ジャパンモビリティショー2025で日本初公開され、ついに正式発表された新型CR-V。各メーカーが力を入れるミドルサイズSUVだけにユーザーの注目度も高い。そこで今回は、ライバルを紹介しつつ、気になる燃費を比較してみた。
文:木内一行/写真:トヨタ、日産、ホンダ、三菱自動車
【画像ギャラリー】新型CR-Vに負けないミドルサイズSUVは?(14枚)
「満を持して投入されたグローバルSUV」 ホンダ・CR-V
1995年の初代デビュー以来、ホンダSUVラインナップの旗艦車種として活躍してきたCR-V。2025年10月でデビュー30周年を迎えた今では約150カ国で販売され、グローバルでの販売台数は1500万台を突破(2025年8月時点)している。
そんなワールドワイドの活躍を見せるCR-Vだが、初代はセダンの快適性やワゴンの使い勝手に加え、優れた走破性を持つ乗用車感覚の4WD車としてデビュー。その後もユーザーニーズや時代に合わせて進化を続けるとともに、活躍の場を北米や欧州、中国まで広げていった。
6代目にあたる現行モデルは2022年に北米でデビュー。その後中国をはじめメキシコやタイ、欧州でも販売され、2024年には新型燃料電池車の「CR-V e:FCEV」を日本に投入。ただし、あくまでもリース形式での販売だった。
そして北米に遅れること約3年半、ついに日本でもハイブリッドモデルが正式に発表された。エクステリアはスポーティさと力強さを融合し、SUVらしさを強調。インテリアはアッパーミドルクラスにふさわしい上質感を手に入れている。
そしてパワートレインは、2リッター直噴エンジンに、高出力モーターを並行軸配置した2モーター内蔵電気式CVTを組み合わせた第4世代e:HEV。
ただし、専用のハイ/ロー2段のエンジン直結ギアを装備しつつ専用ギアレシオを設定することで、爽快で上質な走りと高い環境性能を実現した。
また、リアルタイムAWDも電子制御の進化により、オフロードや雪上だけでなく、オンロードにおいてもその効果が感じられるようになった。
そして燃費はRSのFFで19.8km/L、同4WDが18.2km/L。ブラックエディション(4WD)は18.0km/Lとなっている。
先代よりもSUVらしさを増し、すべてにおいて進化を果たした現行モデル。どこまで販売台数を伸ばすのか見ものだ。(価格512.27万円~577.94万円)
「ハイブリッドとPHEVの2本立てで勝負」 トヨタ・RAV4
新型が登場して3カ月あまり、まだまだ新鮮味のある現行RAV4。先代までの塊感のある力強いデザインとパッケージを維持しながら、「多様化」「電動化」「知能化」をキーワードに開発された。
まず「多様化」が表れているのがZ、アドベンチャー、GRスポーツという3つの異なるスタイルを設定したこと。
そして、ハイブリッドだけでなくPHEV(プラグインハイブリッド)も追加投入することで「電動化」を実現。さらに、トヨタ初となるソフトウェアづくりプラットフォーム「Arene(アリーン)」を採用して「知能化」を表現している。
エクステリアはスタイルによって異なり、Zは先進的なイメージのSUVハンマーヘッドデザインのマスクを採用し、アドベンチャーはタフなイメージや力強さを演出。GRスポーツはカッコ良さと機能性を両立した意匠としている。
ハイブリッドモデルのシステムは2.5リッター直4にモーターを組み合わせたもので、システム最高出力240psを発揮。駆動方式は全車E-Four(電気式4WD)で、前後輪の駆動力配分を100:0~20:80の間で緻密に制御し、優れた発進加速性と旋回安定性を実現。
燃費性能もライバルを大きく上回る22.5km/L(Z)、22.9km/L(アドベンチャー)を達成する。
遅れて登場したPHEVは、新世代のプラグインハイブリッドシステムと新開発の大容量電池を採用し、約150kmのEV航続距離と強烈なシステム最高出力(329ps)による力強い走りを実現。こちらも22.2km/L(Z)、21.5km/Lと低燃費性も抜群。(価格450万円~630万円)
「世界初のエンジンと最新の4WDシステムで武装」 日産・エクストレイル
現行となる4代目がデビューしたのは2022年。先代まではガソリンモデルとハイブリッドの2本立てだったが、現行では後者1本に絞られた。
エクステリアは初代から受け継いだタフな力強さに、余裕と上質さを感じられるエッセンスをプラス。インテリアの進化も大きく、堅牢かつ上質感のある空間を演出している。
前述した通りエンジンはハイブリッドのみだが、これが現行モデルの見どころのひとつ。
204psという高出力モーターを搭載した第2世代e-POWERは、発電用エンジンに日産が世界で初めて量産化に成功した可変圧縮比エンジン「VCターボ」を採用。これにより、エンジンの回転数を抑えながらモーターに余裕のある電力を供給し、力強い加速とゆとりの走りを味わわせてくれるのだ。
4WDシステムも最新で、「e-4ORCE」は前後2基の高出力モーターおよび左右のブレーキを統合制御し、優れた走破性とともに車体の挙動を安定させ、思い通りのコーナリングも実現。ちなみにリアのモーターも最高出力136psと非常にパワフル。
そして、4WDのみだが3列7人乗りが設定されていることもアドバンテージとなっている。
燃費性能に関しては、FFは19.4km/L、4WDは18.1km/Lで(3列シート車は18.0km/L)、CR-Vよりもわずかに劣る程度。
ちなみに、スタンダードなSグレードは、プロパイロットをはじめ、いくつかの安全装備は省かれるが、400万円以下の車両価格は魅力だ。(価格384.34万円~596.2万円)
「日本におけるPHEV・SUVのパイオニア」 三菱・アウトランダー
PHEV・SUVの先駆けがアウトランダー。2021年登場の現行は新世代のプラットフォームとパワートレインを採用し、全方位において大幅に進化。国内仕様はPHEVのみとなった。
ボリューム感満点のボディは先代よりもややサイズアップしたが、その数値以上の大きさを感じる。インテリアの仕立ても質感が大幅にアップし、先代ではガソリン車にしか設定のなかった3列7人乗りも用意された。
目玉のパワートレインは従来のツインモーター4WDをベースに大きく手を加えたものだが、前後モーターと駆動用バッテリーの出力を40%アップさせることで、滑らかで力強く気持ちの良い走りを実現。
さらに、アクセルを強く踏み込んだ場合でも極力エンジンを始動させず、EV走行を持続することが可能になった。
4WDシステムは、車両統合制御システム「S-AWC」の後輪側にもブレーキAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)機能を追加。これにより、全タイヤの能力をバランス良く最大限に引き出すことができ、思い通りのハンドリングや高い操縦安定性を手に入れたのである。
2024年には大幅改良を実施。容量を拡大したリチウムイオンバッテリーを採用することでEV走行換算距離が約20km延びて100km超に。システム最高出力も約20%アップして加速性能も向上した。
ただし車重(2070~2180kg)も影響してか、燃費は17.2km/L(Mは17.6km/L)とライバルたちを下回る。
とはいえ、ランエボ譲りのS-AWCや7つのドライブモードなど魅力は盛りだくさん。(529.43万円~671.66万円)
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みんなのコメント
の方が先だと思います。