2026年6月5日(金)、F1第6戦モナコGPの初日のセッションが行われ、マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チームのランド・ノリスはフリー走行1回目が6番手、2回目が19番手だった。
ノリスはFP1をハードタイヤとミディアムタイヤのみで走行し、フェラーリ、メルセデス、レッドブルに続く位置につけた。続くFP2ではミディアムタイヤを装着してコースに出たが、セッション開始から10分を過ぎたところで、トンネルを出た直後のヌーベルシケインでストップしてしまった。これによりノリスはマシンを降りることになり、FP2はわずか8周の走行となった。
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セッション終了後、マクラーレンのチーフテクニカルオフィサー兼チーフデザイナーを務めるロブ・マーシャルは、ノリスのトラブルについて、「残念なことに、ランドのセッションは電気系のトラブルで中断し、マシンがシャットダウンした。チームは原因究明に懸命に取り組んでおり、再発防止と予選に向けた最適化に集中している」とコメントした。
なおマクラーレンは、CDS(Clutch Disengagement System/クラッチ解除システム)を作動させるのに必要なボタンに透明のテープを貼っていたことで、30000ユーロ(約554万円)の罰金を科された(30000ユーロのうち10000ユーロは12カ月の執行猶予となり、同様の違反をしないことが条件となる)。CDSとは、エンジンが停止してマシンが止まった際に、クラッチを最低15分間解除できる装置のことで、車両の油圧や空気圧、または電気系統が故障した場合でも、競技期間中は常に正常に作動しなければならないとされている。
マクラーレンは空力的な目的があって、CDSの作動に必要なボタンにテープを貼っていたことを認めた。この行為は、保護手袋を着用したマーシャルが迅速にCDSを作動させることを前提としたシステムの本来の目的を完全に損なうものであった。チーム側は、道具を使わずにテープを破ってボタンを押すことは不可能であったと認めており、FIAはF1の技術規則のC9.3に違反しているとしてマクラーレンに罰金を科したということだ。
■ランド・ノリス(マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム)フリー走行1=6番手(1分15秒291/27周)/フリー走行2=19番手(1分15秒274/8周)
「トリッキーな日だった。明らかにペースが遅くて、ラップ全体でタイムを縮める必要がある。モナコでは常にコースでの走行時間が重要なので、今日はそれを失ってしまい悔しい。マシンが突然停止したので、何が起こったのか調べなければならない」
「マシンからもっとパフォーマンスを引き出すために、今晩は懸命に作業に取り組むよ。でもライバルとの差を考えると、今週末は上位を争うのは現実的に難しいだろう。驚くことではないけれど、僕たちが望んだ状況ではない。何が足りないのかを理解し、明日に向けてできる限り挽回できるよう取り組むつもりだ」
[オートスポーツweb 2026年06月06日]
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