メルセデスのルイス・ハミルトンはF1で独走状態にあるチームを抑えるために、マシン開発の開始時期に一定の制限を設けてはどうかと提案していたが、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はこれを鋭く批判している。
今シーズンはここまで、レッドブルが圧倒的な強さを発揮しており、独走体制を築いている。ハミルトンはこれまでの経験から、支配的な立ち位置に立ったチームが早々にその年のマシン開発を止め、翌年のマシン開発にシフトするアドバンテージを持っていることを認識している。
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そして彼は、各チームが研究開発のリソースを現行マシンから翌年のマシンへと切り替えることを指定された日付以降まで禁止すれば、他のチームが追い上げるチャンスを得ることになるだろうという主張を展開した。彼の発言は以下の通りだ。
「僕の個人的な経験では、100ポイントもリードしていればそれ以上マシンを開発する必要はないんだ。だから翌年のマシン開発を早くスタートできる」
「予算には上限があるから、その年の予算を翌年のマシンに使うことになるんだ」
「でも例えば、みんなが(翌年のマシン開発を)いつスタートできるかを知っていたら、それがどんなタイミングであれ……10月だと遅すぎるだろうけど8月1日とか、そんな感じかな……そうすれば誰も先手を打てないし、翌年のマシンのためにその短い期間で本当のレース(開発競争)をすることになる」
「そうすれば、その翌年はもっとみんなが近づくことになるかもしれない。僕が間違っているかもしれないけど、何かを変えなければいけない」
「僕たちがチャンピオンシップを勝っていた時は、みんなより早くスタートできていたんだ」
こうしたハミルトンの発言には、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)から「自分たちが勝っていた時のことを忘れるべきじゃない」と反発の声も出ていた。
そしてレッドブルのホーナー代表もハミルトンの意見には批判的で、実際の取り締まりが難しいだけではなく、ルールが変わらなければ各チームは接近してくることを歴史が示していると語った。
「(ハミルトンは)言うまでもなく個人的な経験に基づいて話している」とホーナー代表は言う。
「取り締まるのは信じられないほど難しいだろうね。一体どうやって来年のマシンのことを考えたり、作業したりするのを防ぐんだ?」
「我々には風洞での作業時間を減らすハンディキャップシステムも存在している。フランツ(トスト/アルファタウリ代表)は我々のほぼ倍の時間を使えるんだ。これは大きなハンデだよ」
「(現在ランキング3番手の)アストンマーチンは今年中盤で(ハンディキャップの基準が)リセットされれば、影響を感じ始めるだろう。我々としては、風洞に何を投入するかの判断を非常に慎重に選ばなくてはならなくなっているんだ」
「このシステムは影響を及ぼしてくるだろう。そして、数年前までは存在もしていなかったため、その影響はこれから見ていくことになる」
「そして最も重要なことはF1の歴史が証明している“安定性”だと思っている。レギュレーションをいじらなければ、必ず差が縮まっていくんだ」
「すでに差が縮まっているのが見て取れるだろう。2025年末までに全てのチームが非常に接近し、そして(レギュレーションの変わる)2026年に再びごちゃまぜになるだろう」
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