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みんなスライドドアばっかり見てない? 新型ムーヴの注目すべきはポイントはインテリアにアリ!

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みんなスライドドアばっかり見てない? 新型ムーヴの注目すべきはポイントはインテリアにアリ!

 この記事をまとめると

■ダイハツ・ムーヴがモデルチェンジを実施して利便性を大幅向上させた

340万台以上売れた国民的モデルが30年目の大革新! シリーズ初のスライドドアを引っ提げて7代目となる新型ダイハツ・ムーヴ登場

■インテリアには数多くのポケッテリアを用意する

■開発担当者にインテリアのこだわりポイントを聞いた

 11年ぶりのフルモデルチェンジでインテリアも進化

 2014年の登場以来、多くの人に親しまれてきた6代目ムーヴが、ついにフルモデルチェンジを実施し、7代目へと進化を果たした。

 今回登場した新型ムーヴは、じつに11年ぶりという、昨今のクルマとしてはかなり長いサイクルでのモデルチェンジとなった。したがって、先代のデビュー当時と現在では、社会情勢やカスタマーの嗜好性などに大きな変化があったとしてもおかしくない。実際、新型ムーヴは、リヤドアをスイングドアからスライドドアへと変更している。メーカー自身もこの変化を、「市場のニーズの変化に合わせて」と説明している。

 図らずもこの変更により、新型ムーヴの最大のトピックスは、「スライドドア採用による利便性の向上」となった。しかし、利便性が向上したのは、なにもスライドドアを採用したからだけではない。そこでここでは、ともすればスライドドアの陰に隠れてしまいそうな、インテリアのユーティリティにスポットを当ててみたい。

 早速、新型ムーヴでインテリアを担当したというダイハツ九州・開発部車両開発室主担当員の井上伸也さんに話を聞いてみた。

「従来のムーヴの意匠はキープしつつ、乗員の位置を変えながら、見切りのいい、見晴らしのいい室内空間というコンセプトで開発させていただきました。そのうえで収納を多く用意し、利便性を向上させています」

 確かに、新型車両の側には「ポケッテリア」という解説用のパネルが置いてあった。パネルによると、新型ムーヴには、ドリンクホルダーやユーティリティフックを含めると、12もの収納スペースがあるようだ。

「インテリアを構成するうえで、ポケッテリア(収納)を多くつけるというところにはこだわらせていただきました。これまでのムーヴもかなり多くの収納がありましたが、従来モデルよりもさらに多くを用意しています」

 インテリア全体のコンセプトを崩さずにこれだけの収納スペースを用意するには、かなりの苦労もあったことだろう。

 スライドドア以外も見どころはたくさん

「苦労したところでは、まずはセンターのこのトレーですね。やはりここはできるだけ大きなスペースをとりたい。でも、センターにはエアコンの吹き出し口がありますし、その上にはディスプレイオーディオもあります。このレイアウトでセンタートレーを大きくしてしまうと、全体が上方向に上がっていくことになり、コンセプトのひとつである見晴らしのよさを損ねてしまいます。そこの両立という点でバランスには苦労しました。 断面の角度や形状などを探りながら、できる限り低くできるよう努力したことで、ムーヴキャンバスよりも低く抑えることができました」

 確かに運転席から見える光景は、前面にグラスエリアが広がっている感じ。センターディスプレイもドライバーからの見た目上はダッシュボードよりも低く配置されているように見える。これなら運転の邪魔になることもないだろう。

「あとはシフト下のところになるのですが、ここにフックが付いております。従来であればこのフックは助手席の足元側にあったのですが、荷物をかけたときにグローブボックスの開け閉めで引っかかったり、助手席の足元スペースが狭くなったりといった声をいただいておりました。そこで新型では、補強部品を使わずにパーツの組み合わせで剛性を出しながら、インパネの正面側に移動させています」

 インパネセンター下のショッピングフックは、ちょうど前席乗員の真んなかに位置することになり、ドライバーも助手席の人も、どちらからも届きやすくて使い勝手がよさそう。いままでこの位置になかったことが不思議なくらいだ。

 シートの乗り心地やシートアレンジなども気になるところだが、シートに関しては先行発売したムーヴキャンバスと基本骨格を共有しているという。したがって、乗り心地やシートアレンジも同様とのこと。ただし、新型ムーヴのイメージに合わせて表皮は変更しているそうだ。

 そのほかにも、ドアトリムを発泡成形して軽量化に寄与したり、ラゲッジのアンダーフロアボックスを、従来の発泡ボックスから、一部をボディとフロアを利用した仕様(2WDのみ)とすることで容量を大きくしたりと、まだまだいろいろな秘密が隠されていそうだ。

 ユーティリティ面では、スライドドアの採用にばかりスポットが当たる新型ムーヴであるが、もし実車を見る機会があれば、スライドドアだけでなく車内のこういった細かな部分にもぜひ注目いただきたい。これらを含めて新型ムーヴは「利便性を大幅向上」させているのだから。

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みんなのコメント

15件
  • てるてるアフロ
    ライバル車でもこれくらいあたりまえに付いてるよ・・
    スライドドアでないアピールポイントが他に欲しかった。
  • mt_********
    なんかズレてる記事だな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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