トヨタが考えるクルマ・イベント
text&photo:Kentaro Nakagomi(中込健太郎)
【画像】トヨタ・ガズー・レーシング・フェス2019【写真レポート】 全78枚
トヨタがこの1年間のモータースポーツ活動を振り返り、ファンと一緒に過ごすお疲れ様の会、TOYOTA GAZOO RACING FESTIVAL(TGRF)には、勿論そういう意味合いが強い。
しかし主催者こそトヨタ自動車ではあるものの、「トヨタ」の枠にとどまらない、レースでもなかなか実現できない「クルマと一緒にいるとワクワクできることを来場者1人1人が体感できるイベント」に、はっきりと踏み込んでいるかのようである。
前週のニスモ・フェスティバル、もてぎで開催されたホンダ・レーシング・サンクスデーなど、スーパーGTに参戦しているメーカーのファン感謝イベントは、最近ではすっかり日本のクルマ好きの中のカレンダーに定着した印象は強い。
時期的にもシーズン閉幕後の開催となり、日本はもとより、世界における最大級の自動車メーカーが、他と同じでいいはずはない。それは周りからの要請というよりは、トヨタ自身ができるある種の「滅私」を感じさせ、退路を断ってクルマの楽しさ、クルマに触れられるイベントになっている。そういうことができるのではないだろうか。
レクサスLC ラストラン
2019年まではスーパーGTをレクサスLCで戦ってきたトヨタ勢、来シーズン以降はスープラにアップデートされる。
レクサスLCのラストランとGRスープラGT500のお披露目には、ドリフト、WRC、NASCAR、スーパー・フォーミュラなど様々なモータースポーツを戦うトヨタのマシンが勢ぞろい。次から次へとサーキットを走る。
またオーナーズ・クラブのパレードランやヘリテージ・メモリアルランなど、時代を越えて、みんなが楽しめるコンテンツが日没の直前まで繰り返され、クルマまみれになれる1日だった。
今でこそル・マン・ウィナーとして国内外で認知されたトヨタ。しかし日本車で初めてル・マンを制したマツダ787Bと、トヨタのル・マン・チャレンジの原点であるトヨタTS010のランデブー走行なども披露。今では資本関係のあるマツダやスバルの話題、トピックもしっかり取りこぼさないプログラム構成で、「メーカーの垣根を越えて」「オールジャパンで」というメッセージは来場者にも伝わったのではないだろうか。
スープラ・スコーンとは?
また、今年は開場内でスナック菓子が配布された。
湖池屋が発売したスナック菓子「スーパー・スコーン」のプロモーションで誤って「スープラ・スコーン」とSNS上に展開してしまったことから話題が沸騰し、コラボレーション・キャンペーンまでに発展。
今回のTGRFのために2万個を発注し、会場内の抽選会場などの特典の1つとして配布されたのだ。
こうした、みんなの暮らしの中で、クルマが絡んだこと、トヨタが絡んだことをしっかり拾ってコンテンツ化する点も、回を追うごとに細かく仕込まれている印象だ。
「クルマを盛り上げる」にとどまらず、自動車メーカーが「真摯に本業から目をそらさずに集客するイベント」として進化していくこと。それは、オリンピック・イヤーである2020年、そんな来期のトヨタ勢のモータースポーツの結果にも増して今から楽しみでならない。
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歴史のあるTRDの方が断然カッコいい