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アウディブランド復活60周年、歴代の名車で歩みを振り返る

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アウディブランド復活60周年、歴代の名車で歩みを振り返る

アウディは、ブランド名復活60周年を記念して、スペイン北部のリオハ地方で特別イベントを開催した。この60年間でブランドを定義してきた革新的で影響力のあるデザインとエンジニアリングにスポットライトを当てている。

イベントでは、アウディUKのヘリテージs車両から多数の走行可能なマイルストーンモデルが展示され、長年にわたるアウディデザインの才能、先見性、精密性を強調している。『ウル・クワトロ』、『TT』、『R8』などの人気モデルに加え、RS e-tron GTやA6スポーツバック e-tronなど最新のアウディ主要モデルも登場する。

アウディブランド復活60周年を祝う名車たち

アウディの名前は1965年のフランクフルトモーターショーで自動車開発の最前線に復活した。この時、「ザ・アウディ」と呼ばれたセダンがデビューを飾った。このモデルは、4つのブランドが結集してアウトウニオンを設立した際の一員、DKWが製造していた「F102」の技術的により進歩したアップデート版だった。

アウディという名前は1909年にアウグスト・ホルヒによって作られた。ホルヒは自身が設立した会社から独立し、新会社を設立する際、自分の姓のラテン語訳を使って巧妙に命名した。「ホルヒ」は「聞け」を意味し、ラテン語では「アウディ」となる。

1940年にアウディ「920」の生産が終了すると、ブランドは一時的に姿を消した。25年間の休眠期間を経て、1965年の「アウディ」が熱狂的な歓迎を受けると、ブランドは市場で確固たる地位を取り戻した。その後、出力によって名前が決められたアウディ「60」、「75」、「80」、「スーパー90」などのファミリーが誕生した。

1968年のアウディ100は、アウディモデルのパイオニアの一つとして重要な役割を果たした。アウディが完全に独立して開発・製造した最初のモデルであり、ブランドのプレミアムな上級ポジショニング確保に貢献した。流線型のボディは競合他社より低い抗力係数を実現し、現在まで続く最適な空力性能への取り組みの成果を示した。

ウル・クワトロ(1981年10バルブ仕様)は、トップレベルのラリーに革命をもたらしただけでなく、ロードカーのダイナミクスを向上させた。2.1リッター5気筒10バルブエンジンは、アウディ200から採用され、KKKターボチャージャーで強化されており、現在の400psの『RS 3』で使用されるユニットの技術的基盤を形成し続けている。

『TTクーペ』(1999年の225ps仕様)は、カリフォルニアでフリーマン・トーマスが手がけた1995年のコンセプトカーの革新的な外観に忠実で、TTの幾何学的ラインは自動車デザインのアイコンとして不朽の地位を築いた。

R8(2007年V8および2018年V10 RWS仕様)の大胆で美しいラインは、2003年の「ル・マン・クワトロコンセプト」に基づいている。2018年のR8 V10 RWS(リア・ホイール・シリーズ)は、そのパワーを後輪のみに伝達する初の市販R8となった。

アウディのアイコンを形作った設計、エンジニアリング、技術における革新の絶え間ない追求は、最新モデルラインの中核でもある。エレガントなRS e-tron GTやA6スポーツバック e-tronなどのフラッグシップモデルで顕著で、A6スポーツバック e-tronは抗力係数わずか0.21でアウディ史上最も空力性能に優れたモデルという特徴を持つ。

文:レスポンス 森脇稔
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みんなのコメント

1件
  • xtr********
    欧州人にはアウトウニオンからの直系で
    高性能、高額は納得出来てたのかも知れないが、

    クワトロだしてもピンと来てなかった日本では

    シングルフレームでデザイン改革しなければ
    今の位置はなかったな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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