7月11日、静岡県の富士スピードウェイでGTワールドチャレンジ・アジア第3ラウンドのクオリファイ1/2、レース1が行われ、ハーモニー・レーシングのウェイアン・チェン/リウ・カイシュン組96号車フェラーリが総合優勝/シルバークラス優勝を飾った。日本勢ではLMコルサの脇阪薫一/小河諒組60号車フェラーリ296 GT3が総合2位/プロ-アマクラス優勝を飾っている。
マレーシア、インドネシアを転戦し、いよいよ今シーズンも日本に上陸したGTワールドチャレンジ・アジア。迎えた第3ラウンドは25台が参加し、7月9日から走行が行われてきた。迎えた7月11日は、8時30分からクオリファイ1、クオリファイ2が行われた。
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まず行われたクオリファイ1では、今回日本に合わせ桜のカラーリングをまとっているハーモニー・レーシングの96号車フェラーリ296 GT3がウェイアン・チェンのドライブで1分38秒762を記録しポールポジションを獲得。2番手にはクンフー・チェンがドライブしたFAWアウディスポーツ・アジア・チームファントムの16号車アウディR8 LMS GT3エボIIが2番手につけた。日本勢では、LMコルサの60号車フェラーリが8番手に。チーム5ジゲンの500号車ニッサンGT-RニスモGT3はタイヤトラブルに見舞われている。
続くクオリファイ2では、チームKRCのマックス・ハーゼがドライブした89号車BMW M4 GT3エボが1分37秒850にタイムを伸ばしポールポジションを獲得。2番手にはアブソリュート・レーシングの32号車ポルシェ911 GT3 Rエボをドライブしたトム・サージェントが1分37秒876で続き、ポルシェ期待の若手ラウリン・ハインリッヒがドライブしたオリジン・モータースポーツの11号車ポルシェが3番手に。クオリファイ1のタイヤトラブルから復帰した三宅淳詞駆る500号車GT-Rが9番手につけている。
■LMコルサのフェラーリと5ジゲンのGT-Rが追い上げ
12時35分から行われたレース1は、薄曇りのもと行われたが、序盤2台をかわしトップに立ったのは33Rハーモニー・レーシングの13号車フェラーリだったが、FAWアウディスポーツ・アジア・チームファントムの16号車アウディ、ハーモニー・レーシングの96号車フェラーリが三つ巴のトップ争いを展開した。
これに続いたのはアブソリュート・レーシングの29号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2だったが、5番手には脇阪薫一がドライブしたLMコルサの60号車フェラーリが浮上。さらに、クオリファイではタイヤトラブルに泣かされたチーム5ジゲンの500号車GT-Rが青木孝行のドライブでグイグイとポジションを上げていった。
スタートから25分が経ちピットウインドウがオープンするが、このタイミングでトップ3はピットに入ることはできず、逆に脇阪の60号車フェラーリ、青木の500号車GT-Rはウインドウオープンとともにピットインした。これがアンダーカットとなり、上位陣がピットインを終えるとトップに立った96号車フェラーリに続き、脇阪から小河諒に交代した60号車フェラーリが2番手に。16号車アウディが3番手、そして4番手に青木から三宅淳詞に交代した500号車ニッサンGT-Rが浮上した。
上位陣は僅差のまま後半戦に入っていくことになったが、レース終盤サーキットを盛り上げたのは三宅のGT-Rと、ハインリッヒがドライブするオリジン・モータースポーツの11号車ポルシェの争い。日独の若手がGT-Rとポルシェで繰り広げた争いはGTワールドチャレンジ・アジアの醍醐味とも言えるバトルとなったが、これはハインリッヒに軍配が上がった。
■日本勢が表彰台に食い込む
トップ争いは最終的にリウ・カイシュンが逃げ切りをみせたハーモニー・レーシングのウェイアン・チェン/リウ・カイシュン組96号車フェラーリが総合優勝/シルバークラス優勝を飾った。小河は0.877秒差までトップを追いつめたものの届かず。それでも脇阪薫一/小河諒組60号車が総合2位/プロ-アマクラス優勝でフィニッシュすることになった。
「優勝したチームがすごく速かったですが、明日はもっと良い走りができるよう準備したいと思います」と小河。また脇阪も「チームがすごく良い準備をしてくれました。今後鈴鹿1000kmも控えていますが、良い準備ができていると思っています」と喜びを語った。
ハインリッヒは三宅をかわした後も勢いは留まらず、最後は16号車アウディもかわしオリジン・モータースポーツの11号車ポルシェが総合3位/プロ-アマ2位に、FAWアウディスポーツ・アジア・チームファントムの16号車アウディが総合4位/シルバー2位、チーム5ジゲンの青木孝行/三宅淳詞組500号車ニッサンGT-Rが総合5位/シルバー3位となった。
日本勢では、ポルシェセンター岡崎の内山清士/近藤翼組25号車ポルシェが総合13位/シルバー-アマクラス2位に。山脇大輔/リアン・ジャトン組クラフト・バンブー・レーシングの77号車メルセデスAMG GT3エボが総合14位/シルバー-アマクラス3位となった。プラス・ウィズ・BMW Mチーム・スタディの山口智英/荒聖治組が序盤の混乱から追い上げ総合16位/クラス8位に。ポルシェセンター岡崎の永井宏明/小高一斗組は序盤アクシデントもありフロントにダメージを負いリタイアとなった。
[オートスポーツweb 2026年07月11日]
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