絶大な価値を持つV12モデルが36万8000ドルで落札
2006年に登場したフェラーリ「599GTBフィオラノ」は、V12フロントエンジンを搭載した2シーターとして話題を集めました。ピニンファリーナのデザインに最新技術を盛り込み、最後にMTを選べたV12モデルとしても特別な存在です。2025年8月13日~16日に開催されたRMサザビーズのオークションには2008年式個体は、希少なブルー・マリナーの外装と豊富なオプションを備え、走行距離は1万1200kmにも届いていません。車両のあらましとオークション結果についてお伝えします。
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最後のMTが選択可能だったV12モデル
「575Mマラネロ」の後継車として、フェラーリが599GTBフィオラノを発表したのは2006年のことだ。ちなみに575Mマラネロは、1996年に登場した「550マラネロ」のビッグマイナーチェンジ版であったため、599GTBフィオラノはフェラーリにとって約10年ぶりとなる、全面的な新設計によるV型12気筒2シーターのシリーズモデルでもあった。
599GTBフィオラノがデビューした時、まず大きな話題となったのは、魅力的な姿へと変貌を遂げたそのボディワークであった。ピニンファリーナのジェイソン・カストリオータ率いるチームと、のちにマクラーレンへと移籍したフェラーリのフランク・ステフェンソンとのコラボレーションで生み出されたそのボディは、シャープなライン構成で斬新なイメージを強調している。一方で、Cピラーにフライング・バットレスと呼ばれるエアロデバイスを採用するなど、きわめて高い機能性を誇るものだ。
550マラネロでV型12気筒エンジンの搭載位置をミッドシップから再びフロントへと変更したフェラーリは、599GTBフィオラノにおいてもその基本設計を継承している。ただしV型12気筒エンジンは575Mマラネロとは異なり、「エンツォ フェラーリ」に搭載された5999ccのV型12気筒をベースに新開発されたものだ。
最高出力は620psであり、エンツォ フェラーリ比では40ps低い数字だが、575Mマラネロに対して105psものアドバンテージを持つ。ミッションは6速MTと6速セミATが用意されたが、フェラーリのV12モデルでMTの選択が可能とされたのは、この599GTBフィオラノが最後となった。
599GTBフィオラノには、ほかにもさまざまな新技術が導入されている。軽量なアルミニウム製のシャシーの採用や、サスペンションに磁性流体セミアクティブダンパーを装備したこと、あるいはカーボンセラミックブレーキをオプション設定などがその代表的な例である。
3世代前のV12 2シーターモデルが新車価格からわずか1万ドル落ち
はたしてこの599GTBフィオラノには、現在どのくらいの価値があるのだろうか。フェラーリのV型12気筒2シーターのシリーズモデルは、2012年に「F12ベルリネッタ」が登場。2017年には「812スーパーファスト」に、そして2024年には「12チリンドリ」へとモデルチェンジされている。数えて3世代前のモデルとなる599GTBフィオラノは、比較的入手しやすいモデルになったと考えることもできる。
ここではその参考のひとつになるだろう。先日RMサザビーズが開催したモントレー・オークションに出品した2008年式599GTBフィオラノのディテールと落札価格を報告する。
オークションに参加した入札者がまず注目したのは、当時並行して生産されていたV8ミッドシップのF430を含めても、フェラーリにとってはわずかに2台目の例だったというブルー・マリナーのボディカラーとベージュのレザーインテリアのカラーコンビネーションだった。
さらにオプションとしてカーボンファイバー製のドライビングゾーンとキャビンゾーン、レザーバックレスト付きのデイトナスタイルシート、イエロー・ブレーキキャリパー、パーキングセンサー、6CDチェンジャー付きBOSEハイファイシステムなどがチョイスされた。その結果、デリバリー時のプライスはスタンダードな仕様の31万2395ドルから37万8164ドルにまで高まったことが記録されている。
現在までの走行距離は1万1200kmに満たない。内外観のコンディションはきわめて良好で、オークション出品前には定期的なメンテナンスも施されているとカタログには明記されていた。
RMサザビーズが599GTBフィオラノに設定したエスティメート(予想落札価格)は25万ドルから30万ドル(邦貨換算約3680万円から4415万円)であった。これは車両のコンディションやカラーコーディネイトの希少性などが高く評価された結果であり、さらには今後クラシック・フェラーリとして599GTBフィオラノがさらなる価値を生み出すだろうという期待感も含まれていたに違いない。
そして最終的にこの599GTBフィオラノは、エスティメートを超える36万8000ドル(邦貨換算約5416万円)という価格で落札されるに至った。あらためて計算してみれば、新車時からの値落ちはわずかに1万ドル弱である。フェラーリというブランドが持つバリューはやはり絶大なものだ。
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