6月13~15日、宮城県のスポーツランドSUGOで開幕したSROジャパンカップ。レース2ではMax Racingの24号車メルセデスAMG GT3エボの内田優大/元嶋佑弥組が優勝を飾った。2020年から23年までスーパーGTでも活躍したチームの復活ラウンドは、嬉しい勝利とともに終えることになった。
Max Racingは故大野剛嗣チーム代表のレース活動とともにその戦いをスタートさせ、スーパー耐久やフェラーリチャレンジの挑戦を経て、2020年にはスーパーGTにレクサスRC F GT3で参戦を開始した。2021年からはGT300規定のトヨタGRスープラにスイッチ。優勝も飾っている。またスーパーフォーミュラ・ライツにも参戦するなど活動を広げ、現在はGT500で活躍する三宅淳詞を育てた。
Max Racingが2025年に向けて“再始動”へ。SROジャパンカップ参戦を目指し準備を進める
そんなMax Racingだが、2022年のシーズン開幕前に大野剛嗣チーム代表が急逝。その後意志を継ぎチーム体制を立て直したものの、不運にも見舞われ2023年第4戦富士の決勝で発生した車両火災の後、チームはスーパーGTからの撤退を決定した。多くのファンに惜しまれながら、Max Racingの活動は終わりを告げたかと思われた。
しかし、Max Racingの思いは消えていなかった。GT300ではチャンピオンという目標に到達しておらず、「もう一度戦おう」と亡き大野さんの思いを紡ぐ人たちが集まり、ふたたびレース活動をスタートさせることになった。ターゲットとしたのは、2025年のSROジャパンカップ。メルセデスAMG GT3エボを投じ、ジェントルマンドライバーとして屈指の速さをもつ内田、そしてGT300チャンピオンであり、スーパー耐久でもメルセデスを駆り何度も鮮烈なスピードをみせてきた元嶋がコンビを組むことになった。
チーム監督には、飯田章が就任。また長年ドライバーとしてMax Racingで戦ってきた佐藤公哉が監督補佐という立場に就いた。「僕は章さんとは長年タイムアタックのイベント等でご一緒させていただきましたが、僕は監督の経験がないので、章さんから勉強させていただきながら、バックアップするようなかたちですね」と佐藤。さらに、Max RacingがスーパーGTに参戦していた際にもメンテナンスを担っていたほか、国内外のレースで活躍し多くの結果を残してきた名門・RS中春がメンテナンスを担当している。
スーパーGTに参戦していた時代のMax Racingとは、顔ぶれやカーナンバーなど少しずつ違いはあるものの、オレンジを主体としたカラーリング、愛媛県のイメージアップキャラクター『みきゃん』が貼られるなど、かつてのイメージを継続してSROジャパンカップ第1ラウンドに臨んだ。
6月14日の公式予選ではトラブル等あったものの、Q1では予選2番手につけ、15日のレース1では序盤リード。このレース1では5位に終わったものの、続くレース2では後半スティントを担当した内田が「ワンチャンスをものにしようと思っていました」とオーバーテイクをみせ優勝。復活のラウンドで嬉しい勝利を飾った。
SROジャパンカップを舞台に紡がれるMax Racingの“第2章”はどんな物語になっていくだろうか。
[オートスポーツweb 2025年06月25日]
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