2025年6月14日~15日(現地時間)、WEC世界耐久選手権のハイライトともいえる第4戦「ル・マン24時間」決勝がル・マン(フランス)のサルテサーキットで開催される。6月11日水曜日のフリー走行からレーススケジュールは始まり、12日木曜日のハイパーポールでスターティンググリッドが決定。13日金曜日にル・マン市内で行われるドライバーズパレードをはさんで、決勝レースは14日土曜日現地時間16時(日本時間23時)にスタートが切られる。
チャレンジャーとしてル・マン24時間に臨むトヨタ
1923年に第1回大会が開催されたル・マン24時間レース。世界の名だたる自動車メーカーがこのレースに挑み、鎬を削る戦いを繰り広げる中で、自動車技術を磨いてきた。ル・マン24時間を5度制しているトヨタも、1985年にル・マンに初参戦したもののなかなか世界の高い壁を打ち破れず、ル・マンで技術を磨き、2018年にようやく初優勝、「耐久レースの王者」と言われるまでになった。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
ル・マン24時間レースは現在WEC世界耐久選手権の1イベントとして行われているが、24時間という特別な戦いであることから通常のレースの2倍の選手権ポイントが獲得できるため、タイトル争いにおいても非常に重要なレースとなる。また、シリーズチャンピオンを獲得するためだけでなく、参戦するメーカー、チームは、このレースで優勝することを大きな目標のひとつとしている。
ただし、ふだんは公道として使われている部分も含めて全長13.626kmのコースは手強く、24時間連続で行われることもあって極めて過酷で、必ずしも予想どおりの結果になるというわけではない。昨年一昨年とトヨタとポルシェが有力とされた中、2年連続してフェラーリがこのレースを制している。フィニッシュまでなにがあるかわからないレースでもある。
今シーズンのWECはフェラーリが開幕から3連勝と絶好調。今年はル・マン3連覇がかかるとともに、今度は優勝候補の筆頭として他チームからマークされる立場になる。
一方、トヨタはチャレンジャーとして今年のル・マン24時間に挑むことになった。今シーズン、厳しい闘いを強いられながらも2台とも全戦でポイントを獲得、マニュファクチャラーズランキングでは2位につけている。
2025年WEC世界耐久選手権マニュファクチャラーズランキング(第3戦終了時)
1位 フェラーリ 136
2位 トヨタ 71
3位 BMW 64
4位 アルピーヌ 34
5位 キャデラック29
6位 ポルシェ 14
7位 プジョー 10
2025年WEC世界耐久選手権ドライバーズランキング(第3戦終了時)
1位 グイディ/カラド/ジョビナッツィ(フェラーリ) 75
2位 フォコ/モリーナ/ニールセン(フェラーリ)57
3位 クビサ/イーフェン/ハンソン(フェラーリ)39
4位 ブエミ/ハートレー/平川亮(トヨタ)37
5位 マコビキ/グーノン/シューマッハ(アルピーヌ)30
────────────
10位 コンウェイ/小林可夢偉/デフリース(トヨタ)24
昨年のル・マン24時間ではフェラーリAFコルセの50号車フェラーリ499P (アントニオ・フォコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン)が優勝。フェラーリは2023年の51号車に続き、ル・マン2連覇を達成した。
王座奪還を狙っていたトヨタは、7号車がわずかに及ばず2位に終わった。悪天候による長時間のセーフティカー導入などにより終盤まで接戦が続いたが、最後はピットインのタイミングをどうコントロールするか注目される中、燃料がぎりぎりの50号車フェラーリが、燃料を補給してハイペースで追い上げる7号車トヨタを振り切った。
【参考】2024年WEC世界耐久選手権第4戦ル・マン24時間 決勝
1位 50 フェラーリ 499P・AFコルセ(フオコ/モリーナ/ニールセン) 311周
2位 7 トヨタGR010ハイブリッド(デフリース/小林可夢偉/ロペス)+14.221s
3位 51 フェラーリ 499P・AFコルセ(グイディ/カラド/ジョビナッツィ)+36.730s
4位 6 ポルシェ 963・ペンスキー(エストレ/ロッテラー/バンスール)+37.897s
5位 8 トヨタGR010ハイブリッド(ブエミ/ハートレー/平川亮)+62.824s
シーズン最大のレースであり最も楽しみなレース
今年のル・マン24時間ハイパーカークラスには、フェラーリ3台、トヨタ2台、 ポルシェ4台、キャデラック4台、プジョー2台、BMW2台、アルピーヌ2台、アストンマーティン2台の、実に21台ものハイパーカーが集結、歴史に残る激戦が予想される。
2025年WEC第4戦ル・マン24時間 ハイパーカークラス エントリーリスト
007 アストンマーティン ヴァルキリー/アストンマーティン トールチーム
009 アストンマーティン ヴァルキリー/アストンマーティン トールチーム
