ルノー・ジャポンは2025年6月5日、コンパクトSUV「キャプチャー」のマイナーモデルチェンジを発表。6月12日より発売する。価格は389万~454万9000円。
初代キャプチャーは、2013年より欧州で販売を開始したBセグメントのコンパクトSUV。2014年には欧州コンパクトSUVで販売台数No.1を獲得、2019年に誕生した2代目キャプチャーでも、2020年に再び同セグメントで販売台数No.1を獲得した人気モデルであり、これまで世界中で200万台以上を販売している。
酒気帯び運転の呼気検査は、ぶっつけ本番「1回こっきり」・・・「2回検査はできません」とはどういう意味か?
今回のマイナーチェンジでは、新しいエクステリアデザインにはじまり、フルハイブリッドに加えてマイルドハイブリッドという2つのパワートレーンを採用。運転支援の充実もトピックだ。
■デザインはどうなった?
フロントマスクには、ルノーのデザイン責任者であるジル・ヴィダルの新しいデザインテイストが反映されている。多面的なグリルに配された新しいロゴ(ロザンジュ)と、厚みが増して水平に伸びた意匠となったボンネットが目新しい。ロザンジュを囲むように配されるフロントバンパー上部とグリルのブロック模様は、グリルのポリカーボネート素材に光が複雑に反射することで、まるでロザンジュから波模様が広がるような視覚効果を生み出すという。
また、空力性能向上とフロントブレーキ冷却のために、フロントエンド両側のデイタイムランニングライトの隣に2つのエアインテークも配されている。薄型のLEDヘッドライトに加え、ブランドロゴからインスピレーションを得た縦長のハーフダイヤモンド型LEDデイタイムランプにより、個性的な表情を得ている。
リヤのLEDランプはクリアレンズ化され、さらにリヤバンパーも新デザインに。後ろ姿も新しくなっている。
さらに新グレードの「エスプリ アルピーヌ」には19インチのアルミホイールを装着。「テクノ」グレードは18インチのアルミホイールだ。
■インテリアもブラッシュアップ
エスプリ アルピーヌのグレードでは、アルピーヌロゴ入りのバイオスキン&ファブリックのコンビシートを採用。運転戦記は電動シートだ。またトリコロールのオーナメントやサイドのパイピング、ブルーのトップステッチ入りシートベルトに加えて、ブルーグレーのダッシュボード加飾、さらにアルミペダルやTEPレザーステアリングホイール、アルピーヌロゴ入りキッキングプレートが採用されている。
テクノグレードでは、サイドサポートにロザンジュがあしらわれたイエローステッチのファブリックシートが採用されている。
センターコンソール中央に鎮座するディスプレイは、新たにopenR Link 10.4インチの縦型タッチスクリーンとなった。オーディオ、電話、運転支援システム、車両設定などの各種操作が行えるほか、Apple CarPlayとAndroid Autoがワイヤレス接続で使える。
リヤシートは、前後に最大160mmスライド可能。クラストップレベルとなる220mmもの二ースペースを生み出し、必要に応じて荷物と乗員スペースを調整できるのもキャプチャーの美点。なお荷室容量は、マイルドハイブリッドで536リットル、フルハイブリッドE-TECHは440リットルだ。
■フランスの作曲家が開発に加わった
国際的に著名なフランス人アーティストで作曲家、そして作家であるジャン=ミシェル・ジャールが、新型キャプチャーのアルカミス オーディオシステムの開発と、ウェルカムサウンド、そして車両接近通報装置(フルハイブリッドE-TECH)の通報音の開発にも携わったという。車両接近通報装置は、歩行者にハイブリッド車や電気自動車などの接近を知らせるための装備で、30km/h以下で走行時に車体に取り付けられたスピーカーから音が発せられる。
■フルハイブリッドE-TECH
F1で培ったノウハウを活用し、ルノーが独自に開発したハイブリッドシステム。メインモーターであるEモーターとHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)という2つのモーターと、1.6リットル直4のNAエンジン、そしてこれらをつなぐトランスミッションの電子制御ドッグクラッチマルチモードATで構成される。
