F1ハンガリーFP1速報｜早々にペレスがクラッシュ。その後の雨で消化不良も、ラッセルがトップ

　F1第12戦ハンガリーGPのフリー走行1回目は、メルセデスのジョージ・ラッセルがトップタイムをマークした。

　開始早々にセルジオ・ペレス（レッドブル）がクラッシュしたことにより、赤旗が振られたこのセッション。走行再開を待つ間に雨が降り始めてしまった。

　すぐにスリックタイヤでの走行が難しいコンディションに。今回アップデートを持ち込んでいるチームも多い他、タイヤの持ち込みセット数を減らすATA（代替的なタイヤ配分）と呼ばれる取り組みが行なわれているだけに、全チームにとって望ましくない雨となってしまった。

　土曜日以降はドライコンディションとなる予報となっているだけに、精力的に走行するマシンはほとんどおらず、残り時間が17分を切るまで全車ノータイムという状態だった。

　それでもセッション終盤はコース上の台数も増えていき、タイムも徐々に向上。最終的にラッセルが1分38秒795でトップ。2番手にマクラーレンのオスカー・ピアストリが続き、アストンマーチンのランス・ストロールが3番手となった。

　レッドブルのマックス・フェルスタッペンやメルセデスのルイス・ハミルトンなどは、結局ウエットコンディションではほとんど走らずノータイムでセッションを終えた。

　アルファタウリの角田裕毅はセッション終盤にスピンを喫したか、フロントウイングを破損。12番手でセッションを終えた。このレースからベテランのダニエル・リカルドがF1に復帰し、角田のチームメイトとなっているが、リカルドもタイムをマークしなかった。