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アウディ「A8」大幅アップデート 新デザインで7月発売予定

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アウディ「A8」大幅アップデート 新デザインで7月発売予定

アウディ ジャパンは2022年4月21日、フラッグシップセダン「A8」を大幅にアップデートした2023年モデルを発表した。発売は7月が予定されている。

ビッグマイナーチェンジしたA8は、2021年10月の広州モーターショーで発表されており、今回の発表でようやく日本導入のスケジュールが確定した。

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現在のA8は第4世代の「D5(タイプ4N)」だが、4年振りの今回のビッグマイナーチェンジにより、最新のデザイン言語を採用し、先進のテクノロジーとインテリジェントな機能を強化することで、より高次元の快適性とスポーティな走りを両立させている。

新型A8のデザインは大幅に刷新され、フロントのシングルフレームグリルは、底辺を広げることでより存在感を高め、クロームインサートによってプレステージ性を強調している。

またサイドエアインテークも同様にクロームによって強調されており、6ライトのキャビン・デザイン、なだらかに傾斜するリヤエンドなどにより、端正でエレガントなフォルムに仕上げている。

彫刻的なデザインのフェンダーは初代クワトロを思い起こさせる力強さを表現。リヤライトを LEDライトストリップで結ぶことでラグジュアリー感を強調している。新たに全モデルに標準装備するマトリクスOLEDリヤライトは、薄くて軽量でデザインの自由度が高く、消費電力の少ない有機発光ダイオード(OLED)を採用したもので、走行モードによりその表情を変え、さらに後続車が2m以内に近づくとすべての OLEDセグメントを点灯させることで車間距離を警告する機能を備えている。

また新たにスポーティなSライン・エクステリアをオプション設定。ブラックハニカムパターンのSライン・グリル、バンパー、20インチ専用ホイールにより、より存在感を高めることもできる。

インテリアは、開放的なラウンジをイメージしたデザインで、幅広さを強調するために水平基調のシンプルで上品な造形とし、エクステンデッドレザーやエスクテンデッドアルミニウムルックインテリアなど、トリム類は素材のクオリティにこだわり、上質で快適な室内を実現。さらにSライン・インテリアプラスパッケージやアウディ・デザインセレクションなど、フラッグシップにふさわしいクオリティとセンスを備えた、新たなオプションを設定している。

パワートレインは、3.0 TFSIと4.0 TFSIの2種類(48Vマイルドハイブリッド)をラインアップ。3.0LのV型6気筒3.0 TFSI エンジンは、過給方式にツインスクロールターボを採用。最高出力250kW(340ps)、最大トルク500Nmを発生。4.0LのV型8気筒4.0 TFSI エンジンは、2基のツインスクロールターボを搭載した新エンジンとなり、最高出力338kW(460ps)、 最大トルク660Nmを発生する。トランスミッションはいずれも8速ティプトロニックを採用。
なお48V電源システムとマイルドハイブリッド(MHEV)は、リチウムイオンバッテリーとベルト駆動式オルタネーター スターター(BAS)により、減速時には最大12kWの回生エネルギーをリチウムイオンバッテリーに送り込むことが可能。またコースティング(惰力走行)時のエンジン完全停止に加えて、アイドリングストップの動作速度を22km/hへと高めたことにより、一段と燃費を向上させている。

全モデルが機械式センターディファレンシャル式のクワトロ(フルタイムAWD)システムを採用。セルフロッキング式ディファレンシャルは、通常時には前40:後60にトルクを配分し、FRのような軽快なハンドリングとフルタイム4WDならではの優れた走行安定性を両立。路面状況によってトルク配分を可変することで、優れたトラクション性とダイナミックな走行性能を実現している。

ボディは、ボディパネルやフレーム部分にアルミニウムを採用する一方、 キャビン骨格に熱間成型スチール材とカーボンファイバー(CFRP)のパネルを採用。ストラットタワーバーにはマグネシウムを用いている。これにより高いボディ剛性と軽量化を両立。また、全車に快適な乗り心地とスポーティなハンドリングを両立するアダプティブ・エアサスペンションを標準装備している。

プレディクティブ・アクティブサスペンションさらに全モデルに、乗り心地と操縦安定性を一段と高いレベルで実現する先進的なプレディクティブ・アクティブサスペンションをオプション設定(S8には標準装備)している。車両が路面や走行条件を先読みし、4輪の強力な電動モーターを内蔵するサスペンションを4輪独立で瞬時に制御することにより、車両の姿勢変化を安定させることができる。

例えば、アウディドライブセレクトのダイナミックモードを選択すると、スポーティな走行に最適な走行姿勢を作りだし、コンフォート+モードでは、ステアリングがフロントカメラと連動して、路面状況を把握、アクチュエータを予測的に制御することにより、路面の凹凸をスムーズに吸収したり、加速・減速・旋回の各状況において、常に車体を水平な状態に維持し、快適な乗り心地を実現。

さらに、アウディプレセンス360と連動し、側面衝突が避けられないと判断した場合には、衝突面の車高を瞬時に約8cm引き上げ、車両剛性の高い部位でインパクトを受けるとともに、衝撃をサスペンションの減衰力で吸収し、キャビンの変形や乗員への衝撃を軽減することもできる。

運転支援システムは、従来のアダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストを統合したアダプティブドライブアシスト(ADA)をはじめ、フロント、リヤ、サイドと全方位で事故を予防し、衝撃を軽減するアウディプレセンス360、駐車などの際に車両の前後だけでなくタイヤの周辺の状況を3Dビューにより確認し、ホイールが縁石などに接触してダメージを受けることを未然に防ぐカーブストーンアシストなど、最新のシステムを採用。

ハイパワーモデル「S8」

新型S8は、スーパースポーツモデルにふさわいい4.0LのV8ツインターボの4.0 TFSIエンジンを搭載し、420kW (571ps)/800Nmという圧倒的なパワーを発生。このエンジンも48Vマイルドハイブリッドシステム、8速ティプトロニックを組み合わせることで高性能でありながら高効率でもある。

乗り心地と操縦安定性を高いレベルで両立させるプリディクティブ・アクティブサスペンションをはじめ、取り回しを向上させる一方、高速では前輪と同じ向きに切ることでスムーズなレーンチェンジなどを実現するダイナミック・オールホイールステアリング(4輪操舵)、高速コーナリング時に左右のリヤホイール間で積極的にトルクを配分し、ハンドリングをさらにスポーティなハンドリングを実現するリヤスポーツディファレンシャルを標準装備している。

エクステリアは、専用デザインの前後バンパーやアルミニウムルック・インサートにより精悍さを増したハニカムデザインのシングルフレームグリル、専用の点灯パターンを持つOLEDリヤライトや4本出しの楕円エキゾーストフィニッシャー、5ダブルスポーク・スターデザインの21インチアルミホイールを装備して、パフォーマンスの高さを表現。

インテリアはブラックを基調とし、フルレザーパッケージやバルコナレザーの専用スポーツシートなどにより、スポーティさと上質さを高い次元で両立。エクステリアカラーには、S8、Sライン・エクステリアパッケージ専用となるデイトナグレーパールエフェクトやウルトラブルーメタリックなど新色も設定している。

価格

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みんなのコメント

6件
  • 8とくれば、Aでもトランスポーターを思い浮かべてしまう。
  • 苦し紛れのデザインって感じ。

    全くかっこいいとは思えない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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