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国産軽自動車大ピンチ!? 装備も質感もレベチって本当か? 市販直前BYD新型ラッコ徹底チェック

掲載 更新 487
国産軽自動車大ピンチ!? 装備も質感もレベチって本当か? 市販直前BYD新型ラッコ徹底チェック

 2026年7月に発売されるBYDの軽EVラッコ。ほぼ市販モデルをBEV親方の国沢光宏が徹底チェック! イマイチなところも見つかったが、装備も質感もこれまでの軽自動車にはないレベルだった。ヤバいぜ国産モデル!

文:国沢 光宏/写真:森山良雄

【画像ギャラリー】運転席パワーシートじゃん!! しかもテレスコもついちゃう!! N-BOXやばいかもな新型ラッコの全貌がコレ(8枚)

商品企画担当に直撃! ほぼ市販車のラッコを丸裸

 去る4月19日に富士スピードウェイで開催されたBYDのオーナーズミーティングに、間もなく発表となる軽電気自動車『ラッコ』が展示されていた。囲いがあったのだけれどBYDのオーナーなら乗り込みまでしていいとのこと。

 その場にいた説明担当も日本側でラッコの商品企画を行ってきた田川博英さん(元日産でSAKURAも担当していた人)でした。これ幸いと突っ込んだ話を聞いてみた。

 まず今回展示していたラッコだけれど、ほぼ市販車と思っていいそうな。昨年のJMSに出展した車両は先行試作車であり、市販車と違う点も多かったという。何より今回のモデルはパレードランができるほど普通に走るし、すべての装備が稼働するという。

 日本仕様の最終的なスペックは国交省の認証が取れていないため詳しく言えないとのこと。これ、日本車でも同じ。国交省の認定数値と違ったら困りますから。

 スペックもさることながら、一番気になるのが質感である。安かろう、悪かろうじゃ話にならない。何より多くの人は中国車というと安づくりのイメージを持つようだ。

 JMSの時はそのあたりを確認できなかったけれど、やっとじっくりチェックできます。私の場合、重箱の隅をつつくこと好まないものの、自慢じゃないが、よくない部分が見えてしまうという「感性」を持つ。

 実車を見た瞬間「あらら?」がありました。スライドドアの前方上端部のボディ側に鉄板が薄板一枚になっている部分があるのだった(写真参照)。こういった処理、今まで出会ったことなし! 「頭が当たって危険」的な実害こそないけれど、やはり「ヘン」である。経験不足かと。ここは見える部分だけでいいからモールなど貼って処理したい。簡単に対応可能だろう。

 二つ目はリアハッチを開けた時に見えるサイドパネルの後端(写真参照)。ボディ自体はレーザー溶接を多用して組み立ててあるなど、軽自動車と思えないほどお金をかけています。でもスライドドアの薄板1枚部分の処理と同じく、見た感じがよくない。ここまでお金かけたクルマ作りをしてあるのだから、化粧パネルなど貼って“骨格”が見えないようにしたらいい。

 さらにあら捜しをするも「以上!」でした。この2点を除けば静的なクルマの仕上がりは申し分なし! インテリアのデザインも、使われている素材も、装備内容も、軽自動車として考えたらホンダのN-BOXすらしのぐレベル。

 なんとテレスコピックステアリングが付き、 サンバイザーに鏡まであった! リアシートの使い勝手だってなかなか。前後スライドするし、ダイブダウンで収納できる。なによりドア内側の見えない部分の塗装まで上質だ。

 電動スライドドアはベースグレードでも左右標準。素晴らしいことにキー持ってクルマに近づくとスライドドア下の地面にスポットライトが当たる。ここに足を出したらドアが開くのだった。ジェスチャータイプよりわかりやすいし確実。こういったアイデアが出てくるから面白い。ちなみに展示車は最上級グレードという。ただ戦略的な価格になるだろうベーシックモデルも決定的な装備差はないらしい。

駆動用バッテリーは2タイプ。上位モデルは300km走れそう!

 では、肝心の電池はどうだろう? 詳細についちゃもう少し待たなければならないが、電池は事前のアナウンス通り2タイプ。詳細な容量こそ出せないが、少ないほうで22kWhくらい。大きいほうが32kWhくらいをイメージしてもらえばいいらしい。

 少ないほうがSAKURAより、大きいほうはN-ONE e:より10%くらい大きな容量の電池を搭載していることになる。航続距離は200kmと300kmといったあたりか。

 もちろんLFP(リン酸鉄リチウム電池)のため、寿命は「使いきれないほど」と理解しておけばいいだろう。大雑把な目安でいえば、200kmタイプで60万km以上。大きいほうなら90万km以上になる。軽自動車として移動の足とすることはもちろん、家に置いてあるときは太陽光発電で使い切れなかった電力を貯める家庭内マイクログリッドの蓄電池として使うのもいい。

 今回ジャッキアップしての下回りのチェックはできなかったものの、ブレーキの容量大きく、リアなんか軽自動車で唯一のディスク。ADASの精密な制御なども期待できると思う。こうなると気になるのが走り。レーザー溶接のがっしりしたボディ構造は、おそらく普通車と同じくらいの質感を実現しているだろう。

 ガティブなニュースとなる補助金の少なさながら、そいつを吹き飛ばすくらいの価格設定に期待したい。なお発売は7月だという。

文:ベストカーWeb ベストカーWeb
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