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新たな発見が止まらない! フィアット・グランデ・パンダ・エレクトリック(1) 広い地域での支持率上昇も狙う

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新たな発見が止まらない! フィアット・グランデ・パンダ・エレクトリック(1) 広い地域での支持率上昇も狙う

思わず笑顔になってしまうデザイン

フィアット・パンダが、グレートブリテン島へ帰ってきた。ひと回り大きくなったボディに、ハイブリッドとエレクトリック、2種類のパワートレインを用意して。

【画像】ストレスフリーな絶妙バランス グランデ・パンダ・エレクトリック サイズの近いEVは?  全154枚

グローバルモデルとして、ハッチバックではなく、より広い人が共感するであろいうクロスオーバーなことはご覧のとおり。ブラジルやトルコなど、シェアの高い市場での人気獲得だけでなく、広い地域での支持率上昇も狙われている。

流石はステランティス・グループ最大のブランドであるイタリアのフィアット、面白みや個性の薄い、グローバルモデルではない。どこを見ても、思わず笑顔になってしまうデザインで仕上げられている。

既にAUTOCARでは、発表会の試乗でグランデ・パンダの魅力へ惹き込まれている。今回は右ハンドルのエレクトリックで、実力を確かめてみよう。

初代パンダの影響を隠さない直線基調ボディ

直線基調のスタイリングは、初代パンダの影響を隠さない。テールゲートにはFIATと、ドアパネルにはPANDAと、プレスで刻印されている。そのフォントも、クラシカルでクドさがないのが好ましい。

リアのPANDAのエンブレムは、立体的で凝ったもの。ドット状のヘッドライトがモダンな表情を作り、立体的なテールライトはショーケースで灯るオブジェのよう。リアピラーのトリムには、見る角度でFIATと////に変わる、グラフィックが隠れている。

フロントグリル内に、長さ4.5mのAC用充電ケーブルが格納されているのは、知的なアイデア。わざわざ仕舞う場所を考えなくて済む。試乗車はエントリーグレードのポップで、ホイールは16インチのスチールを履いていた。

観察するほど新たな発見が止まらない

インテリアも、ボディと同じくらいデザインは巧妙。シートにはPANDAの文字が散りばめられ、ドアパネルにはFIATの刻印がある。従来的なシリンダーへ鍵を挿すタイプのキーも、パンダ感を強めている。

ダッシュボード上の横に長いモニターパネルは、イタリア・トリノにあったフィアット・リンゴット工場の屋上に存在した、オーバル・テストコースがモチーフ。そこを元気に走る、初代パンダも描かれている。

観察するほど、新たな発見が止まらない。助手席正面の小物トレイは、初代へ通じる処理。テールゲートのトリムには、Ciao(チャオ)とイタリア語の挨拶が刻まれている。

車内空間は充分広く、ファミリーカーとしても使えるはず。ただし、シートはクッションが硬めで、人によっては快適な運転姿勢を探すのが難しいと感じるかも。またエレクトリックの荷室は、ハイブリッド版よりやや狭い。

シンプルなタッチモニターにACの物理ボタン

デジタル技術はベーシックで、タッチモニターは10.25インチあり、グラフィックは鮮明。システム自体はシンプルで、使いこなすのに操作方法を覚える必要はないだろう。

ポップの場合、ナビはインストールされていないが、スマホとの連携は可能。グーグル・マップの方が便利、という人は多いはず。エアコンには物理ボタンやダイヤルが備わり、タッチモニターへ触れる必要はない。

内装には再生素材が積極的に用いられているが、プラスティックそのままの仕上げが多い。しかし、巧妙な配色と造形が展開され、チープさは限定的だ。

上級グレードを選べば、一部に竹を再生した素材が用いられる。シートヒーターやバックカメラ、レザー巻きのステアリングホイールなども得られる。

走りの印象とスペックは、フィアット・グランデ・パンダ・エレクトリック(2)にて。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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