4 ポルシェ963/ポルシェペンスキーモータースポーツ
5 ポルシェ963/ポルシェペンスキーモータースポーツ
6 ポルシェ963/ポルシェペンスキーモータースポーツ
7 トヨタGR010ハイブリッド/トヨタGAZOOレーシング
8 トヨタGR010ハイブリッド/トヨタGAZOOレーシング
12 キャデラックVシリーズ/ハーツチームイオタ
15 BMW M ハイブリッド V8/BMW Mチーム WRT
20 BMW M ハイブリッド V8/BMW Mチーム WRT
35 アルピーヌA424/アルピーヌエンデュランスチーム
36 アルピーヌA424/アルピーヌエンデュランスチーム
38 キャデラックVシリーズ/ハーツチームイオタ
50 フェラーリ499P/フェラーリAFコルセ
51 フェラーリ499P/フェラーリAFコルセ
83 フェラーリ499P/AFコルセ
93 プジョー9X8/プジョートタルエナジーズ
94 プジョー9X8/プジョートタルエナジーズ
99 ポルシェ963/プロトンコンペティション
101 キャデラックVシリーズ/WTR
301 キャデラックVシリーズ/ウェレーン
2025年のル・マン24時間レース決勝は、6月14日土曜日16時(日本時間23時)にスタートするが、すでに6月7日のル・マンの市街地中心での公開車検、6月8日のテスト走行で、ル・マンの街はレース一色となっていて、6月11日水曜日のフリー走行のレーススケジュール開始を待つことなく大きな盛り上がりを見せている。
ル・マン24時間は、6月11日に予選が行われ、この予選の各クラス上位8台が12日(木)木曜日のハイパーポールに進出し、スターティンググリッドを決定する。
6月13日には走行はなく、ドライバーズパレードなどのイベントのみが行われ、24時間で戦われる決勝レースは14日土曜日現地時間16時(日本時間23時)にスタートが切られる。
2025年WEC第4戦ル・マン24時間 タイムスケジュール
●フリー走行1回目:6月11日水曜日14時~17時(日本時間6月12日水曜日21時~24時)
●ハイパーカー予選1回目:6月11日水曜日19時30分~20時(日本時間6月12日木曜日2時30分~3時)
●フリー走行2回目:6月11日水曜日22時~24時(日本時間5時~7時)
フリー走行3回目:6月12日木曜日14時45分~17時45分(日本時間21時45分~24時45分~)
●ハイパーカーハイパーポール:6月12日木曜日21時05分~21時55分(日本時間6月13日金曜日4時05分~4時55分)
●フリー走行4回目:6月12日木曜日23時~24時(日本時間6月13日金曜日6時~7時)
●ウオームアップ-:6月14日土曜日12時~12時15分(日本時間19時~19時15分)
●決勝:6月14日土曜日16時~(日本時間23時~)
[ アルバム : WEC2025年シーズン第4戦ル・マン24時間 プレビュー はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「ヒロミ」が“自腹”修理した「GT-R」に悲劇! まさかの「約139万円」の大赤字!? 「やってくれましたね」「なんで?」と困惑! スモーキー永田も関わった「4ドアモデル」が話題に
信号待ちで「必要以上にスペース空けて停止する車」なぜ?「停止線まで詰めろ」「意味不明」の声も…実は「意外な理由」があった!? 法律上問題は無いのか
レクサスが「“新”コンパクトセダン」発表! 全長4.7mで「481馬力のV8エンジン」搭載! 超・高性能ブレーキ&精悍“特別レッド仕上げ”内装の特別仕様車「IS500 Climax ED」登場
【スイス】ガソリン1Lで「約50km」走る“トヨタ車”! めちゃ低燃費な「軽量コンパクトカー」登場に期待大! 全長4mで「4人乗れる」快適マシン「FT-Bh」コンセプトに大注目!
海自の「最新イージス艦」が中国艦隊を追跡!太平洋に“ダブル出現”した巨大な空母の画像が公開
駐車枠に収めようと思ったら……ガリッ! 頼むから駐車場に「輪留めの高さ」表記しません?
信号待ちで「必要以上にスペース空けて停止する車」なぜ?「停止線まで詰めろ」「意味不明」の声も…実は「意外な理由」があった!? 法律上問題は無いのか
海自の「最新イージス艦」が中国艦隊を追跡!太平洋に“ダブル出現”した巨大な空母の画像が公開
「ヒロミ」が“自腹”修理した「GT-R」に悲劇! まさかの「約139万円」の大赤字!? 「やってくれましたね」「なんで?」と困惑! スモーキー永田も関わった「4ドアモデル」が話題に
お金のことを考えるならディーゼルっしょ! 軽油は安いし燃費もいいしの「100万円」で狙える中古ディーゼル4台
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
メーカーが優勝する仕組みになってるんです!。こんな
インチキで胡散臭いレースでも、トヨタはめげずに頑張って
続けてる…。優勝なんかより、こっちの方に感動してます!
頑張れトヨタ!