TTサーキット・アッセンでMotoGP第10戦オランダGPの決勝レースが行なわれた。勝利したのはドゥカティのマルク・マルケスだった。
予選ではファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が今季4度目のポールポジションを確保。2番手にフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、3番手にアレックス・マルケス(グレシーニ)が並び、ポイントリーダーのマルク・マルケスは4番手からのスタートになった。
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日本人ライダーの小椋藍(トラックハウス)は20番手だったが、エネア・バスティアニーニ(テック3)にグリッド降格ペナルティがあり、最終的に19番手スタートに繰り上がった。
なお、よく知られている“ダッチウェザー”らしい天候の急変は免れ、青空も見える天候の中、決勝レーススタート時刻を迎えた。気温は24度、路面温度は42度のコンディションだ。
全26周の長丁場の決勝レースは、2番グリッドのバニャイヤが好スタートを切りホールショットを奪った。一方でポールシッターのクアルタラロはスタートで出遅れてしまい、4番手までポジションを下げた。
またターン5では小椋とミゲル・オリベイラ(プラマック)が接触により転倒してしまった。小椋としてはもらい事故という形だったが、復帰できずここでリタイアとなった。
スタートで前に出たバニャイヤは1周目をそのままリード。2番手にはマルク・マルケス、3番手にアレックス・マルケスが続いた。また4番手にはマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)、5番手にペドロ・アコスタ(KTM)が続き、ここまでが先頭集団を形成した。
3周目にはベッツェッキがアレックス・マルケスをオーバーテイク。スプリント3位の好調さを決勝レースでも引き続き発揮してきている様子だった。
バニャイヤはペースを上げていくものの、マルク・マルケスとベッツェッキもほぼ同ペースを発揮してきているため、ライバルを引き離す事ができなかった。
5周目、マルク・マルケスは最終コーナーシケインへの飛び込みでバニャイヤをオーバーテイク。先頭が入れ替わった。
そして6周目、ターン5からの立ち上がりで先頭集団後尾の5番手を争っていたアレックス・マルケスが転倒。レースはリタイアとなった。なお検査の結果、左手骨折が判明……タイトル争いへの影響が心配された。
マルク・マルケスに抜かれてしまったバニャイヤだが、その後も引き離されることはなく、しっかりと食らいついた。ただ3番手のベッツェッキのペースが良く、8周目の最終シケインで追い抜きを許してしまった。
バニャイヤはその後アコスタにも抜かれてしまい、4番手にまでポジションを下げた。
2番手にポジションを上げたベッツェッキは、そのままマルク・マルケスとテール・トゥー・ノーズの距離にまで接近。ここは即座に仕掛けることなく、後ろでマルク・マルケスの動きを伺った。
先頭を走るマルク・マルケスはレース後半の14周目から少しペースアップ。1分32秒前半のタイムを刻み、ベッツェッキとの間に0.4秒と小さいもののギャップを作り出した。
ただベッツェッキもそれに反応し、同じ1分32秒台前半までペースアップ。それ以上離されることはなかった。また3番手争いでは15周目にバニャイヤがアコスタをオーバーテイクし表彰台圏内に復帰し、アコスタを引き連れてトップ2台との差を詰めて、0.4~0.5秒差で続いた。
マルク・マルケスは2番手のベッツェッキに接近されながらも、オーバーテイクを許さずに抑え続け、終盤5周に入った。
マルク・マルケスはトラックリミット違反の警告を受けるなど、余裕のない状況が伺えたが、それでもプッシュを緩めることなく走り続け、ベッツェッキに追い抜きのチャンスを与えなかった。
そして最終ラップに0.6秒差をつけて入ったマルク・マルケスがそのまま逃げ切ってトップチェッカー。最高峰クラス勝利数で歴代2位のジャコモ・アゴスチーニに並ぶ68勝目を挙げた。
2位は最後までマルク・マルケスを追いかけたベッツェッキ。3位はバニャイヤだった。ポールシッターのクアルタラロは、一時20番手近くまでポジションを落としたものの、最後は10位まで追い上げてフィニッシュした。
タイトル争いではアレックス・マルケスが転倒によるノーポイントに終わったことで、首位のマルク・マルケスがリードを68ポイントにまで拡大し、独走体制に入り始めている。
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みんなのコメント
どの程度の骨折かはわからないが、おそらく次戦はお休みかな?焦らず治してほしい。
ロッシの勝利数を抜くのも時間の問題だな。