スズキは2025年10月29日から始まるジャパンモビリティショーの出展車を公開した。はたして注目車はあるのか? ここでは四輪車、二輪車を紹介していきたい。
※スズキブース:東京ビッグサイト東4・5・6ホール
【画像ギャラリー】注目の軽乗用BEV、e-VanVan、ペダル付き折り畳み電動バイクe-POなどの写真をチェック!(63枚)
文:ベストカーWeb編集部/写真:スズキ
ワールドプレミアは四輪車が1車種、二輪車が1機種、電動小型モビリティが2機種!
ジャパンモビリティショー、スズキブースの出展テーマは、2025年2月の新中期経営計画で発表したコーポレートスローガン「By Your Side」とし、出展物ひとつひとつでBy Your Side を体感できるブース展示と演出。
ブース内では、軽乗用BEV コンセプトモデル「Vision e-Sky」、二輪BEV コンセプトモデル「e-VanVan」をはじめ、次世代四脚モビリティ「MOQBA(モクバ)2」、船外機などを展示。
総合モビリティメーカーとしての技術を集結することで、スズキが目指すお客様ひとりひとりの困りごとの解決に寄り添うインフラモビリティをご提案。
そのほか、電動モビリティベースユニット、CBG(圧縮バイオメタンガス)1事業などの取り組みもご紹介する。また、軽トラック「スーパーキャリイ」の荷台を活用したスズキの用品販売コーナーも設ける。
まずは出展される各四輪車の概要を紹介していこう。
軽乗用BEV「Vision e-sky」【参考出品車】ワールドプレミア
今回の出展車のなかで、最も注目を集めそうなのが軽乗用BEVの「Vision e-sky」。日々の通勤や買い物、休日のちょっとした遠出など、 軽自動車を「生活の足」として愛用するユーザーの毎日に寄り添うEV として、2026 年度内の量産化を目指すコンセプトモデル。
ボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1625mm。ワゴンRとハスラーと、全長と全幅が同じで、全高はハスラーより55mm低く、ワゴンRより25mm低い、1625mmと軽ハイトワゴンに属する。
デザインコンセプトは「ユニーク・スマート・ポジティブ」をテーマとし、前向きで明るい気持ちになれる、スズキらしいデザインを表現。
シンプルですっきりとしたEVらしいプロポーションで、ヘッドライトやテールライトはコの字型の3本ラインや軽快なフローティングルーフと、浮島をイメージしたCピラーが先進的で親しみやすいキャラクターを醸し出している。
インパネやコンソールのデザインは、軽やかにフローティングさせ、トレーとモニターがつながる造形となっている。またサスティナブル素材を積極的に採用し、明るく開放感のある室内空間が特徴だ。
走りに関しては、EVならではのレスポンスで上り坂の加速も思いのままという。一充電あたりの航続距離は270km以上で、動く蓄電池としてV2Hとしてクルマの電気を家でも活用できる。
BEV商用軽バン eエブリイコンセプト【参考出品車】
トヨタ、ダイハツ、スズキの3社が共同開発したBEV商用軽バンのeエブリイコンセプトは、ラストワンマイル輸送に最適なBEVを法人向けに提供することを考えて作られている。
一充電あたりの航続距離200km。軽バンとしての使い勝手の良さはそのままに、EV ならではの静かで力強い走りを実現するだけではなく、非常時にはクルマの電気を外部に供給するなど、地域社会へ貢献できるモデルとなっている。
ボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1890mm。ベースはハイゼットカーゴだが、フロントマスクはeエブリイ専用のフロントバンパーが取り付けられている。発売は2025年度内を予定している。
エタノールを活用したフロンクスFFVコンセプト【四輪技術展示車】
カーボンニュートラル実現に向けたスズキのマルチパスウェイでの取り組みのひとつとして、エタノール燃料を活用した環境技術を紹介。
会場では1.2LDITC+FFV(Flexible Fuel Vehicle、フレックス燃料車)のイメージ車両としてフロンクスフレックスフューエルを展示する。
その他、市販車として、新型「eビターラ」、新型「クロスビー」、新型「ジムニー ノマド」、「スペーシア」を展示予定。
二輪車 遊びゴコロのあるBEVファンバイク「e-VanVan」【参考出品車】ワールドプレミア
続いて二輪車の出展車を紹介していこう。まずは「e-VanVan」。1970年代に人気を博したレジャーバイク、「VanVan」をモチーフに独創的なスタイリングとデジタルテーマのユニークなカラー&グラフィックで先進性を表現。EV になってもバイクに乗る楽しさ、操るワクワクを感じられるバイクに仕上げたという。
