ゴールデンウィーク真っ只中の4月29日、福島市ふくしまスカイパークで「スカイパークフェスタ2025~春~」が開催。会場では空のモータースポーツ「AIR RACE X」開幕戦のパブリックビューイングも準備され、選手たちの活躍に来場者たちは大いに沸き立った。
「スカイパークフェスタ2025~春~」は、空と地上をまるごと楽しめる一日限りの“空まつり”として開催されたもので、会場には実際に飛行できる航空機や福島県防災ヘリコプターの展示や、福島の味覚を楽しめる地元のカフェやキッチンカー、体験型ブースなど多彩なイベントを用意。
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イベント中には、エアレースパイロット・室屋義秀選手(LEXUS PATHFINDER AIR RACING)によるアクロバット飛行をはじめ、福島県防災ヘリコプターによるデモフライトなどが披露され、来場者たちを大いに沸き立たせていた。
「AIR RACE X 」2025シリーズ開幕戦は、室屋選手が僅差で2位
午後には世界が注目する空のモータースポーツ「AIR RACE X 」2025シーズン開幕戦のパブリックビューイングが開催された。スカイパークフェスタに集まった来場者たちの関心はもちろん、2024年に初代シリーズチャンピオンを獲得し、初の連覇を狙う室屋選手の初戦での戦いぶりだ。
まず予選で室屋選手は59秒040を記録し、58秒027をたたき出したパトリック・デビッドソン選手(南ア)に次ぐ2位で通過。決勝はこの2名で行われることとなった。このデビッドソン選手は、今シーズン著しい成長を見せている注目の選手で、常々「ヨシ(室屋選手)には勝ちたい」と語っていたそうで、その決勝での戦いぶりに注目が集まった。
そして決勝。レース序盤こそ室屋選手が先行したが、“スカイループ”を通過した辺りからデビッドソン選手が徐々に差を縮められ、「ファイナルストレート」で一気に形勢は逆転。59秒504でフィニッシュした。室屋選手は60秒600でわずかに及ばなかった。
第2戦もリモート開催だが、「リアルレース開催も近いのでは?」室屋選手
室屋選手は、レースが終わった会見で「決勝はほぼミスなく飛べました。(しかし、デビッドソン選手は)結構研究してきていると思います。我々は少し高度を上げてエネルギーを落とすエネルギーマネジメントみたいなことをやっているんですけど、そのあたりも多分わかってきているようなので、かなり手強い相手と思っています」と振り返り、これを踏まえ、すでに第2戦に向けた対応をスタートさせていることも明かした。
AIR RACE Xについて室屋選手は、「今シーズンは2戦が予定され、(今回と同様)すべてリモートになります。まだ馴染みがないと思うけれど、皆さんが知解しやすいものにしていきたいと考えています」と述べる一方、「パイロットが一堂に集まって再び競い合うリアルなレースの開催に向けても積極的に動いており、それが訪れる日も近いと思ってます。皆さんの応援が力になると思ってます」と、リアルレースの開催に期待を寄せた。
なお、室屋選手にとって永遠のライバルと言われ来たマーティン・ソンカ選手(チェコ)は、準決勝で室屋選手に敗れて3位決定戦に回り、同じチェコ出身のペトル・コプシュタイン選手に勝ち3位となった。開幕戦に続く第2ラウンドは7月6日に開催され、第3ラウンドを9月6日、第4ラウンドを10月に開催すると発表された。
室屋選手をフルサポートする「レクサス」、第2戦へ向けた秘策とは?
一方、室屋選手をサポートしているレーシングチームがLEXUS PATHFINDER AIR RACINGだ。このチームは、2017年からレクサスのエンジニアが参加する形で始まった「空」と「陸」の技術交流を経て、エアレースで勝つために2021年10月より本格的なレーシングチームとして活動を開始した。
チームのヘッドオフィス テクニカルコーディテーターを務める中江雄亮氏が、この日のレース前のインタビューで次のように答えた。
まず機体面での改良については、「第2戦に向けては空力面でアップデートを行う予定です。具体的な箇所は言えませんが、すごく小さくても効果的なところを狙います」と話す。実は室屋選手もレース後の会見で「機体があと1%、2%速くなるとかなり有利に飛べるようになる」と話しており、おそらくこのアップデートが戦力増強につながるのかもしれない。
AIR RACE Xで培った独自機能は「レクサス」への展開も目論む
他の選手の機材にない独自の機能については、「トルクを最大値で利用するためのプリセット機能を備えています。今までは室屋選手自身による経験値で最大トルクをつかんでましたが、今はセンシングによって最大値が瞬時にわかり、それをヘッドアップディスプレイを通してベストな状態を把握できるようにしています。第2戦ではこの辺のさらなるアップデートも行う予定です」と述べた。
ただ、これらによってエンジンやシステム系をプリセットすることはレギュレーション上で禁止されている。そこで「この情報を室屋選手がベストな状態で把握、操作できる形を用意するのがポイントとなる」というわけだ。
こうした“ベストな状態”を作るためにチームがこだわるのがシート設計だ。機材には室屋選手の身体にジャストフィットするように準備されたフルオーダーメイドのシートが用意され、これはレクサスのシート開発陣が担当したものだ。中江氏は「まだ構想段階ではあるが、これに近いことをレクサスでも展開したいと考えているところ」と述べ、「将来的にレクサスのアピールポイントになっていけばいいと思っている」とした。
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