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ダカールラリー2019がいよいよ開幕。トヨタ、チャンスを掴み初勝利なるか

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ダカールラリー2019がいよいよ開幕。トヨタ、チャンスを掴み初勝利なるか

 ハイラックスでダカールラリーのスーパープロダクション部門に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing サウスアフリカ(TGRSA)のチームマネージャーであるグリン・ホールは、2019年はチーム初勝利を挙げるためのチャンスを、最大限に有効活用しなければならないと話した。

 2018年のダカールラリーは、終始安定した走りを見せたカルロス・サインツ(プジョー)が44分以上のリードで総合優勝。TGRSAは終盤に4日連続でSS優勝を飾るなど速さを発揮し、ナセール・アルアティヤが総合2位、ジニエル・ド・ヴィリエールが総合3位となった。

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 しかしプジョーは2018年限りでクロスカントリーラリーから撤退。ホールは、1月7日(水)の日本時間深夜からステージ1が開始される2019年のダカールラリーで、最大のチャンスをモノにする必要があると考えている。

「2018年の目標は勝利することだったが、今年はそれを達成しなければならない」と、ホールはmotorsport.comに語った。

「我々には素晴らしいクルマと、素晴らしいドライバーがいる。チームは昨年と同じだ。それは前向きな継続である」

「2018年、我々には2度勝つチャンスがあった。しかし2位と3位に終わった。今年はそれ(総合優勝)を達成しなければならない」

 TGRSAのドライバーラインアップは2018年と変わらず、アルアティヤとド・ヴィリエール、ベルンハルト・テン・ブリンケの3人体制だ。

 プジョーのワークスチームがいなくなったとはいえ、スーパープロダクション部門のライバルは強力だ。2018年はトラブルが相次ぎ成績が奮わなかったX-raid勢だが、プジョーのワークスチーム4人のドライバーのうち、セバスチャン・ローブを除く3人(ステファン・ペテランセル、サインツ、シリル・デプレ)がX-raidに加入。近年のレギュレーションでは有利とされる、2輪駆動のX-raid miniバギーを駆る。

 2019年はヒュンダイと共にWRCを戦うことが決まっているローブは、強豪プライベーターのPHスポーツから、2017年型のプジョー3008DKRで参戦する。

 2009年にフォルクスワーゲンでダカールラリーを制した経験を持つド・ヴィリエールは、motorsport.comに対し「我々は非常に良い仕事ができることを願っている。僕たちはトヨタに、まだ彼らが達成していない総合優勝をもたらす必要がある」と意気込んだ。

「僕たちは、プジョーがいた昨年と同じようなプレッシャーを受けている。2019年は勝てる可能性がわずかに高くなっているかもしれないが、厳しいレースになるはずだ。ミスがもっとも少なかったチームが勝つ」

 2011年にフォルクスワーゲンで、2015年にミニでダカール総合優勝を果たしたアルアティヤは、2019年のダカールラリーが史上初めてペルー1カ国のみで開催されることをポジティブに捉えている。それは、全ルートの70%に及ぶ砂丘での走行を得意としているからだ。

「2018年は、僕たちが勝つチャンスが非常に大きかったが、メカニカルトラブルが起きてしまった。プジョーは4台のマシンが、お互いに助け合っていた」

「今回のダカールで、トヨタに歴史的な優勝をもたらしたいと思う。今回のコースの70%が砂丘で行われる、僕が最も大好きなダカールなんだ」

 ホールは、2018年のマシンにマイナーチェンジを施したハイラックスで、2019年のダカールラリーに臨むと明かした。

「基本的には同じだ」

「2018年は冷却を多くしすぎたため、冷却システムを変更した。サスペンションやショックアブソーバーに関して多くの作業を行い、ドライバーが快適に感じられるように高すぎたシートを修正している」

「2018年と比べるとエアリストリクターが1mm狭くなっており、出力が5%ダウンすることになるが、我々はわずかにエンジン特性を変更している」

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