インディカー・シリーズに参戦しているコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)は、F1参戦のチャンスがあれば挑戦する可能性が高いと語った。
アンドレッティ・オートスポートCEOのマイケル・アンドレッティは、アルファロメオF1チームの買収に乗り出したが、交渉の最終段階で計画が頓挫した。もし買収が完了していれば、ハータがスーパーライセンスを取得し次第、彼がF1に挑戦する形になっていただろう。
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21歳のハータは、今後のキャリアについて「F1をやりたくないと言ったら嘘になる」と語った。
「自分はキャリアの中で色々なことをやってみたいんだ。でも、それには一定のタイミングが必要だ。F1もそのひとつ。もし自分が28歳なら、残念ながらF1に行くことはないだろう。そういうものなんだ」
「どう機能するか次第だ。もし機会があれば、その時はその時。よく考えないといけないけど、いつかはF1で走りたいから、挑戦する可能性は高いと思う」
「僕は21歳だ。5年後にインディカーに戻ってきても、40歳になるまで15年走ることができる」
「機会があればぜひ挑戦してみたいんだ。でも、インディーカーにはまったく失望していない。このシリーズは世界中のどのシリーズよりも好きだし、レースもとても楽しい。でも、インディカー以外にもやってみたいことがたくさんあるんだ」
一方で、インディカーではまだオーバルレースで勝利しておらず、成功に餓えているという。オーバルでは、2020年のゲートウェイ4位が最高成績。2021年のゲートウェイでも勝利を狙えるパフォーマンスを見せていたが、ドライブシャフトの破損でリタイアを喫している。
「昨年のゲートウェイは、勝てるレースだったと思う」と彼は言う。
「残念ながら、ハーフシャフトの故障で失速してしまった。誰よりも燃費が良くて、引き離すことができた。でも残念ながら、そうなってしまったんだ」
「オーバルで得た自信のようなものを示せたと思う。長い間、アンドレッティはショート・オーバルを苦手としていた。その点でも、チームとして大きな収穫があった」
「僕たちは、異なる時期に異なるいくつかのオーバルで非常に速かった。でもエアロスクリーンを導入してからは、チームとして苦戦を強いられているんだ。だから、その取り組みに集中している」
インディカーに参戦した3シーズンで、ランキング7位、3位、5位と上位に名を連ねたハータ。タイトル獲得へのプレッシャーを感じているかという質問に対して、次のように答えた。
「僕は21歳だから、時間はたっぷりあると思う。でも、遅かれ早かれ勝ちたいとは思っている。その点では、プレッシャーは感じない。今年こそはという気持ちもない」
「でも、今年やりたくないというわけでもない。それが僕のゴールみたいなものだからね」
ハータは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にも挑戦しており、すでにキャリアの幅を広げつつある。2019年と2020年はBMW M8 GTEを、2021年はBMW M6 GT3を耐久レースドライバーとしてドライブしている。今季はドラゴンスピードのLMP2マシンをドライブする予定だ。
今後さらなる活躍が期待されるハータ。インディカーでの実績を積み上げ、F1に挑戦する時が来るのか、それとも……彼がどんなキャリアを送るのか注目だ。
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