レッドブルは、2月23日に2021年シーズンのF1を戦うニューマシン『RB16B』の画像を公開。そして翌24日にシルバーストン・サーキットでシェイクダウンを行なった。
フィルミングデーを活用し、マックス・フェルスタッペンと今季新加入のセルジオ・ペレスがステアリングを握り、合計100kmの走行を行なった。
■レッドブルRB16Bには”良いポテンシャル”あり? 初走行フェルスタッペン&ペレス好感触
ただ、その際のRB16Bの画像は一切公開されず、2019年仕様の旧型マシンRB15が走行している写真のみを公開していることから、レッドブルのRB16Bには何か”隠したい秘密”があるのではないかと見られている。
マシンの第一印象や昨年の懸念点が解消されたか訊かれたフェルスタッペンは、フィルミングデー用のデモタイヤを使った短距離の走行では、確かな判断を下すのは難しいと語った。
「デモタイヤでの走行だから、本物のタイヤを使った時のフィーリングがどうかは分からない」
「僕はこれ(フィルミングデーを使った走行)をベースに色々考えたことはないよ。何周か走ってみて、普通に感じるかどうかなんだ」
「クルマに適切なタイヤを装着してから、バーレーンで何が起きるか待つしかない。ただクルマをガレージから出して100km走行し、データを集めたかった。僕はF1マシンに戻りたかっただけなんだ」
「そしてバーレーンに移動する。最適なセットアップを見つけるための仕事は、もちろん適切なタイヤで行なわれる」
フェルスタッペンは昨年2勝を挙げてランキング3位となったが、そのうちの1勝は最終戦アブダビGPでの圧勝だった。レッドブルはシーズン序盤から抱えていた問題の解決に、シーズンの大半を費やしていたが、2021年シーズンへの期待が持てる形でシーズンを締めくくったのだ。
フェルスタッペンは、昨年のマシンであるRB16がトリッキーなクルマだったことについて「速いクルマが簡単にドライブできるというわけではない」と話し、その特性による悪影響を軽視している。
そして彼はレッドブルが進歩を遂げたとしても、メルセデスも早い段階から今季のための開発をスタートしていることから、慎重な姿勢を崩していない。
「シーズン終盤には、メルセデスはクルマの開発を止めていた。あまりアップデートがなかったからね」
「僕たちは学習を続けていた。あのクルマにはいくつかの問題があって、それを改善したいと思っていたし、レギュレーションがそれほど変わらないということも分かっていた。フロアは少し変わったけど、全体的にはクルマはほとんど同じだった」
「僕たちにとっては、問題の克服が重要だったんだ。今年さらに改善が進んで、メルセデスよりも競争力があることを願っている」
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