e-VanVanの特徴としては、快適な乗車を支える幅広のハンドル、ゆったり座れる快適なシート、幅広のワイドタイヤ、中空のLEDヘッドライト、個性と遊びゴコロを演出するバーエンドミラーなど、若者だけでなくおじさん世代にもウケそうだ。車両区分は原付二種相当。ぜひすぐにでも市販してほしい。
新型ネオレトロモデル GSX-8T/GSX-8TT【市販予定車】ジャパンプレミア
2025 年7 月に発表した新型ネオレトロモデル「GSX-8T」「GSX-8TT」を日本での市販予定車として初めて展示。この2車種は、GSX-8S をベースに、レトロとモダンを融合させたスタイリングデザインと、最新の電子制御を組み合わせた安全性の高いモデルで、ハンドルバーエンドミラーにはエイトボールエンブレムを採用。
エンジン&フレームはGSX-8S/Rで採用されている775ccのコンパクトなエンジンと、高剛性のスチールフレームと軽量なアルミスイングアームを組み合わせている。またライダーをアシストする電子制御システムを多数搭載しているほか、ELIIY Powers製のリチウムイオンバッテリーを採用している。
GSX-8Tは、1960年代の高性能ネイキッドバイクT500「Taitan」を彷彿とさせるデザインで、クラシカルな丸形ヘッドライトや専用のタックル&ロールシートが特徴。
GSX-8TTは1970年代のロードレーサーをイメージしたデザインで、過去の名車を彷彿とさせるロケットカウルおよびスポーティなアンダーカウル、そしてGSX-8TT特別デザインのスタイリッシュなシートが特徴だ。
ペダル付折りたたみ電動バイク「e-PO」【参考出品車】
「普段使いからレジャーまで、身近な移動をもっと自由に!」をコンセプトに、電動アシストとEV バイクを掛け合わせた新ジャンルの原付一種相当のモビリティ。
ペダルを漕ぐことで、強力なアシスト走行が可能なことに加え、アクセル操作のみでも快適に走行することができる。フル電動走行/アシスト走行では30km/h、航続距離30kmを確保している。
車重約25kgの軽量な車体で、折りたためば車載も可能。パナソニック製電動アシスト自転車との共通のバッテリーを採用することも嬉しいポイント。
二輪BEV 世界戦略車第一弾 BEV スクーター「e-Address」【参考出品車】ジャパンプレミア
2025 年1 月にインドで開催された「Bharat Mobility Global Expo2025」で二輪BEV世界戦略車第一弾BEVスクーターを日本で初めて展示。
80kmという十分な航続可能距離と洗練された外観を持つ実用性に優れた原付二種相当のスクーターで、「最新の技術を活用したバイクに乗って、日常生活をよりスマートにしたい」というお客様の願いを叶えるモデルとして提案。
パワートレーンは、信頼性と安心感のあるリン酸鉄系のリチウムイオンバッテリーを採用し、ポータブル充電器を用いて家庭用コンセントでの充電が可能。またドライブモード、回生ブレーキ、リバースモードを装備している。
主な装備は固定式バッテリーの採用により、シート下収納(17L)を確保したほか、キーレスシステム、スマートフォンとの連携可能なカラーTFT液晶メーターを採用している。
GSX-R1000R海外仕様モデル【市販予定車】
2025年8月に鈴鹿8 時間耐久ロードレースにおいて発表した「GSX-R1000R」を出展。展示ではレース走行時のようなフルバンク状態を体験しながら撮影ができるフォトスポットを用意するという。
水素エンジンバーグマン【二輪技術展示車】
スズキはカーボンニュートラルの実現に向けたマルチパスウェイでの取り組みのひとつとして水素エンジンの研究開発を行っている。
「バイクの楽しさのひとつである、排気音を楽しみながらも環境に配慮した乗り物に乗りたい」を叶えるモビリティ。ブースでは、ジャパンモビリティショー2023 で参考出品したモデルからの進化がわかるよう、カットモデルを展示する。
GIXXER SF 250 FFV「海外仕様モデル」【参考展示】
スズキはインジェクターや燃料ポンプ、エンジン制御等を改良して、バイオエタノール85%の混合燃料が使用可能なフレックス燃料車(FFV)を開発し、2025 年1 月にインドで発売した。
植物を原料とするバイオエタノール燃料を使用することで、従来の化石燃料に比べてCO2 削減に貢献しながら、ガソリンの使用も可能で高い利便性を実現している。そのほか、市販車 新型「DR-Z4SM」を展示予定。
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