メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1モナコGPでピットストップ時に不運なトラブルに見舞われてリタイアに終わった。クルーが右フロントタイヤを外すことができなかったためだ。
ボッタスのタイヤが外れなかったのは、ホイールガンが正しい角度で接続されなかったために、ホイールナットが削れて変形してしまったためだ。メルセデスはそのひとつの要因として、ボッタスの停止位置がわずかにずれていたことが関係しているのではないかとも示唆していた。
■悪夢……なぜボッタスのピットストップは、”43時間”もかかったのか?
リタイア原因の一因が自分にもあるとチームが示唆していたことについて驚いたかと問われたボッタスは、次のように語った。
「そうだね、驚いた。映像を見ても僕の止まった位置はかなり正確だったので、かなり驚いた」
ボッタス曰く、モナコGP後のミーティングで提示されたデータを見ると、ボッタスの停止位置の誤差は数センチほどだったといい、これは通常の許容範囲だと述べた。
「僕たちはあらゆることを詳細に分析した結果、チームとしてもっと良い仕事ができたのではないかと思っている。これはピットストップに関してもそうだ」
「もちろん、僕が停止した位置については詳細なレポートが見たかった。2~3センチ中心線から離れていたみたいだけど、これは普通に考えればかなり良い停止位置だ。10~15センチほどの誤差は簡単に出るものなので、かなり正確だと思う」
ボッタスはまた、モナコGPの前からメルセデスのピット手順に弱点があるのではないかとの懸念を抱いていたという。
「僕が数週間前から懸念していたことがあって、それをチームに伝えていたんだ」とボッタス。
「だから何の前ぶれもなく起こったことではないんだ。僕たちのピットストップが完璧でないことは分かっていた」
「予選でのタイヤのウォームアップなど、他の分野でもそうだ。モナコに来る前から問題になることは分かっていたし、それは僕がレースウィークを迎える前から強調していたことのひとつだった」
メルセデスが今回のトラブルから重要な教訓を得たことは、今後の再発防止に繋がるはずだとボッタスは考えている。
「何が起こったのか、なぜそれが起きたのか、そしてどうすれば今後そういったことが二度と起こらなくなるのかについて、詳細に分析した」
「僕たちはチームとして、ここから得た教訓を活かさないといけない。そのためには問題から学び、修正することが大切だ。チームはそれを十分に理解し、修正を行なったので、今後はこのようなことが起こらないことを願っている」
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