現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ガソリン車だって難しい1トン切りをEVスポーツが実現ってマジか! イギリスで爆誕した「ロングボウ」の気になる中身

ここから本文です

ガソリン車だって難しい1トン切りをEVスポーツが実現ってマジか! イギリスで爆誕した「ロングボウ」の気になる中身

掲載 14
ガソリン車だって難しい1トン切りをEVスポーツが実現ってマジか! イギリスで爆誕した「ロングボウ」の気になる中身

 この記事をまとめると

■元テスラ幹部が英国で新BEVブランド「ロングボウ」を立ち上げた

「EVはつまらん」と切って捨てるのは早すぎる! 「このクルマのEVバージョンが出れば絶対イケる」を考えてみた

■スピードスタートロードスターの2モデルをデリバリー予定だ

■「軽さによる速さ」をテーマに「重いEV」という常識を覆すピュアスポーツとなっている

 EVだからって重いとは限らない

 イギリスの地に、新たなBEVスポーツカーメーカーが誕生した。「ロングボウ(Longbow)」という社名をもつこの新興勢力は、それまでアメリカのテスラやルーシッドで活躍してきたダニエル・デイビー氏を中心に2023年に設立されたメーカーで、彼らはそのブランドコンセプトとして「Celeritas Levitas」、ラテン語で「軽さによる速さ」という言葉を掲げている。

 すでに市場には多くのBEVスポーツカーが存在するが、その多くは大容量のバッテリーを搭載するために、その代償として大きな重量を負担しなければならなかったのが実情。ロングボウは新型車開発のプロセスにおいて、軽量性を徹底的に追求することで、これまでのBEVスポーツカーにはない、特別なドライビング体験をカスタマーに提供することを約束する。

 ロングボウが2026年中にデリバリーを開始する予定としているのは、「スピードスター」と「ロードスター」というふたつのモデルだ。その基本的なボディデザインは、両車ともに共通するものだが、前者はフロントウインドウすらもたない、きわめてスパルタンなスタイルのオープンモデルとして、また後者はボンネットラインからフロントウインドウ、そして開閉可能な軽量ルーフへと至る、スムースなアッパーラインを特徴とする、より実用的なモデルとしてスタイリングされている。

 ロングボウによれば、その車重はスピードスターでは895kg、一方のロードスターでは995kgが実現されることになるというから、この数字を知っただけでも走りへの期待は大きく高まる。

 フェザーウエイト・エレクトリック・プラットフォーム(FEP)と呼ばれる、強固でかつ軽量なアルミニウム製のプラットフォームは、もちろんロングボウが独自に開発したものだ。バッテリーはセンタートンネルとフロア後方、そしてリヤサブフレームの手前に効率的にレイアウトされ、重量物を車体の中心線上、そしてまた低い位置に集中させることで、コーナリング性能を始めとする走りの魅力を最大限に引き出す配慮が施されている。現在の段階ではロングボウからはこのバッテリーに関する詳細なデータは発表されていないが、それはパックレベルで2Wh/kg以上の性能を誇る、こちらも超軽量な仕様になるという。

 ちなみに満充電からの航続可能距離は約442kmとされる。ハイパフォーマンスな800Vアーキテクチャー、そしてこちらも今後詳細が明らかにされるだろう、リヤに搭載される薄型の軽量設計をもつエレクトリックモーターは、わずかに3.5秒という0-100km/h加速を実現。前後のサスペンションはダブルウイッシュボーン形式で、タイヤはピレリ製のPゼロが採用される予定となっている。

 この驚くべき軽量性を誇る、ロングボウの新型BEVスポーツカーのオーダーは、すでにスピードスターから開始されており、そのベースプライスは8万4995ポンド(約1818万円)。続いてオーダーがスタートするロードスターは6万4995ポンド(約1390万円)の設定。そのコスパフォーマンスは十分に高いと考えられるのではないだろうか。ロングボウは、スピードスターは150台を限定生産するとしているが、ロードスターは限定車とはしない計画のようだ。

 BEVスポーツカーの世界に、まさに一石を投じる存在となるだろう、ロングボウのファースト・シリーズ。その開発や生産はすべてイギリス国内で行われる。今後の続報を待ちたいところだ。

文:WEB CARTOP 山崎元裕
【キャンペーン】毎日機械洗車が50%オフ!お得に愛車をピカピカに(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

