今シーズン表彰台の常連になっているアストンマーチンだが、先日行なわれたイギリスGPではフェルナンド・アロンソの7位が最高位と、苦戦を強いられることになった。ただこれについてチーム代表のマイク・クラックは、ダメージを最小限に抑えることができたと考えているようだ。
イギリスGPでアロンソは、レッドブル、マクラーレン、メルセデスの3チームに先行され、7位で終えるのが精一杯だった。しかしフェラーリ勢の前でフィニッシュすることに成功。このレースの結果、コンストラクターズランキング2番手は計203ポイント獲得のメルセデスだが、アストンマーチンは計181ポイント獲得で3番手、フェラーリが計157ポイント獲得で4番手となっている。
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「ダメージを最小限に抑えることができた」
イギリスGPについて、クラック代表はmotorsport.comに対してそう語った。
「土曜日も、日曜日も、望んでいたようなパフォーマンスを発揮することはできなかったと思う」
「しかしフェラーリよりも多くのポイントを獲得できたことは、ダメージを最小限にできたと言えると思う」
開幕6戦で5回の表彰台をアロンソのドライブによって獲得したアストンマーチン。しかし直近4戦のうち3戦では表彰台を逃している。開幕直後の勢いは、もはや失われてしまったのか?
「私はこれまで、常に表彰台に立つことなどできないと言ってきた」
そうクラック代表は語った。
「ここまでの10戦で、我々は6回の表彰台を獲得してきた。そして、もう少し厳しい瞬間もあるだろうと常々言ってきた。そして今回のレースでは、土曜日から分かっていたように、我々が望んでいたペースが得られなかった」
「レースに臨むにあたって、今回は自分たちの力に頼る必要があると話していたと思う。それはピットストップ、レースのスタート、正しくレースを遂行すること、そして戦略などだ。それらは今回、非常にうまくいった。全て、我々としては信頼できるものだった。そのおかげで、我々はそれなりのポイントを獲得することができたと思う」
■イギリスGPではマクラーレンが躍進も……今後も浮き沈みあり?
イギリスGPではマクラーレン勢が躍進。予選では2~3番手となり、決勝でもランド・ノリスが2位、オスカー・ピアストリが4位に入った。今後、マクラーレンはアストンマーチンにとっての懸念になると思うかと尋ねると、クラック代表は次のように語った。
「懸念という言葉は間違っている。私は常々、順位を急いで定義しすぎないように注意する必要があると言ってきたが、その裏付けになると思う。浮き沈みがあるはずだ。私がそう言ってきたことを覚えているだろう」
「例えばオーストリアでは、メルセデスがかなり苦しんだ。一方で彼らはスペインでかなり強かった。我々はカナダで強さを見せ、つい最近まで表彰台を争っていたんだ」
「だからこそ、本当の順位がどこにあるのか、それを確認するためには2~4戦待つ必要があると言っているんだ。その姿勢を、我々は維持すべきだと思う」
クラック代表は、次のハンガリーGPやその次のベルギーGPで、AMR23がどんなパフォーマンスを発揮するか、確認したいと主張する。
「エンジニアの用語で言えば、平均的な変動範囲というようなモノだ。自分たちのポジションについてね」
そうクラック代表は言う。
「そうすれば夏休みに入る前に、自分たちのポジションをより良く表現することができると思う。これにより、レースの予測に基づいて、どこを目指さなければいけないかと定義することもできるはずだ」
「これまでのレースとは大きく異なる特徴を持つレースが、今後も予定されていることを考慮する必要があると思う」
「開催カレンダーを見ると、前半はダウンフォース量が少ないレースが多く行なわれるようになっている。今後は、我々がもっと戦闘力を発揮できるようなレースが続くだろう。これらは全て、今後3戦の分析に基づいて判断する必要があると思う」
なおクラック代表は、予選でのパフォーマンスを改善するために集中すべきだと語る。実際イギリスGPでアロンソは予選9番手。これが決勝の戦いぶりに大きく影響を及ぼした。
「予選が鍵になるだろう。特に今後のサーキットでは、オーバーテイクが難しくなる。以前よりは抜きやすくなったとは言ってもね。しかし首位でフィニッシュするには、予選のパフォーマンスが鍵になるのは間違いない。F1で戦う限りはね」
「統計は嘘をつかない。これはマシンに投入しなければいけない、全体的な改善点だ。しかし、そのことは現在の自分たちの弱点を分析することから始まる」
クラック代表はトップ3を争うことを期待しているものの、それが果たせない場合には、レースに集中すると語る。
「そこがF1の面白いところ、いいところだと思う」
そうクラック代表は言う。
「6回の表彰台を獲得したことで、期待のレベルは格段に上がった。我々は10回のレースで、6回の表彰台を獲得したのだ。そういう立ち位置にいる。期待が高まるのは当然のことだ」
「今後も我々は、期待に応えられるように努力し続ける。こういう期待を持てるというのは、褒め言葉だと思うよ。それは、我々が仕事を成し遂げたんだということを示している」
「たとえ年間22レースを終えた時点でも表彰台の回数が6回だったとしても、それでも我々が以前置かれていた立場やシーズンの目標と比較すれば、非常に立派なシーズンだと言えると思う。でも、これ以上は無理だと諦めたり、目の前のチャンスを手放したりするつもりはない」
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