2020年を迎え、シーズン開幕に向けて各シリーズではオフの動きが活発になりつつあるが、近年非常に多くのエントリーを集めているピレリスーパー耐久シリーズでも、多くの動きがありそうだ。特に注目と言えそうなのが、GT4車両で争われるST-Zクラスだ。
近年GT3カーのスピードアップ、価格高騰などの影響もあり、海外でも人気となっているGT4。コスト面やジェントルマンドライバーへの扱いやすさなどがその人気の理由だが、日本国内でもST-Zとして参戦可能なピレリスーパー耐久シリーズで、その台数が少しずつ増えていった。
スーパー耐久:バースレーシングプロジェクトがポルシェにスイッチ。718ケイマンGT4を国内初導入
2019年のST-ZではENDLESS AMG GT4がチャンピオンを獲得したが、クラスにはメルセデスAMG GT4をはじめKTMクロスボウGT4、ジネッタG55 GT4、ポルシェ・ケイマンGT4クラブスポーツという4車種が登場していたが、2020年は車種がさらに増えそうなのだ。
すでにバースレーシングプロジェクト(BRP)がポルシェ718ケイマンGT4・クラブスポーツMRの導入を発表しているが、2020年はさらにBMW M4 GT4、アストンマーティン・バンテージGT4の登場が噂されている。また、メルセデスも台数が増える可能性がありそうだ。
まだ台数等確定したものはないが、車種増とともに台数も10台前後にはなりそう。現在のところ、セールスがアナウンスされたGRスープラGT4の2020年開幕登場については明確な情報は入っていないが、GRスープラが登場すればさらにST-Zは盛り上がりをみせるかもしれない。
さらに世界を見渡せば、アウディR8 LMS GT4、アルピーヌA110 GT4、シボレー・カマロGT4.R、マクラーレン570S GT4、マセラティ・グランツーリスモMC GT4、フォード・マスタングGT4などなど多種多様の車種が存在するGT4。2020年は将来のさらなる車種増に向けた本格化“元年”になるかもしれない。
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