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超カッコイイ! 新型「ゴツ顔SUV」発表! 670馬力超えの“爆速モデル”!? 全長4.9m級ボディの「豹5」とは

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超カッコイイ! 新型「ゴツ顔SUV」発表! 670馬力超えの“爆速モデル”!? 全長4.9m級ボディの「豹5」とは

■日本にも進出のBYDが展開する新ブランド「方程豹」とは

 中国の電動車大手BYDは新ブランド「方程豹」初のモデルを一般に公開しました。
 
 方程豹「豹5」とは、いったいどのようなクルマなのでしょうか。

【画像】新型“国産SUV”にソックリ? ゴツ顔SUV「豹5」を画像で見る(18枚)

 BYDは1995年に広東省深センでバッテリーメーカーとして設立されました。

 2003年にはセン西省(センはこざとへんに「夾」)に本拠地を置く国営メーカー、西安秦川汽車を買収し、自動車部門「BYDオート」がスタートしました。

 バッテリーや自動車だけでなく、各種コンポーネンツや半導体、電動交通システムまでを手がける世界的な大企業へと発展しています。

 自動車メーカーとしては20年にも満たない歴史ですが、2022年は185万7379台を販売し、ついに販売台数においてEV大手の「テスラ超え」を達成しました。

 よく勘違いされますが、実はBYDは電気自動車(BEV)専業メーカーではありません。

 プラグインハイブリッド車(PHEV)とそれに搭載するエンジンも生産しており、2022年の販売台数はBEVが91万1141台、PHEVが94万6238台とPHEVが上回る結果となりました。

 2021年の販売台数が59万3745台であったこともあり、ここ数年におけるBYDの成長具合には目を見張るものがあります。

 日本では2015年より電気バスを販売しており、2023年7月末時点で141台を納入しています。2023年1月からは乗用車の販売を開始し、日本上陸第一弾のSUV「ATTO 3(アットスリー)」はすでに700台ほどを販売しました。

 そんなBYDが新たに立ち上げたブランドが今回の方程豹です。

 2023年4月にプレミアムブランド「仰望」を立ち上げたことはまだ記憶に新しいですが、それに続いて2023年二つ目の新ブランドとなります。

 新ブランドの方程豹はオフロード電動車に専念するブランドで、既存の「デンザ」と仰望の中間に位置します。

 電動ブランドではありますが純電動ではなく、方程豹のモデルは「DMOプラットフォーム」を採用するPHEVとなります。

 BYDのPHEVモデルはすべてデュアルモードを意味する「DM」の名前が付与されており、パフォーマンス重視の「DM-p」、そして経済性重視の「DM-i」などが存在します。新しく登場したDMOはオフロード性能をアピールする形となります。

 ハイブリッドシステム搭載に向けて最適化したラダーフレームに刀状のセルを特徴とする自社開発の「ブレードバッテリー」がセル・トゥ・シャシー(CTC)方式で埋め込まれています。

 これに自社開発のPHEV専用エンジンを縦置きで配置、前後のアクスルにモーターを備え付けたシリーズパラレル式ハイブリッドとなります。

 では、そんな方程豹の第一弾モデルとなる豹5とは、どのようなクルマなのでしょうか。

■「方程豹」の第1弾モデルはオフロードも抜かりなし! どんなモデル?

 第一弾モデルとなる豹5は、全長4890mm×全幅1970mm×全高1920mm、ホイールベース2800mmのミドルサイズSUVです。

 フロントバンパーやオーバーフェンダー、リアバンパーが黒樹脂で仕上げられるというラギッドさを持つ一方、洗練されたデザインのフロントグリルやヘッドライトはクールな印象も与えます。

 インテリアは昨今の中国車におけるトレンドに追随し、助手席用ディスプレイを採用しています。運転席の12.3インチディスプレイ、中央の15.6インチフローティングディスプレイ、そして助手席用12.3インチディスプレイの3つでダッシュボード周りを構成しています。

 パワートレインにはBYD自社開発の1.5リッター直列4気筒直噴ターボエンジンをベースに、フロント200kW・リア285kWのモーターを組み合わせています。

 これにより、システム総合最高出力677hp、最大トルク780Nmを誇るとしています。

 このエンジンはほかのBYD製PHEVにも搭載されているユニットで、自然吸気型では熱効率43%を達成したことでも話題となりました。

 肝心の駆動用バッテリーは容量31.8kWhの自社製リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、純電動航続距離はCTLC方式で125km、総合航続距離は1200km以上を誇ります。

 また、PHEVながら出力100kWまでの急速充電にも対応しており、30~80%充電を16分で完了するとのこと。

 もちろんオフロード性能も抜かりはありません。アプローチアングル35度、ランプブレークオーバーアングル20度、デパーチャーアングル32度を確保しています。

 また、通常グレードの最低地上高は220mmとなりますが、ハイドロ(油圧式)サスペンション搭載グレードではそれが310mmまで拡大するとアピールします。

 2.5トンの牽引能力も備えており、このクラスのPHEVとしては抜群の利便性も備えています。

 方程豹は豹5以外に、より小型な「豹3」、そしてフルサイズSUVの「豹8」も投入を予定しているとのこと。発表の場では出力241hpの2リッターターボエンジンも新たに開発したとしており、豹5よりも大きい豹8ではこのユニットが搭載されると見られます。

 正式な販売価格は発表されていないものの、下位グレードは30万元(約613万円)、上位グレードは40万元(約817万円)で予約を受け付けています。

 2023年9月27日には第1号車がラインオフし、今年中に予約客へのデリバリーを順次おこなっていくとしています。

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みんなのコメント

16件
  • 中国の車ってだけで馬鹿にする情報に疎い人が多いが中国は今や日本の4倍近い車を生産して世界1の自動車生産国

    相当危機感もってないとやばいんよなぁ
  • 正面から見ると古いアメ車のような顔立ちでデザインは嫌いじゃないです。
    インテリアは分かりませんがきっと性能も申し分なく良い車なんでしょう。
    ただ、都合の悪いことを隠蔽したり敵対行為を仕掛けてくる国の車に命を預けることはないですね。
    私の中国の友人知人達がまだ誰も中国車に乗ってないので、その人達が中国車に乗るようになってから考えても遅くはないと思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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