稀少なBMW Z8をさらに磨いた世界に555台だけの激レア車! 「アルピナの高級2シーターオープンとはこういうもの」を実現した「ロードスター V8」【21世紀スーパーカーFILE #032】
稀少なBMW Z8をさらに磨いた世界に555台だけの激レア車! 「アルピナの高級2シーターオープンとはこういうもの」を実現した「ロードスター V8」【21世紀スーパーカーFILE #032】
WEB CARTOP
天井走行を実現する世界最速EVの市販モデルは約2億円! 1000馬力&2000kg超のダウンフォースを誇る「マクマートリー・スピアリング・ピュア」がヤバすぎた
天井走行を実現する世界最速EVの市販モデルは約2億円! 1000馬力&2000kg超のダウンフォースを誇る「マクマートリー・スピアリング・ピュア」がヤバすぎた
WEB CARTOP
ベントレー初のEV、車名は『トルカル』に決定 9月23日正式発表へ 価格は約17万ポンド? 全長約5mの高級電動SUV
ベントレー初のEV、車名は『トルカル』に決定 9月23日正式発表へ 価格は約17万ポンド? 全長約5mの高級電動SUV
AUTOCAR JAPAN
パガーニが贈る最新マシンはその名も「桃源郷」! 世界でたった229人だけが辿り着ける「ウトピア」の世界とは
パガーニが贈る最新マシンはその名も「桃源郷」! 世界でたった229人だけが辿り着ける「ウトピア」の世界とは
WEB CARTOP
MTのフェラーリがベースモデルの3300万円高で限定復活! 約1億円でも「12チリンドリ・マヌアーレ」が安いといえる理由とは
MTのフェラーリがベースモデルの3300万円高で限定復活! 約1億円でも「12チリンドリ・マヌアーレ」が安いといえる理由とは
WEB CARTOP
全スポーツカー好き必読! 新型『アルピーヌA110』が挑むEVスポーツカーの革新(前編) グッドウッドでプロトタイプが初走行
全スポーツカー好き必読! 新型『アルピーヌA110』が挑むEVスポーツカーの革新(前編) グッドウッドでプロトタイプが初走行
AUTOCAR JAPAN
新型『アルピーヌA110』は現行ガソリン車より「さらに優れている」 英国で開発車両公開、インテリアも大幅改善
新型『アルピーヌA110』は現行ガソリン車より「さらに優れている」 英国で開発車両公開、インテリアも大幅改善
AUTOCAR JAPAN
「このサイズ感の車待ってた!」走りのミニバンとして復活!? トヨタ『エスティマ』次期型に期待の声
「このサイズ感の車待ってた!」走りのミニバンとして復活!? トヨタ『エスティマ』次期型に期待の声
レスポンス
ホンダってこういうところがイイのよ! かつて高らかに掲げた「グリーンマシーン」を覚えているか?
ホンダってこういうところがイイのよ! かつて高らかに掲げた「グリーンマシーン」を覚えているか?
WEB CARTOP
タイプRのアイコン「デッカイ羽根」を捨て去った大人のシビックタイプRが存在! 欧州限定の「スポーツライン」とは
タイプRのアイコン「デッカイ羽根」を捨て去った大人のシビックタイプRが存在! 欧州限定の「スポーツライン」とは
WEB CARTOP
性能を抑え込んでも最高速330km/h! F40もF50もぶち抜く驚異のEクラス「ブラバスE V12」の狂気
性能を抑え込んでも最高速330km/h! F40もF50もぶち抜く驚異のEクラス「ブラバスE V12」の狂気
WEB CARTOP
約435万円で落札された「ポルシェ944」トラックデイ仕様は英国独特の深い自動車趣味文化の成せるワザ
約435万円で落札された「ポルシェ944」トラックデイ仕様は英国独特の深い自動車趣味文化の成せるワザ
Auto Messe Web
これが「世界一醜いクルマ」の後継だと!? 醜さは皆無……どころかむしろカワイさ全開のフィアット・ムルティプリーナとは
これが「世界一醜いクルマ」の後継だと!? 醜さは皆無……どころかむしろカワイさ全開のフィアット・ムルティプリーナとは
WEB CARTOP
ワーゲンバスより目立つこと間違いなし! 「フィアット850T」がめちゃくちゃカワイイ!!
ワーゲンバスより目立つこと間違いなし! 「フィアット850T」がめちゃくちゃカワイイ!!
WEB CARTOP
ボルボ新フラッグシップ「EX90」「ES90」日本上陸! 令和のリトラに置き去り防止レーダーと安全技術もギミックも最先端!!
ボルボ新フラッグシップ「EX90」「ES90」日本上陸! 令和のリトラに置き去り防止レーダーと安全技術もギミックも最先端!!
WEB CARTOP
じつはファンの多い「軽バン」を選ぶ楽しみが消える! OEM化がさらに進んで実質1車種になる可能性もゼロじゃない
じつはファンの多い「軽バン」を選ぶ楽しみが消える! OEM化がさらに進んで実質1車種になる可能性もゼロじゃない
WEB CARTOP
伝説のブガッティ ヴェイロンが現代技術で究極進化! 「ブガッティに不可能はない」を証明する世界にたった1台の「F.K.P.オマージュ」
伝説のブガッティ ヴェイロンが現代技術で究極進化! 「ブガッティに不可能はない」を証明する世界にたった1台の「F.K.P.オマージュ」
WEB CARTOP
ニュルでかの「トラバント」の記録を12分も更新……って全開での「最遅記録」! F1でもお馴染みの名門「リジェ」のクルマが最遅とは一体……!?
ニュルでかの「トラバント」の記録を12分も更新……って全開での「最遅記録」! F1でもお馴染みの名門「リジェ」のクルマが最遅とは一体……!?
WEB CARTOP

みんなのコメント

14件
  • ken********
    0-100km/h加速が3.5秒って遅くない?
    この車重ならもっと速そうだけど
  • bcn********
    去年と内容変わらん中身のない記事
    この1年の円安で約200万円値上がりw
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村