2025年F1第6戦マイアミGPにて、F1デビューから6戦目のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が、またも魅せてくれた。
まずは現地時間5月2日に行われたスプリント予選で、速さに勝るマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ドライバーズランキング、そしてコンストラクターズランキングをリードするマクラーレンのふたりを押し退け、スプリントポールを獲得した。
フェルスタッペンが今季3度目のPP。新人アントネッリが健闘3番手【予選レポート/F1第6戦マイアミGP】
スプリントポールは本予選のポールポジションではないため、ポールポジション記録とは別のものだ。それでも、史上最も若い“ポールシッター”としてセバスチャン・ベッテルが持っていた21歳72日の最年少記録を、18歳のアントネッリが大きく更新したことになる。
残念ながら現地時間5月3日に行われた19周のスプリントは、ピットアウトしようとしたフェルスタッペンに接触され、7位に終わった。本人もこれには落胆を隠さなかったが、約3時間後の本予選で、この18歳は再び素晴らしい速さを披露した。
Q1はトップのフェルスタッペンから0.2秒落ちの6番手、Q2は4番手まで順位を上げた。そしてQ3の最初のアタックも4番手。最後のアタックではオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を凌いで3番手に浮上。2番手のランド・ノリス(マクラーレン)とは、0.002秒の超僅差だった。
「初日のフリー走行からマシンの感触が良かったし、うまくタイムをまとめられた」とアントネッリ。しかし、マイアミ・インターナショナル・オートドロームはミスを誘発しやすいコーナーがいくつもある上に、リヤタイヤが過熱しやすく、ノーミスで1周を走り切るのは至難の業だ。ところがアントネッリは初日のスプリント予選、そして今回の本予選も、ひとつも区間最速タイムを出していないにもかかわらず、それぞれスプリントポールと3番手という結果を出してみせた。
対照的にF1キャリア7年目のチームメイト、ジョージ・ラッセル(メルセデス)には、いつもの速さが見られなかった。開幕からここまで5戦では、スプリントも含めて予選、レースともにアントネッリに対し全勝していたラッセル。しかし、マイアミGPのスプリント予選ではアントネッリに0.3秒の大差をつけられて5番手。対アントネッリにおける初めての“負け”に、ラッセルは憮然とした表情を隠さなかった。
さらに今回の本予選でも「クルマにぜんぜん自信が持てない。いたるところで滑ってしまう」と、無線で不安を訴えた。結果はアントネッリから0.12秒落ちの5番手。スプリント予選に続いて、またしてもチームメイトの18歳に負けてしまった。
今季のメルセデスW16は、リヤタイヤに厳しいマイアミ・インターナショナル・オートドロームのようなコースでは、リヤのグリップを失いバランスを崩しがちだ。言い換えればラッセルの出した結果が、メルセデスのマイアミでの本来の立ち位置と言える。それを軽々と凌いだアントネッリという男は、やはり神童なのかもしれない。
[オートスポーツweb 2025年05月04日]
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