焦点は「誰をターゲットとするか」
メルセデスAMGは、スポーツクーペ『GT』の電動版の導入を検討中だが、同ブランドの責任者は「投資の正当性」を証明する必要があると述べている。
【画像】メルセデスAMG、EV版GT 4ドアクーペ導入へ!【コンセプトAMG GT XXを詳しく見る】 全30枚
AMGは、GT 4ドアクーペの後継となるEVを来年発売する予定で、それに先立ってコンセプトAMG GT XXを公開している。800VのAMG.EAプラットフォームを採用する初のモデルとなる。
今回、AMGのブランドCEOであるミヒャエル・シーベ氏は、2ドアのGTのバッテリーEV版が実現可能か検討中だと明かした。
「感情的な議論と理性的な議論があります」とシーベ氏はミュンヘン・モーターショーで語った。「感情的には、やるべきです。問題は、必要な投資を正当化するほど十分な市場規模があるかどうかです。少なくとも技術的には可能です」
AMGにとって重要な焦点は、新型GTがどの顧客層をターゲットとするかだ。シーベ氏によると、内燃機関モデルは現在、「運転を愛する人々」のセカンドカーとして主に購入されているため、EVも同様にその層に焦点を当てる必要があるという。
しかし、市場投入時期については具体的なスケジュールを定めておらず、「柔軟に対応する」とした。例えば、今後数年間で高性能EVへの関心が急速に高まれば、計画を前倒しする可能性もあるようだ。
シーベ氏は、「現在、市場動向を把握しようと努めています。その上で、この特殊なモデルのターゲット像を明確にしていきます」と説明した。
メルセデスは高性能EVの分野で実績がある。かつて、旧型AMG SLSのEV版を開発し、ニュルブルクリンクでEVラップレコードを樹立した。しかし、このモデルはごく少数しか販売されず、直接の後継車もなく生産終了となった。
GTのEV版の導入が決まれば、内燃機関モデルと並行販売するという。AMGはGTの内燃機関モデルに対し、今後10年以上にわたり「投資を続ける」方針だ。
「内燃機関搭載の2ドアのGTは非常に成功していると言えます。まずはここに注力し、その後でEVを投入する適切なタイミングを見極めます」とシーベ氏は言う。
「技術と性能の面だけでなく、経済的にも成功を収めたい。投資する価値があることには何でも取り組みます。現時点では、EV分野よりも、内燃機関プラットフォームへの投資の方が成功していると言えるでしょう。ただし、常にポートフォリオを見直し、検討を重ね、柔軟に対応していきます」
とはいえ、シーベ氏は最終的に、採算性に関わらず、そのようなモデルがブランドイメージを牽引する「ハローカー」として市場投入される可能性を示唆した。「最も利益を生むクルマではなくても、ブランドにとって極めて重要で、ブランド形成に不可欠であれば生産するケースもあります」
AMG GTのEV版が実際に発売された場合、マセラティ・グラントゥーリズモ・フォルゴーレの直接のライバルとなる可能性がある。EVの高性能クーペはまだ数が少なく、ポルシェ911、アストン マーティン・ヴァンテージ、フェラーリ・アマルフィなどのライバル車は、今後も数年間は内燃機関のみを搭載し続けるだろう。
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