートスポーツweb 2025年10月11日]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ヘルムート・マルコがレッドブルを去る可能性。カタールGPでの一件が上層部の逆鱗に触れたか
レッドブルのヘルムート・マルコ博士、契約を早期終了し今季限りで退団の可能性も「話し合いを行なう。様々なことが、複雑に絡み合っているのだ」
2025年王者ランド・ノリス、来季カーナンバー「1」を使用へ「『オレたちはナンバー4だ!』って言うのは、あんまり格好良くないからね」
数々の偉業を達成したホンダ/HRCとレッドブルの提携が終了「ホンダの技術と人材が貢献できたことは大きな喜び」とHRC渡辺社長
ハジャーがレッドブルをドライブへ。日本人は岩佐歩夢&平川亮が参加/2025年F1タイヤ&若手ドライバーテスト参加者一覧
道の駅ブチギレ! 怒りの「電気ぜんぶ消す!」“異常事態”に反響殺到!「大迷惑です…」「もっと厳しくしろ!」の声も! “苦情”にまみれた「憩いの休憩所」一体何があった!? 岡山
スズキで一番売れている登録車は「ジムニー」でなく「ソリオ」。なぜ快進撃を続けるのか? 両車を深掘りして見えた“解”とは
ホンダ新型「NSX」!? “ミッドシップ”の新「“2ドア”スポーツカー」初公開! “リトラ”の旧車デザイン×カーボンファイバーの軽量ボディ採用のJASモータースポーツ「テンセイ」伊国に登場へ
ヘルムート・マルコがレッドブルを去る可能性。カタールGPでの一件が上層部の逆鱗に触れたか
座席が無い「真っ白の新幹線」来年デビュー!日本初の画期的な車両に 東北新幹線で運行
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?