【MotoGP】マルク・マルケス、転倒の理由に困惑も慌てず「ペースはある。あとはミスをしなければいいだけだ」

　ドゥカティのマルク・マルケスは、MotoGPスペインGP決勝で3番手走行中の3周目に転倒。ポイントリーダーの座を弟のアレックス（グレシーニ）に明け渡すことになったが、そのクラッシュについて説明できないでいる。

　マルケスが転倒してランキング首位を失ったのは、アメリカズGP以来2度目となるが、マルケスは今回の転倒について”理解できない”と語った。

「オースティンで転倒した理由は理解している。今日は理解できない」

　レース後、マルケスはそう話した。

「アタックしていなかったので、それを分析する必要がある。これまでと同じように、トップ集団の後ろでクルージングしていたんだ。レース後半が僕の得意なところだとわかっているからね」

　転倒の原因について、マルケスは他のライダー（今回は首位にいたヤマハのファビオ・クアルタラロとチームメイトのフランチェスコ・バニャイヤ）の後ろにいたことが要因になった可能性を口にした。

「まだデータをチェックしていないけど、もしかしたら（バイクの角度が）1度多かったのかもしれない。でも2人のライダーの後ろにいたのは事実だし、ライダーの後ろにいたのはこの週末で初めてだったかもしれない」

「そしてタイヤが……バイクが（路面コンディションの変化もあって）少し変わってしまったのかもしれない。それについては考えていなかったし、だからミスをしてしまったのかもしれない」

　転倒の後、なんとかレースに復帰したマルケスは猛烈な追い上げを開始。最終的に12位でゴールし、4ポイントを獲得したことでダメージを最小限に抑えた。

　マルケスのバイクは左側面のエアロパーツが大きく破損していたが、18周目に記録したファステストラップは上位陣と遜色ないモノ（4周目にアレックス・マルケスが記録したタイムから0.195秒遅れ）だった。

　22戦のうち5戦を終えて首位アレックス・マルケスとの差わずか1ポイントのランキング2番手につけるマルケスだが、8度のワールドチャンピオンに輝いた彼はまだ慌てることはない。

「重要なのはスピードがあるということだ」

「僕はハッピーだよ。ペースがなくてクラッシュしたら、『よし、クラッシュとペースの2つを修正しなければならない』となる。でもペースはある。あとはミスを避けるだけだ」

Comments

[kat********]

エアロパーツ要らないことがバレてしまったな。

[・・＠]

コケた後の走りで、パーツ飛んだりしてブラックフラッグ出るのでは・・と思ったけど完走出来て良かったね