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ANA新就航地の空港の外れに「謎のジャンボ機」が…→実は“元唯一無二の存在”だった! その特異な経緯とは

掲載 更新 13
ANA新就航地の空港の外れに「謎のジャンボ機」が…→実は“元唯一無二の存在”だった! その特異な経緯とは

まさかの「元ホテル」

 ANA(全日空)の就航地に2025年1月、新たにスウェーデン・ストックホルムの「アーランダ空港」が加わりました。このアーランダ空港の外れ、空港ホテルが立ち並ぶエリアに、なんと1機のボーイング747、通称「ジャンボ機」が安置されています。この747、一体どんな存在なのでしょうか。

【画像】すごい…これが「在りし日のジャンボ機ホテル」驚愕の客室です

 実はこの747、かつて「ジャンボ・ステイ(Jumbo Stay)」というホテルとして営業していた機体です。機内には33の客室があり、シングルルームやトリプルベッドルーム、4人部屋のドミトリールームなどを備えていました。多くの客室ではトイレとシャワーが共用でしたが、コクピット部分は特別仕様のスイートルームとなっており、専用バスルームやシャワーも完備されていたそうです。さらに、脚の格納区画やジェットエンジン内部まで客室として活用されていたのが特徴でした。

 このホテルに使われていた機体は、1976年製のボーイング747-200。シンガポール航空やパンアメリカン航空などを経て、スウェーデンの航空会社「トランスジェット」で運用されていました。しかし、同社の倒産によって現役を退いた後、2008年から約1年をかけてホテルへの改装が進められ、2009年に「ジャンボ・ステイ」としてオープンしました。

 航空ファン向けの施設かと思いきや、実は宿泊料金も比較的リーズナブル。物価の高いスウェーデンにおいても、ドミトリールームであれば1泊450スウェーデン・クローナ(約7200円)で泊まることができ、コストパフォーマンスの高さも人気の理由でした。

 しかし、「ジャンボ・ステイ」は2025年3月21日をもって営業を終了し、ホテルとしての役割を終えました。運営会社もすでに破産しており、長年親しまれた“ジャンボ機ホテル”はその歴史に幕を下ろしました。現地メディアによると、営業終了の背景にはアーランダ空港周辺のホテル増加や、施設周辺に掲出していた広告収入の減少があったといいます。

 開業当初はユニークな存在として注目を集めた「ジャンボ・ステイ」でしたが、競争の激化と収益構造の変化には抗えなかったようです。

文:乗りものニュース 乗りものニュース編集部

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