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ライバルはゴールドウイング? インディアンがスポーティな新型クルーザー「チャレンジャー」を発表

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ライバルはゴールドウイング? インディアンがスポーティな新型クルーザー「チャレンジャー」を発表

スポーツバイクのような多機能電子制御を搭載

インディアンはイタリアのミラノ国際モーターサイクルショーで、迫力あるデザインをまとったバガースタイルの新型クルーザー「チャレンジャー」を発表した。
このチャレンジャーは、「リミテッド」と「ダークホース」の2モデルが設定され、「チャレンジャー・リミテッド」が王道のツアラースタイルなのに対し、「チャレンジャー・ダークホース」はカスタムテイストを強調した塗装、装備となっている。

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注目は新開発されたエンジンとボッシュ製IMUを連動させた電子制御

搭載されるエンジンはインディアン伝統の「パワープラス」の名を与えられた1768cc水冷Vツインで、新開発されたものだ
(かつて2000年代「パワープラス105」「パワープラス100」というエンジンがあったがそれらは空冷で、全くの別物となる)。
この新型エンジンはOHC4バルブで、最高出力121馬力、最大トルク18.1kgmのパフォーマンスを発揮。ミッションはトップをオーバードライブとした6速ミッションが組み合わされる。

次に電子制御だが、ライディングモード、トラクションコントロール、ウイリーコントロール、クルーズコントロールが搭載されているが、大きな特徴はインディアンが「スマート・リーン・テクノロジー」と呼ぶシステムを採用している点だ。
これはボッシュ製IMU(慣性計測装置)を搭載することでバンク角などの情報を反映し、コーナリング時でもABS、トラクションコントロール、ウイリーコントロールが最適かつ緻密に制御されるのだ。

アルミフレーム+ブレンボ製ラジアルマウントキャリパー

車体はアルミフレームで、高い防風性能を発揮するフェアリングはフレームマウントとなっている。なお、フロントスクリーンは角度が調整できるほか、ベンチレーションの調整も可能だ。
フロントブレーキにはブレンボ製のラジアルマウントキャリパーを、タイヤにはメッツラー製のクルーザー向けニュータイヤ「クルーズテック」を採用。リヤサスペンションは油圧調整式のフォックス製で、タンデムや積載など走行状況にあわせたセッティング変更が簡単にできる。

オーディオなど快適装備も充実

メーター下には大型のフルカラーモニターを設置。グローブをしたままで反応するタッチパネル式となっており、ナビの操作はもちろん、ライディングモードの変更もこのモニターで行う。オーディオも標準装備されており、BluetoothやUSBでスマホなどとの連携も可能だ。
なお、リミテッド/ダークホースともチャレンジャーは世界各国で発売予定というが、現在のところ日本への導入・価格などは未定となっている。

チャレンジャー・リミテッド諸元

■エンジン 水冷4ストロークV型2気筒OHC4バルブ ボア・ストローク108×96.5mm 総排気量1768cc ●最高出力89.7kW(122ps) 最大トルク178Nm(18.1kgm)/3800rpm ●変速機6段リターン ●ホイールベース1688 シート高672(各mm) ●タイヤサイズ F:130/60B19 R:180/60H16 ●乾燥重量365kg(ダークホースは361kg) ●燃料タンク容量22.7L

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