■トヨタ新型「ヴェルファイア」で1000万円超えられるか
トヨタは、2023年6月に新型「アルファード/ヴェルファイア」を世界初公開・発売しました。注目の新型モデルなだけに大きな話題を集めましたが、中でも新型ヴェルファイアは、ベースグレードでも655万円からと価格が大幅に上昇、高級車に相応しい上位モデルの位置づけになりました。
そんな新型ヴェルファイアの最上級グレードに、メーカーオプションを可能な限り装着した“超豪華仕様”となる“フルオプションモデル”には何が装着され、その総額でいくらなのでしょうか。
また、メーカーオプションだけでなくディーラーオプションを装着することで、総額1000万円を超えることはできるのでしょうか。
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アルファードは、2002年に高級志向のユーザーに向けた「トヨタの最高級ミニバン」として誕生。2008年にはフルモデルチェンジを迎え、アルファードが2代目に進化すると同時に、より個性を求めるユーザー向けに、初代ヴェルファイアが登場しました。
今回のフルモデルチェンジで、アルファードとしては4代目、ヴェルファイアとしては3代目になりました。
新型アルファード/ヴェルファイアは「性能を世界基準に昇華させる」を開発テーマに定め、プラットフォームを刷新、TNGAプラットフォーム(GA-K)をミニバン用に最適化し採用。さらに、“高級サルーン”として、振動・騒音対策、燃費や走りといった基本性能を向上させながら、内・外装デザイン、ゆとりの室内空間、使い勝手といった商品性の面で開発テーマにふさわしい価値を持たせるべく改良が行なわれています。
加えて、アルファードとヴェルファイアの個性をさらに明確化しました。
ヴェルファイアのガソリンエンジンモデルには、高出力の2.4リッター直列4気筒ターボエンジンを採用するほか、ラジエターサポートとサイドメンバーを繋ぐ専用のボディ剛性部品を追加するなど、デザイン面にとどまらず走りの面でも“ヴェルファイア”にふさわしい個性が付与されています。
そんな新型ヴェルファイアのベースグレード価格は655万円と、新型アルファードのベースグレード価格(ウェルキャブを除く)である540万円と比較しても高額です。
それでは新型ヴェルファイアの最上級グレードに、メーカーオプションを可能な限り装着した“フルオプションモデル”には何が装着され、総額はいくらになるのでしょうか。
まず、新型ヴェルファイアの最上級モデルは、“快適さを極めたエグゼクティブモデル”とされる「Executive Lounge(エグゼクティブラウンジ)」のハイブリッド車・全輪駆動タイプE-Fourで、価格は892万円と、すでに900万円近い金額です。
これにメーカーオプション(車両生産時に装備するオプション)を足していくのですが、まずボディーカラーを白の“プラチナホワイトパールマイカ”を選択することで+3万3000円。内装色は、ブラックとサンセットブラウンの2色から選択が可能ですが、どちらを選んでも金額に変化はありません。
さらに、約820mmの広々とした開口幅のドア作動に連動して地上約220mmの位置にステップが出現する「ユニバーサルステップ(スライドドア左右/メッキ加飾付/スペアタイヤと同時装着不可:6万6000円)」、クルマに搭載したセンサーでは捉えきれない見通し外のクルマや人の存在、信号情報を、クルマとクルマ、あるいは道路とクルマが直接通信して取得し、マルチインフォメーションディスプレイ表示やブザー音でドライバーに知らせる「ITS Connect(2万7500円)」、寒冷地での使用を考慮した「寒冷地仕様(2万8600円)」、現代では珍しくなった「CD・DVDデッキ(4万1800円)」を選択します。
結果、メーカーオプションの合計金額は19万6900円となり、車体の価格と合わせると911万6900円となり900万円を超える結果となりました。
■ディーラーオプションを入れていくと…1000万円を超える?
ここでさらにディーラーオプション(販売店装着の純正オプション品)を検討してみます。
高級車である新型ヴェルファイアは、ディーラーオプションのカタログラインナップも豊富に用意されているため、カタログを眺めてみて「これは欲しい」と多くの人が思うようなパーツを外装や内装のアクセサリー、機能部品などでそれぞれ選択してみました。
ディーラーオプションではまず外装アクセサリーとして、モデリスタのエアロパーツを一式セレクトしました。
「MODELLISTA エアロパーツセット(42万3500円)」、「フロントグリル(14万3000円)」、「シグネーチャーイルミブレード(9万9000円)」、「イルミルーフスポイラー(14万8500円)」、「クールシャインキットI(20万5700円)」、「20インチアルルミホイール&タイヤセット セキュリティロックナット付き(43万4500円)」を組み合わせます。
次にインテリアのアクセサリーとして、新型ヴェルファイアの豪華な室内を彩るイルミネーションもカスタマイズします。
「マルチカラーインテリアイルミネーション(7万1500円)」、「LEDスマートフットライト(2万4200円)」、「ラゲージLED(2万4200円)」、「イルミネーションセット(9万9000円)」、「プロジェクションカーテシイルミ(2万3100円)」、「インテリアイルミネーション(1万4300円)」を選択しています。
さらに内装の機能部品もセットしていきます。
「フロアマットセット(13万2000円)」、「ヘッドレストピロー(3万1900円)」、「アシストグリップ(6万6000円)」、「ハーフシートカバー(7万3700円)」、「室内カーテン(7万3700円)」「ラゲージトレイ(1万7600円)」、「ラゲージホールドバー(1万3200円)」、「バックドアオープニングガード(2万900円)」、「電子インナーミラー型ドライブレコーダー(6万5381円)」、「13.2型有機EL後席ディスプレイ(14万800円)」、「プレミアムサウンド8chスピーカー&ダブルツィーターシステム(10万8350円)」を追加します。
最後に走行性を高める「GRパフォーマンスパッケージ(29万7000円)」を選び、終了です。
この選び方では、外装パーツで145万4200円、インテリアのイルミネーションで25万6300円、内装の機能部品で164万3531円、GRパフォーマンスパッケージで29万7000円となります。
先程のメーカーオプションをフル装備した設定と合わせると、合計で1276万7931円となり、優に1000万円を超える結果となりました。
※ ※ ※
今回選択したディーラーオプションは、種類も多くかなりの“てんこ盛り”仕様ですが、フルオプション仕様で911万6900円なので、エアロパーツだけでも1000万円を超えられる計算です。
ヴェルファイアも、本格的な超高級車の仲間入りをしたとも考えられそうです。
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