■ジャガーSUVのフラッグシップモデルが進化
英ジャガーは2020年12月2日、ジャガーのSUVラインナップの頂点に立つ「F-PACE(Fペイス)SVR」の改良新型を発表した。
【画像】ジャガー新型「FペイスSVR」を画像で見る(36枚)
搭載されるエンジンは5リッターV型8気筒スーパーチャージャー付きガソリンエンジンで、最高出力550ps・最大トルク700Nmを発生。従来モデルよりも最大トルクが20Nm増加している。組み合わされるトランスミッションは8速「クイックシフト」ATだ。
最大トルクが増加したことによりパフォーマンスが向上、最高速度は178mph(約286km/h)と従来よりも2mph速くなり、0-60mph(0-約96km/h)は3.8秒で0.3秒短縮された。ちなみに0-100km/h加速は4.0秒となる。
エンジン出力が向上したにもかかわらず、二酸化炭素排出量は従来の281g/kmから275g/kmへと低減しているのも特徴だ。
ブレーキシステムも強化。フロント395mm径、リア396mm径のツーピース・ディスクブレーキは、新しいインテグレーテッド・パワーブースターが採用され、よりコントロールしやすく短い距離でのブレーキングを実現している。
このチューニングはSVR専用で、ブレーキシステムはバキューム式ではなく電動ブースターを採用。また冷却性能と空力性能の向上により、ドライバーにさらなる信頼感を与えている。
FペイスSVRは、インテリジェントドライブラインダイナミクス(IDD)を備えた4WDが標準装備される。通常走行時はFRだが、路面や走行状況に応じてトルクを瞬時に前/後車軸に分配するソフトウエアにより、低トラクション状態での制御と安定性が向上している。またリア電子制御アクティブデファレンシャルも装備する。
アダプティブダイナミクスサスペンションは、しなやかな乗り心地とともに正確でダイナミックな走りを両立するものだ。この技術は、常に加速力やステアリング入力、スロットル開度、ブレーキ入力を分析、さらに車両の四隅にあるセンサーで垂直方向の動きとロール、ピッチを1秒間に100回測定することで得たデータを使ってダンパーの剛性を調整し、快適さとダイナミクスを両立する。
また、アクティブロードノイズキャンセリングを標準装備。これは路面からの振動を常に監視し、キャビンから不快なノイズを取り除くために必要な音を計算し、逆位相の音波を発生させることで、より静かな車室空間が実現している。
新型Fペイスには最新の「ジャガードライブコントロール」を装備する。これはコンフォート/エコ/レイン・アイス・スノー/ダイナミックの各モードを備えており、道路状況に基づいて、ドライバーがロータリーダイアルで手動で選択できる。このモードは、ステアリングやトランスミッション、スロットル、アダプティブダイナミクスを最適化する。
エクステリアデザインは大幅に変更された。エンジンとブレーキの冷却を改善するため、エアインテークは拡大されている。またCd値は0.37から0.36に改善、さらに揚力は35%減少と空力性能も向上した。またヘッドライト、テールライトともに新デザインのLEDライトを採用している。
インテリアデザインも大幅に変更。シートとドアにはアルカンターラが使用され、12.3インチのドライバーディスプレイもアルカンターラで包まれている。
ドライブセレクターは新デザインとなった。SVRロゴを備えたディンプルレザーで仕上げられている。そのドライブセレクターの横にはスタートボタンと、ジャガードライブコントロール用のロータリーダイヤルを備える。
FペイスSVRのイギリスでの車両価格は、7万7595ポンド(日本円で1085万円)。日本での販売時期は未定だ。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「免許センター遠すぎ問題」ネットで話題沸騰!?「バスが無くてヒッチハイクした」「前泊が必須」の声も…そもそもなぜ「不便すぎる場所」に作ったのか
239万円! ホンダ新「“カクカク”SUV」発表! 全長4.3m級ボディの「高コスパ」マシン! 黒感高めた新「BLACK STYLE」もイイ「WR-V」登場
日産「エルグランド」生産終了! 次期型は25年か26年? 「トヨタ・アルヴェル化」せず日産・ホンダが“独自路線ラージミニバン”で活路を見出すにはどうすべき?
「空車」だから手を挙げたのに無視された? 元タクシードライバーが解説する「空車タクシーが止まってくれない」ワケ
住宅地に巨大なコンクリート柱なぜ! 戦争で消えた「幻の京王線」じつは今でも一部現役です
電気自動車は実は環境に悪かった!? 化石燃料を燃やして得た電力に加え、タイヤからの粒子物質が3割増し!【Key’s note】
【いつになったら買えるの?】「ランクル300」改良。盗難防止機能が拡充、525万円から…受注は今も停止中
ローソンに代わって角田裕毅がレッドブルに? 早くも浮上する噂にラルフ・シューマッハーが見解「私なら勧めない。誰だって2、3戦で家に帰される」
ホンダCB1000Fコンセプト開発責任者に直撃取材!「時代は、回る。」~大阪モーターサイクルショー2025速報~
ようやく発売「クラウンエステート」。買って損はない5つの理由と、覚悟するべき微妙なポイント
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント