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VW新型「ID. Buzz」発表! “3列6人/7人乗り”の「めちゃ広ッ空間」&懐かしい「レトロ風デザイン」採用! 「フラット床面」で車中泊もできそうな「電動ミニバン」発売!

掲載 更新 6
VW新型「ID. Buzz」発表! “3列6人/7人乗り”の「めちゃ広ッ空間」&懐かしい「レトロ風デザイン」採用! 「フラット床面」で車中泊もできそうな「電動ミニバン」発売!

■ワーゲンバスのDNAを継ぐ「ID. Buzz」ついに発売!

 2025年6月20日にフォルクスワーゲン ジャパンは、フル電動ミニバン「ID. Buzz(アイディー バズ)」を同日から発売することを発表しました。
 
 開催された発表会ではID. Buzz日本仕様とともに、同日発売される「Golf R Black Edition(ゴルフR ブラックエディション)」や「T-Rock R Black Style Performance(ティーロックR ブラックスタイルパフォーマンス)」が初公開されたほか、かつてワーゲンバスの愛称で親しまれてきた「Type 2(タイプ ツー)」、現行ランナップの「Tiguan(ティグアン)」「T-Cross(ティークロス)」「Polo(ポロ)」「Golf(ゴルフ)」「Passat(パサート)」「ID.4(アイディー フォー)」も展示されました。

【画像】超カッコイイ! これがVW新型「“3列6人/7人乗り”ミニバン」です! (30枚以上)

 発表会の冒頭、フォルクスワーゲン ジャパンは、2025年1月から5月までの新車販売台数が1万4322台を記録し、前年比で33%以上増加したことを報告。

 この成長について、ブランドディレクターであるイモー・ブッシュマン氏は次のように述べました。

「ブランドのアイコンであるゴルフが販売台数の成長を牽引しています。

 さらに、2024年7月に発表した新型ティグアン、パサート、およびマイナーチェンジを施したT-Cross、ゴルフ、ゴルフ ヴァリアントといったニューモデルが、この成長に大きく貢献しています」

 そんななか、今回の発表の目玉であるID. Buzzは、日本市場におけるフォルクスワーゲンの商品構成を完成させる「最後のピース」と位置付けられ、ブランド復活の第一フェーズの締めくくりとされました。

 ID. Buzzは、1950年代に誕生し世界中で愛されたタイプ2(通称:ワーゲンバス)の特徴を継承しつつ、最新のEV技術を融合したフル電動ミニバンです。

 2017年にコンセプトカーが登場して以来、大きな反響を呼び、日本市場に導入された今、かつてのワーゲンバスの系譜を継ぐ新たなブランドアイコンとして期待されています。

 発表会では、ステージ背後の扉が開き、ID. Buzzが前進。

 タイプ2と並んで登場する演出で披露されました。

 フォルクスワーゲンが展開する多様なモデルの中でも、ID. Buzzが提供する価値について、プロダクトマネージャーの沢村武史氏は次のように語りました。

「ID. Buzzは、シンプルさ、親しみやすさ、サステナビリティ、そして自分らしさという、時代を超えて普遍的な価値観を体現しています。

 これはフォルクスワーゲンのクルマづくりの哲学であり、世代を超えて愛されるクルマを生み出すというブランドの理念を最も明確に表現したモデルです」

 また、ID. Buzzを求めるユーザーの価値観について、沢村氏は

「プロダクトの背景にあるストーリーやブランド哲学へ共感してくださる方。単なる移動手段としてのクルマではなく、クリエイティビティを刺激し、ライフスタイルを豊かにしてくれることへの期待されるお客様。

 そんなお客様達が、型にはまらない我々が想像をできないような使い方を広げて、それがムーブメントとなってカルチャーとなることでしょう」

 と述べました。

■2タイプが設定された「ID. Buzz」の仕様とは?

 ID. Buzzは、欧州市場で既に高い評価を得ており、そのレトロかつ先進的なスタイリングと優れた実用性で注目を集めています。

 日本仕様では、6人乗りの標準ホイールベースモデル「ID. Buzz Pro(アイディー バズ プロ)」と7人乗りのロングホイールベースモデル「ID. Buzz Pro Long Wheelbase(アイディー バズ ロングホイールベース)」の2種類が展開されます。

 ボディサイズは標準モデルが全長4715mm×全幅1985mm×全高1925mm、ホイールベース2990mmで、ロングホイールベースモデルでは全長が4965mm、ホイールベースが3240mmと250mm延長されており、より広々とした室内空間を実現。

 各モデル3列シートレイアウトを採用し、ファミリーユースからレジャーまで幅広いニーズに対応します。

 エクステリアは、クラシックなタイプ2をオマージュしつつ、現代的な造形を融合し、個性的なデザインにまとめられています。

 フロントには新世代のVWロゴと水平に広がるグリルを配置。

 滑らかな曲線で構成されたボディは親しみやすさと空力性能を両立し、空気抵抗係数Cd値0.285という優れた数値を誇ります。

 これにより、見た目の魅力だけでなく、走行効率の向上にも貢献しています。

 ボディカラーは、モノトーンの「キャンディホワイト」「モノシルバーメタリック」「ディープブラックパールエフェクト」の3色に加え、ツートーンの「キャンディホワイト/ライムイエローメタリック」「キャンディホワイト/スターライトブルーメタリック」「キャンディホワイト/ベイリーフグリーンメタリック」の3色から選択可能です。

 室内は、電動プラットフォーム「MEB」による完全フラットフロア設計により、広々とした空間で乗員全員が快適に過ごせます。

 特に2列目と3列目のシートは折りたたみ可能で、3列目シートは取り外しもでき、荷室容量は標準モデルで2123リットル、ロングホイールベースモデルで2469リットルと、荷物を多く積む際や車中泊にも柔軟に対応可能です。

 さらに、後席左右のパワースライドドアやパワーテールゲートが標準装備されているなどの使い勝手も嬉しいポイントといえるでしょう。

 インテリアカラーは、「パラジウム/ソウル(ブラック)」「ジェイドグリーン/ミストラル(グリーン)」「ライトソウル/ミストラル(グレー)」「ブルー/ミストラル(ブルー)」の4つのコーディネートから選択可能です。

 先進安全装備も充実しており、「Travel Assist」や「Lane Assist」などの運転支援システム、LEDマトリックスヘッドライト、大画面タッチディスプレイが搭載されています。

 特にロングホイールベース仕様には「Harman Kardon」製のプレミアムオーディオシステムが採用され、音響面でも高い満足度を提供します。

 パワートレインは最高出力210kW(286PS)の後輪駆動モーターを搭載し、スムーズで力強い加速を実現。

 バッテリー容量は標準モデルが84kWh、ロングホイールベースモデルが91kWhで、WLTCモードでの最大航続距離はそれぞれ524kmと554kmです。

 さらに、150kWのDC急速充電に対応し、充電時間の短縮により長距離移動でも安心して利用できます。

 価格(消費税込み)は、標準仕様が888万9000円、ロングホイールベース仕様が997万9000円で、2025年7月下旬以降にデリバリーが開始される予定です。

※ ※ ※

 なお今回発表会でお披露目となった日本仕様のID. Buzzや現行ラインナップは、6月21日(土)、22日(日)に六本木ヒルズアリーナ(港区六本木)で開催される「Volkswagen Brand Exhibition」で展示されます。(くるまのニュース編集部)

文:くるまのニュース くるまのニュース編集部
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みんなのコメント

6件
  • Tada
    いいけど、900〜1,000万円は無いなあ。結局はマニア向けの一台になりそう。
  • sat********
    何年も前のモーターショーで見てやっと発売って価格見てガッカリ。シャランと同価格とは言わないが600万台で発売してほしかった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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