レクサスがレーシングコンストラクターaprと手掛ける体験型ツアー
レクサスは11月24・25日に、『レクサス・サーキット・エクスペリエンス×阿蘇・熊本ドライブ旅with apr』を開催した。レクサスでスーパーGTとスーパー耐久に参戦中のレーシングコンストラクター『apr』とコラボした、オーナー向けのドライビングレッスンと阿蘇・熊本エリアのドライブを融合させた体験型プログラムだ。
【画像】レクサス・サーキット・エクスペリエンス×阿蘇・熊本ドライブ旅with apr 全11枚
『レクサス・サーキット・エクスペリエンス』自体は年間数回開催されているが、aprとの共催は昨年に続き2回目となる。モビリティリゾートもてぎにて実施された前回が参加者から高い評価を得て、継続開催に至ったということだ。
本イベントでは、レクサス・オーナーが自家用車で来場するほか、現地でレクサスのレンタカーを利用することもできる。レンタカーを利用すれば、レクサス・オーナーでない参加者でも参加が可能だ。車両は事前にリクエストすることもでき、普段乗っているクルマとは異なる車種を体験できる点も、このプログラムならではの特徴といえる。
1日目は午前便で熊本空港に到着。参加者と共にツアースタッフの誘導のもと、空港近隣で車両をピックアップする流れとなる。筆者には『レクサスLC500コンバーチブル』が割り当てられた。
参加者には事前に旅のしおりが郵送されており、阿蘇周辺のドライブコースや立ち寄りスポットが複数紹介されている。空港から宿までの行程は自由行動とされ、各自が好みのルートで阿蘇観光とドライブを楽しめる構成だ。
阿蘇ドライブと事前レクチャーによる導入プログラム
筆者は阿蘇周辺のワインディングロードを楽しみながら宿を目指すことに。天候にも恵まれ、紅葉が見頃を迎えた絶好の季節。中でもミルクロードは高低差と視界の変化に富み、牧草地帯や街並みを見渡せるポイントも点在しており、走っていて飽きない。ここをLC500の5.0L V8エンジンで走り抜ける体験は、記憶に残る特別なひとときとなった。
充実感と共に、この日の宿『つえたて温泉ひぜんや』に到着。熊本県と大分県の県境に位置し、館内で複数の泉質を楽しめる温泉施設を備える。立地そのものが旅の魅力的なコンテンツとして組み込まれている点も、本ツアーの特徴のひとつだ。
早速、翌日のドライビングレッスンに使用するゼッケンとオリジナルパーカーが配布される。サイズ確認用の試着品も用意されており、運営面における配慮が随所に見られた。さらに客室にはレクサス・オリジナルのお土産が用意され、参加者へのホスピタリティを重視した演出が徹底されている。
夕刻からはブリーフィングとドライビングの座学講習が行われ、スーパーGTで活躍する根本悠生選手が講師を務めた。専用テキストを用い、ドライビングポジション、コーナリングの基本、タイヤマネジメントなど、サーキット走行の基礎要素が体系的に解説される構成。その後の懇親会ではaprの選手や監督も交え、参加者との交流の場が設けられた。
オートポリスで展開される実践型ドライビングプログラム
2日目はオートポリスを舞台に、朝から夕方まで複数の体験プログラムが用意された。ドライビングレッスン、GT車両の同乗体験、模擬レースなど、モータースポーツを軸とした実践型プログラムが連続して展開される構成となる。
参加者には女性の姿も多く見られ、純粋に走行を目的とする層と、同伴者として参加する層の双方が混在していた。なかでも盛り上がりを見せていたのが匠工房による板金体験プログラム。トヨタのモノづくりの源流ともいえる板金技術を体験的に学ぶもので、金属を叩き、磨き、成形する工程を通してオリジナルアイテムを制作する内容となっていた。
筆者は、レクサス・ロゴを型抜きしてあるオートポリスのコース形状を模したカラビナ制作を体験。表面はハンマーによる成形、裏面は研磨仕上げとし、工程ごとの作業特性を体感できるプログラムである。他の参加者も集中して作業に取り組む様子が見られ、ものづくりの難しさと奥深さを実感する機会となっていた。
加えて、トヨタ東富士研究所より持ち込まれた開発中BEVの試乗体験も実施された。マニュアル・トランスミッションのフィーリングを再現した味付けが施されたレクサスUXであり、一般参加者が開発段階の車両を運転できる点は極めて異例。レクサスとaprの取り組みだからこそ成立する、唯一無二の体験といえよう。
本イベントは、単なる走行体験にとどまらず、観光、教育、モータースポーツ、ものづくり体験を横断的に組み合わせた内容となっていた。阿蘇という土地の魅力とレクサスのブランド体験を一体化させた本取り組みは、体験型ツアーの新しい方向性を示すものといえる。今回が2回目の開催となるが、今後の継続開催を期待したい。
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