クルマの上手な買い方~新車編~
車を買うこと、それは数年に一度、一生に数回という人も多いでしょう。とても大きな買い物ですね。ライフイベントの一つとカウントしてもいいくらいの大きな買い物ですから、少しでもいい買い物ができるといいですよね。クルマの上手な買い方について少し考えてみましょう。
できれば「買い替えるのはまだ当分先」というころからクルマ屋さんには立ち寄るとよい
クルマ屋さんに行くと、かなりの高額商品を扱っていて、そこに行ったら買わなければいけないのではないか?買わされるのではないか、そんな不安を抱えている人は少なくないようです。お店に足を踏み入れるのは少し勇気がいるかもしれません。またいざお店に入っても必要以上に車を売りつけられるのではと躊躇してしまいがちです。
もちろんお店側も一人でも多くの方に買ってほしい、少しでも収益につなげたいとは思っているでしょうが、強引な営業をしてくるお店ではおそらく購入にまで至らないでしょう。購入側もそうした事をきちんと心得ているお店を見つけておくことが、購入を検討するタイミングの際には安心ですね。そういった意味でもまだ買い換える必要のない時から、フラッとでよいので複数のお店に行ってみると良いでしょう。何度かお店に通ってみて、信頼関係が築けるようなお店で気持ち良くクルマの購入をしたいものですね。
また、こうすることで「今は買いませんが、やがて買うかもしれませんよ!」を暗にアピールすることもできます。突然行って、お得なクルマ、安く買いたいと言っても、普通にできる範囲の値引きが出るか出ないかといったところでしょう。しかしわざわざお店に何度も足を運んでくれるお客さんや自分たちの営業スタンスに少しでも向いてくれるお客さんは、お店や営業の人にとってもありがたい存在になり得ます。例えば台数をもう少し出したいときに「好条件を提示して提案してみようかなリスト」に入れる場合もあるのです。これは大きいですね。今月なら下取りを上乗せできます、今だとこれをサービスできますといったそんなおまけを持ってきもらえるお客さんになっておくことは、お得に買ううえで無視できないことだと思います。
実際購入資金の計画も前もって
クルマの購入にはお金が必要ですが、この工面の方法もいろいろです。もちろん現金で購入することもできますが、支払いを少なく抑えたいという人向けに様々な割賦プランも用意されています。そういった説明を購入する段階になって初めて聞くというのは少し「詰め込みすぎ」になってしまう可能性があるかもしれません。最近では数年後に乗り換える場合、あらかじめ残価を設定しておいて、クルマを返却することで、一括で残債が整理できるといったプランもあります。これから買うクルマの未来の価値を「前借り」してクルマの購入金額に充当するという点で画期的とも言えるでしょう。実際にクルマを購入する前にこういった知識を持っているといく分か安心できますね。
そして具体的なファイナンスプランを立てるには時間もかかるでしょうし、クルマ購入を単純に楽しみたいところですが、購入資金という点では現実的な問題になってきます。こういう説明なども少しずつ情報収集しておけば、一括で支払うかローンにするか、ローンでも頭金をどのくらい用意するかなどの検討ができるでしょう。勤務先や、付き合いのある銀行でマイカーローンを組める場合もあるのでいろいろと比較するのもいいですね。それよりもメリットのある買い方がディーラーで用意されていたらそれを利用するのもいいでしょう。
クルマの売り買いで一番大事なのは実は「いつ買うか」
クルマの売却もいくらでクルマが売れなければ計画が立てられないという方がいます。しかしベストプライスを引き出したいのであれば、先に「あなたは愛車をいつ売れるのか」を決める必要があります。条件を出せばお客様がクルマを売ると分かれば、条件の提示のしようもありますが、提示しても入ってくるかどうかわからないものにそんな好条件は出しません。
これはクルマを購入するときも同じことです。『私に営業かけても買いませんから!」アピールが強すぎるお客さんには好条件は持ってきてくれません。こういう条件が整ったら買う、とか、いつ以降なら購入できる、とか、どんな条件が整ったら決断ができると、そういうことを明確にしたら、その時にベストな条件を持ってきてくれる可能性は格段に上がるでしょう。あるいは少し前でも、売却を前倒しする価値のある話を持ってきてくれるかもしれません。そういうものであれば、商談に乗ってみる価値もあるかもしれません。
購入の流れ
それではいざクルマを購入します。まずクルマは登録するのには車庫証明が必要です。当たり前ですが車庫がないと車庫証明は申請できません。自宅のガレージに置く場合はいいですが、そうではない場合、クルマを決める前に車庫を借りる契約は済ませましょう。その上で、自分名義の土地であれば自認書、借りている駐車場であれば大家さんの使用承諾書が必要です。
車庫証明は地域の警察署に申請することになりますが早くて三日、時間のかかるケースですと一週間ほどかかる場合もあります。というのも、都内で一度も登録したことのない車庫で新規にクルマの車庫証明を出そうとすると、現地をお巡りさんが視察して入るかどうかを確認することもあるからです。逆に村など、車庫証明が要らない地域もあります。(この申請、新車などでは、ディーラーに任せなければならないシステムになっているところも最近では多いようです。その場合は自分でやるから安くしてもらう、ができない場合もあるので注意が必要です。)
クルマ購入時にはいくつかの証明書が必要となっていますが、そのうちの注意点としては印鑑証明書は交付から3ヶ月以内のものである必要があります。あまり早く用意しすぎてもいけませんが、買うと決めたら、できるだけ早く用意しておきたいものですね。契約を交わしたら、これらの書類をいかに早くクルマ屋さんに渡せるかで登録までの時間が変わってきます。そして、これを早く用意できることも、場合によっては好条件が引き出せる可能性を秘めていることがあるのです。例えば月末、年度末など、実績登録台数の上乗せができるからです。ベストなのは実印と印鑑登録証明、車庫の自認書/使用承諾書をもってクルマの契約に行くことかもしれません。
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