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1970年代にホンダが開発を進めた、幻のV8エンジン搭載スポーツカーがあった!

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1970年代にホンダが開発を進めた、幻のV8エンジン搭載スポーツカーがあった!

大排気量CVCCエンジン搭載が予定された、スポーツカーに迫る!

ミッドシップレイアウトも検討

“伝統”と“革新”の共演──新型ロールス・ロイス ゴースト・シリーズII試乗記

栃木県にある「ホンダコレクションホール」の企画展のうち「ライブラリー&デザインギャラリー」でm「V8 CVCC 1/4スケールモデル」が展示されている。

リトラクタブルライトを搭載し、リヤまわりはどことなく初代「プレリュード」を彷彿とさせるスケールモデルは、なんと、ホンダが1970年代前半に開発を進めていたスポーツカーだ。しかも、V型8気筒エンジン搭載を予定していたというから驚きだ。

ホンダのマルチシリンダースポーツカーといえば「NSX」だが、初代も2代目も6気筒。フラッグシップサルーンの「レジェンド」も6気筒だ。ホンダで8気筒搭載の市販モデルはあっただろうか……あ、初代「クロスロード」がありました。

もっとも初代クロスロードは、初代ランドローバー「ディスカバリー」のOEM。よって、搭載するV8エンジンはローバー製だ。

1970年代前半に開発が進められたスポーツカーは自社製のV8エンジン搭載を目指したという。

しかも、初代「シビック」で注目されたCVCC(Compound Vortex Controlled Combustion)エンジン技術を投入予定だった。

本モデル開発のきっかけは、北米市場におけるCVCCエンジンの訴求。そこで当時、多くのアメ車が採用し、ポピュラーだったV8エンジンの開発が検討された。

そのV8エンジンを搭載するクルマはセダンかクーペ、もしくはスポーツカーなのか……と、議論を重ねた結果「環境性能を運転して楽しいクルマに」というホンダらしいスポーツカーへの挑戦となった。

ホンダの公式ウェブサイトによれば、エンジンをリヤミッドに置いたMRレイアウトと、フロントに置いたFRレイアウトの検討が始まり、フルサイズのクレーモデルまで作られたという。

しかし、1973年10月に世界中を襲った第一次オイルショックによって開発は中止。幻のスポーツカーとなった。

もし世に出ていたらどのようなスポーツカーとなっていたのだろうか……ホンダが手掛けるV8CVCCエンジンはどんなフィーリングになったのだろうか……。あれやこれや想像が膨らむ、幻のスポーツカーだ。

文と編集・稲垣邦康(GQ)

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文:GQ JAPAN 稲垣邦康(GQ)
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