この記事をまとめると
■いまトラックの外観を派手に飾るのは難しくなってきている
令和時代にも細々生き残っていた! 一世を風靡した「水中花シフトノブ」のいま
■内装のカスタムに力を注ぐデコトラオーナーが多い
■デコトラオーナーに人気の内装カスタムスタイルを紹介
いまデコトラオーナーは内装のカスタムに力を注いでいる!
派手なデコトラで仕事をすることが難しくなった現代の日本。改造車で仕事をするということがコンプライアンスに反するという理由も存在するが、お洒落なデザインをもつようになった現代のトラックに、昭和のころのような派手な飾りが似合わなくなったというのも、派手なデコトラが減った要因のひとつ。コンピュータ制御になったことでマフラーの改造もままならなくなったトラックを飾るというデコトラ野郎のスタイルそのものが、昭和の時代から大きく変わってきているのである。
内装に関してもダッシュボードが直線基調から流線型となり、便利で快適な装備が増えた。ドアの内張りもまた、乗用車のような洗練された仕上がりへと昇華している。デコトラ野郎の職場と呼べる場所であるだけに、内装を飾るという手法も昭和の時代から定着している。そして、外装ほど変わっていない場所であるだけに、過去のスタイルを踏襲しているケースも存在する。そう、現代のデコトラ野郎は外装ではなく、内装に力を注ぐ傾向にあるのだ。
そんなデコトラ野郎が好むスタイルは、大きくわけると3つに区分される。ひとつ目は昭和時代の面影を残す、金華山と呼ばれる柄物の生地で仕上げるタイプだ。いわゆるコテコテタイプで、照明装置はかつて観光バスに取り付けられていたようなシャンデリアを好む傾向にある。
ふたつ目は、無地であるものの肌触りのいいモケットを使用したシンプルなスタイル。柄の入った金華山とは異なり、車内を広く見せるという効果がある。そのうえ、豪華な雰囲気を獲得することができるため、実用性重視のデコトラ野郎に好まれやすい。そして、こちらのケースにもシャンデリアが装着される傾向が強い。
3つ目は、レザー生地でシックにキメたもの。この場合はシャンデリアではなく、LEDのダウンライトなどでクールに仕上げる人が多い。無地であるために広さを感じさせ、また掃除がしやすいというメリットが存在するため、埃をかぶりやすい現場に出入りするデコトラドライバーには最適なチョイスだといえるかもしれない。
しかし冬は冷たく、夏は暑いという特性も。デコトラ野郎が重視する豪華さを求めるには金華山やモケットには及ばないため、その絶対数は少ない。しかし、オシャレなデザインをもつエクステリアとのマッチングは、群を抜いているといえるかもしれない。そのため、これからのデコトラ界ではレザー生地がトレンドになっていくかもしれない。
内装の場合、保安部品を外したりしなければ、改造車として扱われることが少ない。シフトノブを交換した際にはシフトパターンを別で表示してあれば、何ら問題はないのだ。しかし、コンプラを意識する荷主や荷受けのなかでは、合法であろうとも派手なものを排除するという傾向が強い。視界の妨げとなるアイテムを飾っているようなら致し方ないが、一体、内装が派手であったとしてもどのような問題があるというのだろうか。
その理由をじっくりと尋ねてみたいところであるが、金華山でゴージャスに仕上げるということには、それなりのリスクも付きまとうのだ。内装で積み下ろし先を出入り禁止となった例も、少ないながらに存在する。
いかに目立たないように飾るか。それが、仕事車をベースにするデコトラ野郎達に課せられた、令和時代の歩み方なのである。そんな窮屈な環境であっても自身のスタイルを貫く令和のデコトラ野郎たちに、エールを贈りたい。
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みんなのコメント
仮眠どころか、熟睡しても、不安感を感じさせない、設備、窓など「外食なら、住めるな」程の快適さを感じました。
デコじゃなくて、ハイセンスのデザインが似合う、とも感じました。
それに、搬入先が、デコトラは敷地内に立ち入り禁止も、会社のイメージダウンを思う判断から、多いです。