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他を寄せ付けなかったピアストリ&ノリス、フェルスタッペンの戦略に注目「3ストップを試すとは驚いた」

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他を寄せ付けなかったピアストリ&ノリス、フェルスタッペンの戦略に注目「3ストップを試すとは驚いた」

 2025年F1スペインGP決勝で、マクラーレンのオスカー・ピアストリはポール・トゥ・ウインで今季5勝目を挙げ、ランド・ノリスは2番グリッドから2位に続いた。

 マクラーレンは2ストップで走り切る計画を立てていたが、レース終盤のセーフティカーにより3回目のタイヤ交換を実行。リスタートが後方のドライバーたちにチャンスをもたらしたが、マクラーレン2台はトップ2を守り切った。

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 ピアストリはピットストップ直後を除いたすべての周回をリード、ファステストラップも記録した。ノリスはスタートでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にかわされて3番手に落ちたものの、13周目に2番手の位置を取り戻した。その後、前を行くピアストリを追ったが届かず、終盤のセーフティカー後の残り数周でも最終的に2.471秒差をつけられた。ノリスは3番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)に7.984秒のギャップを築いてフィニッシュした。

 ドライバーズランキング首位のピアストリは、前戦モナコで2位ノリスとの差がわずか3ポイントに縮まってしまったが、スペインでの優勝により10ポイントに拡大した。

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)決勝=1位(66周/66周)1番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト→ソフト

「(66周を)おおむね完璧に管理できたと思う。とても良いスタートを決めて、ファーストスティントをうまくやったことで、その後のレース展開が少し楽になった」

「トラフィックを切り抜けるのは本当に大変だった。3秒、4秒後方からでもダーティエア(乱流)の大きな影響を受ける。突破するのが難しい瞬間もあったけれど、必要な時にプッシュしてペースを解き放つことができたと思う」

「終盤のセーフティカーの場面でも、うまく対処できたと思うし、自分には十分なペースがあることも分かっていた。良い週末だったよ」

「マックスが3ストップ戦略を試みたのは少し驚きだった。うまくいきそうだったよね」

「今週末の自分たちの仕事に誇りを感じている。FP1はベストな内容ではなかったが、その後しっかりと立て直すことができた。モナコからの立て直しとしては素晴らしい週末だった」

「本当に文句のつけようがないよ。素晴らしいシーズンを送っているし、今回の週末は、まさに自分がずっと求めていた内容だった。必要なときに必要なことを確実に遂行できた。それがすべてだ」

「今回もチームは素晴らしいマシンを与えてくれた。今はレースで勝つのが本当に楽しいし、自分自身が楽しんでいるだけでなく、チームも同じように楽しんでくれていたらいいと思っている。観客席の皆さんにも感謝したい。たくさんの応援を受けた」

■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)決勝=2位(66周/66周)2番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト→ソフト

「全力を尽くした。オスカーは今日、本当に良いレースをした。僕には彼と同じペースがなかったが、最善を尽くした」

「長いレースで、終盤に何が起きてもおかしくなかった。ふたりとも、セーフティカー後のリスタートでは結構スライドしていたしね。楽しくて良いレースだったし、何よりチームとして1-2フィニッシュを決められたことはさらに良かった」

「全体的にはかなりシンプルなレースだったと思う。マックスが3ストップ戦略をとったことで、少し面白くなったけどね。彼のペースは強力だった」

「何度かオスカーに追いつこうとしたが、4秒以内に近づくと、すぐにダーティエアの影響が大きくなってくる。するとタイヤの温度が上がり、ダウンフォースを失い、プッシュするとスライドするようになる。そうなるともう負のスパイラルに陥ってしまうんだ」

「ペース自体は良かったと思うが、ダーティエアの影響が大きすぎた」

「それでも良い週末だった。今週末は彼の方が優れていたから、僕は負けた。彼は昨日の(予選で)素晴らしいパフォーマンスを発揮し、それが今日のアドバンテージにつながった」

「自分のどこを改善する必要があるかは分かっているし、何をより良くすべきかも分かっている。そして、それを実行できるという自信がある。どれだけ勝ちたいと思っても、すべてのレースに勝てるわけではない。進歩には時間がかかるし、僕は今、進歩のために努力しているところだ」

[オートスポーツweb 2025年06月02日]

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