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電撃復活!? ホンダ新型「ライフ」6年ぶり登場! 名車の名前が復活する背景とは

■ホンダ新型「ライフ」登場! 従来モデルと異なる点は?

 ホンダが中国の東風汽車と合弁で設立している東風ホンダは、2020年10月15日に新型「ライフ」を武漢オートショー2020で初公開しました。1971年に生まれた「ライフ」という車名が、中国で販売されるホンダ車に採用される形で復活したことになります。

【画像】6年ぶりに電撃復活! ホンダ新型「ライフ」を画像で見る(25枚)

 これまで日本で販売されたライフと、東風ホンダの新型ライフはどのような違いがあるのでしょうか。また、ほかに車名が再び用いられた事例には、どのようなものがあるのでしょうか。

 1971年に発売された初代ライフは、「NIII 360」の後継車として登場。NIII 360に搭載されたエンジンが空冷式だったのに対し、初代ライフは水冷化された「EA型」360cc直列2気筒エンジンを搭載する軽乗用車となっていました。

 ちなみに、EA型エンジンは、日本車ではじめてタイミングベルトを採用したエンジンとしても知られています。

 ラインナップは、標準車と、3ドアステーションワゴンタイプの「ワゴン」、そして「ライトバン」の3タイプの展開でした。

 しかし、初代ライフは発売から3年後の1974年に生産を終了し、さらにホンダは軽乗用車市場から一時撤退。理由は、1972年に発売された小型車の初代「シビック」が世界的にヒットしたことを受け、シビックの生産に注力することだったといわれています。

 初代ライフの生産終了から23年後の1997年、当時すでに初代「トゥデイ」(乗用モデルが1988年に発売)で軽乗用車市場に復帰していたホンダは、軽トールワゴンの2代目ライフを発売しました。

 しかし、2代目ライフは非常に短命で、翌年の1998年には3代目ライフが登場していますが、これは同年に施行された軽自動車規格の変更に合わせたものです。

 規格の変更内容は全長が3.3mから3.4m、全幅が1.40mから1.48mに拡大されたというもので、3代目ライフもこの規定に沿う形でボディサイズが拡大されました。

 そしてライフは歴史を重ね、4代目ライフは2003年、5代目ライフは2008年に発売。軽トールワゴンとして2代目から5代目まで17年間販売された後、「N-WGN」を事実上の後継車として、2014年に販売が終了しました。

 軽自動車としてのライフの歴史は、中断期間をあわせると43年間にのぼります。

※ ※ ※

 初代ライフの発売から49年後の2020年に、東風ホンダが発表した新型ライフは、中国で販売されるフィット(海外別名:ジャズ)の東風ホンダ版モデルです。

 そのため、ボディサイズやデザインはフィットに準ずるものとなり、日本市場向けの軽乗用車ではなく、中国向けの小型乗用車として、6年ぶりに再出発した形になります。

 ホンダは中国にふたつの合弁会社を設立しており、ひとつは前出の東風ホンダ、もうひとつは広州汽車と合弁で設立した広汽ホンダです。

 広汽ホンダは中国仕様のフィットを販売する一方、東風ホンダは車名を変更して新型ライフとして販売。実質的には同じ車種であるものの、メーカーごとに違う車種名が与えられている格好となります。

 武漢オートショー2020でおこなわれた新型ライフの発表に際し、東風ホンダは歴代ライフが若者に選ばれる存在であったことを指摘し、新型ライフも中国のZ世代(1995年以降に生まれた世代)に受け入れられる存在になることを狙っているとして、次のように説明します。

「1971年に日本で誕生したライフは、ホンダ史上初の4ドア軽自動車として登場。社会に進出する日本の若者が、最初に選ぶクルマとして、何十年もの期間存在していました。

 そして、今回中国で発表した新型ライフは、ポップでかわいい外観、車内の広さや使い勝手の良さ、優れた乗り心地などの特徴を持ちますが、これは中国のZ世代の若者が求める価値観でもあります。

 新型ライフは、人生に愛と想像力と楽しさと情熱をもたらします。若者全員が新型ライフを選ぶ訳ではありませんが、新型ライフを選ぶ人は若々しく活き活きとしています」

■新型「ライフ」だけじゃない! 海外で名車の名前が次々に復活

 日本で使われていた車名が海外で復活するのは、ほかにも事例があります。

 トヨタが中国市場で展開する合弁会社には、一汽トヨタと広汽トヨタのふたつが存在しますが、現行型カローラセダンの中国仕様について、一汽トヨタ版モデルはカローラとそのまま名付けられ、広汽トヨタ版は「レビン」と名付けられているのです。

 レビンといえば、かつてカローラシリーズに存在したスポーティモデルとして知られています。

 レビンの名前を中国市場で採用した背景について、カローラのチーフエンジニアである小西良樹氏は次のように説明します。

「日本でも社会現象化した漫画『頭文字D』の影響から、中国でもレビンや『トレノ』という車名の知名度は高いといいます。

 レビンは稲妻などの意味を持ちますが、中国の方々は稲妻といった言葉を好む傾向にあるようで、そのような背景からレビンという車名を採用しました」

 また、トヨタからアフリカ市場での営業業務の全面移管を受けている豊田通商株式会社(以下、豊田通商)は、同市場で新型「スターレット」を順次発売することを、2020年9月1日に発表しました。

 スターレットは1999年まで販売されていたトヨタのコンパクトカーで、21年ぶりに海外で車名が復活したことになります。ちなみに、スズキがインドで生産する「バレーノ」のOEMモデルです。

 アフリカ市場で販売する小型車にスターレットと名付けた狙いについて、豊田通商広報部の担当者は次のように話します。

「スターレットは英語で『小さな星』『スターの卵』を意味する言葉です。『アフリカの新車市場でスターになってほしい』という願いを込めて名付けました。

 またもうひとつの理由として、スターレットという名前の知名度が現地である程度あったということが挙げられます。

 以前から、日本の中古車はさまざまな業者によってアフリカ市場へ輸出されており、品質の高さから現地で人気がありました。

 日本製のスターレットも輸出されていたことから、アフリカの人々にとってもスターレットという名前は聞いたことがあり、親しまれているのです」

※ ※ ※

 ほかにも、日本で販売されていたクルマの名前が海外で再度使用される例として、アジア新興国市場向けのホンダのコンパクトミニバン「モビリオ」や「シティ」、日産がミャンマー市場およびUAE(アラブ首長国連邦)市場で販売するセダン「サニー」などがあります。

 レビンやスターレットの事例からもわかるように、海外での日本車の知名度は、日本人が思っている以上に高いのかもしれません。

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