ダイレクトかつスムーズなドライブフィールが特徴で、燃費はWLTCモードで23.3km/Lを実現。これは、輸入車SUVでトップの燃費性能だ。
電子制御ドッグクラッチマルチモードATは、モータースポーツで使われるドッグクラッチを採用することで、一般的なクラッチやシンクロナイザーを省き、軽量化とコンパクト化を図ったギヤボックス。モーター側に2つ、エンジン側に4つのギヤを持ち、これらのギヤを組み合わせた12通りの変速比でモーター、えんじんそれぞれから動力を切れ目なく効率的に引き出すことができる。
発進時はエンジンを使わず低速域で効率の高いモーターのみで駆動。中速域ではモーターとエンジンを最適に組み合わせることで、素早いレスポンスと息の長い加速が得られる。また、従来のハイブリッドがあまり得意ではなかった高速域では、巡航時に効率の高いエンジンを積極的に活用。追い越し時にはエンジンにモーターのアシストを加えることで、力強く加速も得られる。
駆動用バッテリーの容量は1.2kWh(250V)。新採用となったE-SAVE機能は、バッテリーの充電量を40%以上に維持し、モーターのアシストを最適化する。
■マイルドハイブリッド
最高出力158馬力、最大トルク270Nmを発生させる1.3リットル直4ターボエンジンに、補助モーター(BSG)、そして12Vリチウムイオンバッテリーで構成。高速道路や登坂路などでは力強い走りをもたらす一方、減速時に発生するエネルギーを12Vリチウムイオンバッテリーに蓄え、発進や加速時にモーターを駆動させてエンジンをアシスト。燃費悪化を低減するとともに、ストップ&スタート機能や、安定走行時にエンジンを停止するクルージング機能も備わっている。
トランスミッションは7速DCT。ダイレクト感あふれる走りが魅力で、パワフルなエンジン性能を余すことなく引き出す。パドルシフトも採用され、意のままの走りを楽しめるという。燃費はWLTCモードで17.4km/L。
■運転支援システムもアップデート
従来からのシステムに加えて、新たな機能も加わっている。
(NEW)
・ブラインドスポットインターベンション:後側方の車両との接近回避をサポート
・エマージェンシーレーンキープアシスト:車線をはみ出しそうになった場合にステアリング操作をアシスト
・ドアオープニングアラート:ドアオープン時に車両後側方からの他車接近を警告
(従来より)
・アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)
・レーンセンタリングアシスト:車両中央維持支援
・アクティブエマージェンシーブレーキ:衝突被害軽減ブレーキ(歩行者・自転車検知機能付き)
・セーフティディスタンスワーニング:前方車間距離警報
・リアクロストラフィックアラート
・レーンデパーチャーワーニング:車線逸脱警報
・パーキングセンサー(フロント/リヤ/サイド)
・トラフィックサインレコグニション:交通標識認識
■バリエーション&価格
エスプリ アルピーヌ フルハイブリッドE-TEC:454万9000円
エスピル アルピーヌ マイルドハイブリッド:409万円
テクノ マイルドハイブリッド:389万円
〈文=ドライバーWeb編集部〉
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
不正改造車「6台」に「ただちにクルマを直しなさい!」国交省ブチギレ! “大迷惑”な「爆音マフラー装着」「違法ミラー外し」車を“一斉検挙”! 常磐道「友部SA」で検問を実施 取締り強化へ
トヨタ「リッター47km」走る“エンジン車”に反響殺到!「プリウス」超える“超低燃費”実現した「3ドアハッチ」に「マジで買います!」の声も!「究極のエコカー」目指した“ES3”コンセプトに注目!
ホンダ「CR-V」に待望のハイブリッド追加! 日本向けに最適化され2025年10月ころ導入。価格は550万円~
トヨタ名車「パンダトレノ」復活してた!? 伝説の“AE86”完全再現した「白黒ツートンカラー」が懐かしい! 昭和感すごい“めちゃ旧車風”最新「ハチロク」特別仕様車とは!
「タクシー運転は最短3日でOK」の裏側──なぜ「充足率85%」の現場が“質より量”を求めるのか? 高齢者・外国人に頼る“プロの定義”とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?