現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ルクレール、戦略判断のミスで”悪夢よりも酷い”レースに「忘れたい週末がまた増えた」

ここから本文です

ルクレール、戦略判断のミスで”悪夢よりも酷い”レースに「忘れたい週末がまた増えた」

掲載 1
ルクレール、戦略判断のミスで”悪夢よりも酷い”レースに「忘れたい週末がまた増えた」

 F1イギリスGPを14位で終えたシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、インターミディエイトタイヤに履き替えるタイミングが早すぎたことでポイント獲得のチャンスを失い、悪夢よりも酷いレースだったと語った。

 11番手からスタートしたルクレールは、13周目にランス・ストロール(アストンマーティン)をパスし、7番手に浮上。雨が来る前はさらにポジションを上げていこうかという勢いがあった。

■久々勝利、しかも母国イギリスで……ルイス・ハミルトン感極まる「こういう自分に戻れるなんて……そう思えない日もあったんだ」

 そんな中で雨がポツポツと落ち始め、滑りやすいコンディションに挙動を乱すドライバーも少なくなかったが、ほとんどのドライバーはピットインしてインターミディエイトタイヤに交換する必要性を感じていなかった。

 19周目の終わりに、フェラーリはルクレールをピットに呼び込んだ。しかしすぐに、コンディションがインターミディエイトタイヤに適していないことが明らかとなり、ルクレールはバルテリ・ボッタス(ザウバー)に交わされてしまった。

 さらに、その後雨脚が強くなった頃にはすでにインターミディエイトタイヤが激しく摩耗しており、ルクレールは再びピットストップせざるを得なかった。

「明らかに間違った戦略だった。見直してみるよ。僕がもらったメッセージとクルマの中で得られた情報から下した判断は、正しいものだと感じていたんだ」

 そうルクレールは説明した。

「ターン15ではかなり雨が降っていた。雨がとても強くなると聞いていたから、その予測の下、ピットストップしたんだ」



「でも雨はその8周か9周後に降ってきた。明らかにその瞬間にレースが終わってしまった。とても悔しいし、忘れたい週末がまたひとつ増えてしまった」

「ここ数戦はとてもつらい。うまく説明できないけど、悪夢よりもひどい4レースだった。すぐにカムバックできることを願っている」

 ルクレールの言うように、母国優勝を果たしたモナコGP後の4レース、彼のリザルトはまさに散々な結果となっている。4レースで12ポイントしか獲得できておらず、常に表彰台を争っていたシーズン序盤とはかけ離れている。

 ルクレールは、レース結果を考えると3ポジションアップを果たしたオープニングラップをポジティブに捉えるのは難しいとし、チームと戦略判断を見直したいと付け加えた。

 またフェラーリはスペインGPでアップデートを投入したが、高速コーナーでバウンシングが発生。イギリスGPにはマシンをより安定させるため、旧パッケージに”ロールバック”して臨んでいた。ルクレールは、これ自体は正しい判断だったと考えているようだ。

「このような日にポジティブに考えるのは本当に難しい。ただ、チームに戻って、僕側の判断や、なぜ今日は悪いほうにいってしまったのかについて分析したい」

「今の状況は厄介だ。アップデートは僕たちが期待していたような性能を達成したけど、同時に高速域でのバウンドも多くなった」

「こういうサーキットでは、パフォーマンスが少し落ちても一貫性が高いほうが良いと判断したんだ。僕はそれを正しい決断だと思う」

「この先、2つのパッケージでこれまで得たデータをすべて分析して、まだ理解していないことがあれば理解を深めようと思う」

「バウンシングは良くなった。安定性が増していたんだ」

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
VAGUE
 専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
くるまのニュース
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
WEB CARTOP
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
モーサイ
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
motorsport.com 日本版
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
AutoBild Japan
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
くるまのニュース
2025年は車を買う! でもどれにする?…スライドドア付き軽自動車・予算別ガイド、3ゾーン48車種
2025年は車を買う! でもどれにする?…スライドドア付き軽自動車・予算別ガイド、3ゾーン48車種
レスポンス
いつ見てもかわいいレトロデザイン!! 超小型車 フィアット新型「トポリーノ」は欧州で大人気! ネットに続々寄せられる熱い思いとは
いつ見てもかわいいレトロデザイン!! 超小型車 フィアット新型「トポリーノ」は欧州で大人気! ネットに続々寄せられる熱い思いとは
VAGUE
ラリージャパンで国沢光宏が躍動! 二つの顔を持つ紳士がルーテシア ラリー5で激走
ラリージャパンで国沢光宏が躍動! 二つの顔を持つ紳士がルーテシア ラリー5で激走
ベストカーWeb
『危ねぇ知らなかった!』危険回避! 知らないと怖いブレーキパッドの交換タイミング~カスタムHOW TO~
『危ねぇ知らなかった!』危険回避! 知らないと怖いブレーキパッドの交換タイミング~カスタムHOW TO~
レスポンス
ソニー、移動をエンタメに変える「MR Cruise」事業化…あらゆる車両に搭載可能に
ソニー、移動をエンタメに変える「MR Cruise」事業化…あらゆる車両に搭載可能に
レスポンス
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
くるまのニュース
日本人初の快挙! moto2チャンピオン小椋藍がトライアンフ トリプル トロフィーを受賞
日本人初の快挙! moto2チャンピオン小椋藍がトライアンフ トリプル トロフィーを受賞
バイクのニュース
【10年ひと昔の新車】ボルボ V60 オーシャンレース エディションは、世界一周ヨットレースを記念したスペシャルバージョン
【10年ひと昔の新車】ボルボ V60 オーシャンレース エディションは、世界一周ヨットレースを記念したスペシャルバージョン
Webモーターマガジン
孤高のミニバンSUV、デリカD:5に「BLACK Edition」新登場、定番の「CHAMONIX」には新たに8シーターを設定
孤高のミニバンSUV、デリカD:5に「BLACK Edition」新登場、定番の「CHAMONIX」には新たに8シーターを設定
カー・アンド・ドライバー
ダイハツの「“すごい”コペン」登場! 軽規格超えた「ワイドフェンダー」×770ccエンジン搭載! 2L並みパワーでめちゃ速い「デカいコペン」 どんなマシン?
ダイハツの「“すごい”コペン」登場! 軽規格超えた「ワイドフェンダー」×770ccエンジン搭載! 2L並みパワーでめちゃ速い「デカいコペン」 どんなマシン?
くるまのニュース

みんなのコメント

1件
  • wat********
    ストロールを攻略するのに 誰よりもタイヤを使い、やっとパスしたと思ったらタイヤが苦しく 更に一部がウェットに、堪らず入ってインターへ
    既に 終わっている
    正解は 無理に前(ストロールが落ちるのを待つ)を追わず、タイヤを温存して雨絡みの判断を ライバルと同じか、先に入るアンダーカットがマスト
    それをやったのが サインツであり、マックス
    サインツには無かったが、マックスは最後のハードが ウィンドウに入り力があった
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村