■まさに世界最強キャンパー爆誕! ウニモグベースの「アース・クルーザー」
最近の日本では、キャンピングカー市場が盛り上がりを見せています。
なかでもトヨタ「ハイエース」が主流となるバンコンや、軽自動車ベースの軽キャンパーなどが人気ですが、海外ではあらゆる路面下でも走破可能な最強ともいえるキャンピングカーが存在しました。
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世界中の自動車ブランドでは、さまざまな乗用車・商用車などをラインナップしていますが、そのなかで、あらゆる路面状況でも走破出来るモデルとして、乗用車ではトヨタ「ランドクルーザー」やランドローバー「ディフェンダー」、メルセデス・ベンツ「Gクラス」などが有名です。
商用車においてはメルセデス・ベンツをラインナップするダイムラーが製造・販売する多目的作業用トラック「UNIMOG(ウニモグ)」が挙げられます。
ウニモグの歴史は60年以上あり、さまざまな架装部品を装着することにより、物流や除雪、清掃、高所作業といった業務から災害対策・支援など、オールマイティな用途で活躍するモデルです。
そのなかで、ダイムラーは2018年にウニモグ「U430」ベースにしたモーターホームとなる「Earth Cruiser Explorer XPR440」(以下、XPR440)を発表しています。
XPR440は、オーストラリアの架装メーカーであるアース・クルーザー社が手掛けたモデルです。
ベースとなるU430のボディサイズは、ショート仕様が全長5300mm×全幅2200mm×全高2900mm、ホイールベース3150mm。ロング仕様が全長5600mm×全幅2200mm×全高2900mm、ホイールベース3650mmです。
パワートレインは、最高出力272馬力を誇る7.7リッター直列6気筒ディーゼルに4WDを組み合わせ、8速MTもしくはATが用意されています。
一方で、アース・クルーザー社のモーターハウスには、ショート仕様用の全長3800mmと、ロング仕様用の全長4400mmが用意されています。
また、オフロードでの使用に適したリダクションギアや、4輪にディスクブレーキを装備したコイルサスペンションを標準装備。
さらに、ショートオーバーハングにより、フロントとリアの高い地上高と傾斜角を確保しています。
室内において特徴的なのは、ハンドルの位置を「左ハンドル」と「右ハンドル」を約30秒で自由に変更出来る「ヴァリオ・パイロット」を採用。左右に変更することで、作業環境に合わせたドライビングポジションを選択出来ます。
モーターハウスでは、温水タンク、リチウム電池2個、ポンプ&給水を標準装備。
シャシに搭載されたタンクには、最大860リットルの水と800リットルの燃料を搭載することで、最大3500kmの航続距離を実現しています。
快適面では、容量212リットルと68リットルのふたつの冷凍冷蔵庫や、2.5kgの洗濯機、エアコン、電子レンジ、240Vのアウトドアグリル、シングルベッド1台、ダブルベッド2台を搭載しているため、まさに快適な旅が可能です。
さらにテレマティクスシステム(衛星追跡機能付き)が搭載され、計5台のカメラを通じて最大45日間の映像が録画可能となり、中継することも可能です。
そのほか、前後に最大9000kgまでの重量に対応した24Vの電動ウインチや、チェーンソー、斧などの特別装備も備えているうえに、後方にバイクを積載することも出来ます。
※ ※ ※
近年では、アウトドアや車中泊以外にも災害時の活用としても注目されるキャンピングカーですが、まさに最強のキャンピングカーともいえるウニモグベースのXPR440であれば、怖いもの知らずかもしれません。
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