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注目モデル目白押し!日本最大級の模型展示会『静岡ホビーショー』【長尾循の古今東西モデルカーよもやま話:第7回】

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注目モデル目白押し!日本最大級の模型展示会『静岡ホビーショー』【長尾循の古今東西モデルカーよもやま話:第7回】

日本が世界に誇る模型ブランドが一堂に会する

静岡模型教材協同組合加盟9社により1959年に開催された、『第1回生産者見本市』をその起源とする『静岡ホビーショー』。

【画像】日本最大級の模型展示会!第63回静岡ホビーショーの会場から 全71枚

これはプラモデルやミニカー、RCモデル、鉄道模型など、日本が世界に誇る模型ブランドが一堂に会する日本最大級の模型展示会で、毎年5月に開催されています。

モデル好き、クルマ好きにとっても注目の『第63回静岡ホビーショー』が、今年も5月14日から18日にかけツインメッセ静岡で盛大に開催されました。14、15日は業者招待日&プレスデイ、16日は静岡県内から約3700名の児童、生徒が見学に来る小・中・高校生招待日。そして17、18日が一般公開日という日程。

コロナ禍が明けて以降のホビーショーは、国内はもとより海外からのバイヤーや模型ファンも多く訪れ、会場内ではさまざまな言語が飛び交います。近年のホビーショーは会場キャパシティの問題もあり、入場するのに事前登録が必要となっていますが、今回も多くの事前登録申し込みがあり、一般公開日は早々に定員オーバーとなり受付を終了するという盛況ぶりでした。

タミヤ・ブースで事前予告なしのサプライズ発表

模型全般の見本市ですので、会場内には艦船や飛行機、鉄道模型にモデルガン、戦車から美少女フィギュアまであらゆるジャンルの模型が展示されますが、ここではクルマのモデルに絞ってご紹介します。

まずは静岡を代表する模型メーカーにして世界的に有名な『タミヤ』。そのブースで事前予告なしのサプライズ発表で大きな注目を集めていたのはホンダの新型プレリュードです。発売間近の実車と共に展示されたのは、1/24スケールのプラモデルでした。

テールゲートは開閉可能となっており、そのラゲッジルームに収まるカバンやゴルフバッグといったオマケのアクセサリーパーツが付属する遊び心が楽しいです。この新型プレリュードのリリースに合わせ、タミヤからは2代目プレリュードの1/24キットのリニューアル再販もアナウンスされました。

この新型プレリュードはトミカやホビージャパンからもミニカーの試作モデルが発表されるなど、他のメーカーからも次々にモデル化がアナウンスされています。

オジサン世代を狙い撃ち

『アオシマ』や『ハセガワ』も静岡を拠点とするプラモデルメーカーとしてよく知られた存在です。近年のアオシマは『楽プラ』という愛称で、『接着剤不要、塗装不要』を謳った1/32スケールの簡便かつリアルなカーモデルを精力的に展開しており、これまでプラモデル工作を敬遠していたビギナーなど、新たなユーザーの獲得に成功してきました。

これまでのラインナップは新旧のフェアレディZやGT-R、トヨタ2000GTや86といった国産スポーツカーが中心でしたが、今回のショーではシリーズ初の欧州産ヒストリックカーとなる1955年式フォルクスワーゲン1200(オーバルウィンドウ)を発表し、オジサン世代を狙い撃ちです。

一方のハセガワのブースでは、R30スカイラインのターボRSの試作モデルが展示されました。ハセガワは1/24で精力的に内外のヒストリックカーをリリースしていますが、今まであまりキットに恵まれてこなかったヤングタイマー世代の車種を数多くラインナップすることで、若いファンからも大きな支持を集めています。

コレクションに適した1/64と、大きな存在感が魅力の1/18

ミニカーは多くのメーカー、インポーターのブースで膨大な数の新作が発表、展示されました。一昔前まではミニカーのメインスケールといえば世界的に1/43でしたが、昨今では数を集めるコレクションに適した小さな1/64と、大きな存在感が魅力の1/18という両極のスケールの人気が高まっています。

それらの代表としてご紹介するのは『テクノモデル』の1/64フェラーリF40LMと、『スパーク』の1/18 オートエグゼLMP99です。

テクノモデルはイタリアの小さなモデルカーメーカーで、これまでは主に1/43や1/18スケールのレジンモデルを少量生産してきましたが、そんな同社の新たな試みがこちらのフェラーリF40LMのダイキャストモデル。リアカウルが脱着可能で、内部のエンジンなども精密に再現されています。

一方のスパークのam/pmオートエグゼLMP99は、同社の十八番であるレジン製プロポーションモデル。1999年のル・マンに寺田陽次郎/フランク・フレオン/ロビン・ドノヴァン組のドライブで参戦したマシンです。

レースの結果は74周目でリタイヤというものでしたが、そんなマイナーなマシンをきっちり再現してリリースするこだわりは、マニアックなラインナップで知られるスパークの面目躍如。さらにこの#24は、今から25年前に創立されたスパークが同社初の1/43オリジナルミニカーとしてリリースした車種そのものなのです。

そんなメモリアルなマシンを、同社の創立25周年を機により大きなスケールで改めてリリースするという粋な企画。そのパッケージにも注目です。

この他にも注目すべきモデルが目白押しの第63回静岡ホビーショー。本文ではご紹介しきれなかったアイテムも含めて写真でご覧ください。

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