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さすがに暴れすぎた? FIA、ランス・ストロールのカタールGP予選での振る舞いを調査中。5年前の“オコン突き飛ばし事件”同様に制裁の対象に?

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さすがに暴れすぎた? FIA、ランス・ストロールのカタールGP予選での振る舞いを調査中。5年前の“オコン突き飛ばし事件”同様に制裁の対象に?

 F1カタールGPの予選でQ1敗退となり、ガレージで怒りを爆発させていたランス・ストロール(アストンマーチン)。この時の振る舞いがFIAの調査対象になっているようだ。

 ストロールはQ1を終えてガレージに戻った後、ステアリングホイールを車外に投げ捨てると、マシンを降りてから怒りに満ちた様子でピット裏に向かった。そして彼はパルクフェルメへと誘導しようとしたトレーナーのヘンリー・ハウを突き飛ばしたのだ。

■カタールのQ1敗退で感情が爆発……ランス・ストロールはなぜ苛立っているのか? 数日前に語っていた、今季苦戦している要因

 その後ストロールは公式中継のインタビューでも、3つの質問に対してわずか7単語しか発さず、不機嫌さをあらわにしていた。その中には、現在の心境を放送禁止用語を用いて表現する場面もあった。

 こういったストロールの一連の言動はソーシャルメディア上で多くの議論を引き起こした。そしてこれについて、F1を統括するFIAが動きを見せた。

 FIAによると、ストロールがカタールGPでFIAの規則や方針、流儀に反した可能性がある出来事について、コンプライアンス・オフィサーがストロールと話し合いを行なっているという。ストロールがどういった規則に抵触したおそれがあるかについては未だ公式発表がないが、ガレージ内での振る舞いによるものだと理解されている。

 ストロールの行為はおそらく、FIA国内競技規約の名誉毀損条項に抵触するものと思われる。同規約の第12.2.1条のcには、以下の行為が認められた場合に違反を犯したとみなされると記されている。

「不正行為、もしくはあらゆる競技者や関係者、モータースポーツ全般の利益を害する行為」

 2018年のブラジルGP後にマックス・フェルスタッペンがエステバン・オコンを突き飛ばしたかの有名な事件では、まさにこの規則に抵触すると判断された。この際フェルスタッペンは、2日間の奉仕活動への参加をFIAに命じられた。

 ストロールの振る舞いは周囲から批判を浴びることになったが、所属チームのアストンマーチンは冷静な見解を示している。チーム代表のマイク・クラックは、マシンを降りた直後の、アドレナリンがまだ出ている状態のドライバーの行ないを深読みしすぎないことが重要だと語った。

「我々がスポーツマンに求めるのは感情だ。ただ、彼ら(ドライバー)が何かをしたら我々はすぐに判断をしてしまいがちだ。『これは正しいことなのか? 間違っているのか?』とね」

「そこには注意する必要があるだろう。ソファに座った人たちがエアコンの効いた部屋から『あれはやり過ぎだ、あれはやってはいけない』と言うのは一歩踏み込みすぎていると思う」

「ドライバーやエリートスポーツマンに対して、もう少し敬意を払う必要があると思う」

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